源氏物語イラスト訳【夕顔377】生ける | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏物語イラスト訳【夕顔377】生ける

「生けるかひなきや、誰が言はましことにか。

 空蝉の世は憂きものと知りにしを

 また言の葉にかかる命よ…」

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

生けかひなき言はましこと

訳)生きている甲斐がないとは、言えばよかった言葉であろう

 

 

 空蝉憂きもの知り

訳) あなたはかない仲つらいもの知ってしまっのに

 

 

 また言の葉かかる

訳) またもあなたのその言葉期待を掛けるわが命だよ。…」

 

 

【古文】

生けかひなき言はましこと

 空蝉憂きもの知り

 また言の葉かかる…」

 

【訳】

生きている甲斐がないとは、言えばよかった言葉であろう

 あなたはかない仲つらいもの知ってしまっのに

 またもあなたのその言葉期待を掛けるわが命だよ。…」

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【生(い)け】

■【る】

■【かひなき】

※【かひなし】

■【や】

■【誰(た)】

■【が】

■【言は】

■【まし】

■【こと】

■【にか】

※【に】

※【か】

■【空蝉の世】

※【空蝉(うつせみ)】

※【の】

※【世(よ)】

■【は】

■【憂き】

※【憂(う)し】

■【と】

■【知り】

■【に】

■【し】

■【を】

■【また】

■【言の葉(ことのは)】

■【に】

■【かかる】

■【命】

■【よ】

 

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☆本日の『源氏物語』☆

 

光源氏からの、空蝉への返歌です。

 

「益田」の歌を受けて

「生ける命」というフレーズから

和歌のイメージを持たせてますね。

チュー

 

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