源氏イラスト訳【夕顔170】まだかやうなる | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏イラスト訳【夕顔170】まだかやうなる

「まだかやうなることを慣らはざりつるを、心尽くしなることにもありけるかな。

  いにしへもかくやは人の惑ひけむ
  我がまだ知らぬしののめの道…」

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

まだかやうなること慣らはざりつる

訳)まだこのようなこと経験しなかっ

 

 

心尽くしなることありけるかな

訳)あれこれと気をもむようことあったのだなあ

 

 

いにしへかくやは惑ひけむ

訳)このように 人戸惑ったのだろう

 

 

まだ知らしののめ…」

訳)まだ知らない明け方に…」

 

 

【古文】

まだかやうなること慣らはざりつる心尽くしなることありけるかな

  いにしへかくやは惑ひけむ
  まだ知らしののめ…」

 

【訳】

まだこのようなこと経験しなかっあれこれと気をもむようことあったのだなあ

  このように 人戸惑ったのだろう

  まだ知らない明け方に…」

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【まだ】

■【かやうなり】

■【を】

■【慣らは】

※【慣らふ】

■【ざり】

■【つる】

■【を】

■【心尽くし】

■【なる】

■【に】

■【も】

■【あり】

■【ける】

■【かな】

■【いにしへ】

■【も】

■【かく】

■【やは】

■【人】

■【の】

■【惑ひ】

※【惑ふ】

■【けむ】

■【我(わ)】

■【が】

■【まだ】

■【知ら】

■【ぬ】

■【しののめ】

■【の】

■【道(みち)】

 

 

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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

☆本日の『源氏物語』☆

 

今まで、こんなふうに女を連れ出すことがなかった光源氏…

 

和歌にのせて、その戸惑う気持ちを託します。

 

――あなたには、こんな経験ある?

 

光源氏は、夕顔の経験値を、さりげなく確かめてみるのでした。

チュー

 

 

 

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