第431話

こんばんは
菊水千鳳です


前回の日記の続きです。

ㅤ出雲参拝初日、夕方に稲佐の浜へ向かうまでに約2時間半ほどありましたので、先にご祈祷を申し込みました。 
ご祈祷の待ち時間で、境内の摂社、末社にご挨拶しました。 
ご祈祷後も何社かお伺いしました。

大国主(オオクニヌシ)さんの正妻 須勢理毘売命/須世理毘売命/須世理姫( スセリヒメ)さんが祀られている社【御向社(みむかいのやしろ)】の前に立ちました。

この【御向社】は瑞垣の中にあるので、お社からは少し離れた場所に立ちました。


スセリヒメさんが現れました。


スセリヒメさん

【 私の声が聴こえますでしょうか?ㅤ
皆様がお役目を遂げられましたことに誠に深くお礼申し上げます
私のは小さな社でありますが オオクニヌシノミコトに付き従いております
伊勢(天津神)とひとつになった今 喜びで打ち震えております
妻としてこれからも立派に務めて参ります】と。

天津神と国津神との融合・合体式を行ったのはこの日の夕方でしたが、スセリヒメさんは合体式の前に早々とお喜びを宣言されていました。

続いて、本殿の真後ろに位置している【素鷲社(そがのやしろ)】の前に立ちました。


スサノヲさんがいらしてました。


スサノヲさん

【 今日は時間が押しているだろう。また明日来なさい】 と言われました 。
この後 間もなく、稲佐の浜での天津神々と国津神々との融合統合の瞬間の時間が迫っていることを指して【時間が押しているだろう】 と言うのでした。
 
(稲佐の浜の砂を素鷲社に納める作法につきましては、過去日記第192話をご参照ください)

神皇産霊神(カミムスビノカミ)様がいらっしゃる、命主社(いのちぬしのやしろ)を参拝した後、稲佐の浜の日の入り時刻が近づいてきたので浜へと向かいました。

稲佐の浜が今回の《合体式》の最大のメインスポットであり、参拝しに来た目的地の一つです。

(えーっと縁結びがメインじゃありませんよ。 はい。 あ、でも天津神と国津神の良縁結びか ^^ )

稲佐の浜は、
かつて天津神が国津神に
国譲りを迫った場所です。


ここで国譲りについて少し参照しましょう、こんな内容です。
(古事記、日本書紀で諸説ありますが、大体こんな内容です。)
   ↓
昔々、出雲の国は大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)という神様が治めていました。
しかし高天原(天上の神々の国)を治めていた天照大神(アマテラスオオミカミ)はその様子をご覧になり、「葦原中国(あしはらのなかつくに)は我が子が統治すべき」とお思いになりました。
※葦原中国・・・色んな解釈がありますが、ここでは出雲地方を指す解釈

そこでアマテラスは「先に行って地上の神たちを服従させなさい」とおっしゃってアメノホヒ命を遣わし下しましたが、アメノホヒはオオクニヌシを尊敬し家来になってしまい、そのまま帰ってくることはありませんでした。 

アマテラスは新たにアメノワカヒコ命を遣わしましたが、この神はオオクニヌシの娘に心を奪われ、御殿を建てて住みついてしまいました。
アマテラスは様子を見てくるようにと鳴女(なきめ)と呼ばれるキジを送りましたが、キジはアメノワカヒコに射殺されてしまいました。 

使者が誰も帰ってこないので、アマテラスは力自慢のタケミカヅチ命と足の速いアメノトリフネ命(日本書紀ではフツヌシ)の二柱の神を差し向け、武力で解決しようと考えました。 

二柱の神は出雲の国の伊耶佐(いざさ)の小浜(現在の稲佐の浜)に降り立つと、剣を抜き逆さまにして柄を下にして突き立て、その剣の切っ先の上にあぐらを組んで座りました。

タケミカヅチがオオクニヌシに「私たちはアマテラス様の命令で来た。 葦原中国は我が子が統治すべきだとアマテラス様はおっしゃっているが、お前はどう思うか?」と強い口調で言いました。 
オオクニヌシは「私の一存ではお答えできません。息子のコトシロヌシがお答えいたしましょう。ですがあいにく美保の岬に鳥や魚を取りに遊びに行っております。」と答えました。 
タケミカヅチはアメノトリフネを迎えに行かせ、国譲りについて尋ねたところ、コトシロヌシは「おっしゃるように、アマテラスのお子様に差し上げましょう」と答えました。 

するとそこへオオクニヌシのもう一人の息子で力持ちのタケミナカタが大きな岩を抱えて戻ってきました。 タケミナカタは「この国が欲しいのなら力比べだ」と言って大岩を投げ捨て、タケミカヅチの腕をぐいとつかみました。
するとタケミカヅチの腕が氷の柱や鋭い剣に変わりました。
タケミナカタが驚きひるんでいると、今度はタケミカヅチがタケミナカタの腕をつかみ、葦の若茎のように軽くひねって投げ飛ばしてしまいました。 タケミナカタは恐ろしくなり、逃げ出しました。 
タケミカヅチは逃げるタケミナカタを追いかけ、とうとう信濃の国(現在の長野県)の諏訪湖辺りまで追いつめて組み伏せてしまいました。 
タケミナカタは「私は諏訪の地から外には出ません。葦原中国は全部お譲りしますから助けてください」と命乞いをしました。 

タケミカヅチが出雲に帰り、オオクニヌシにそのことを伝えると、オオクニヌシは「仰せのとおりこの国をお譲りします。 そのかわり、高天原の大御神様の御殿のような神殿を建てていただきたい。」と答えました。 タケミカヅチは願いを聞き、オオクニヌシのために大きな神殿を建てました。(引用)

   ◇*◇*◇*◇

まあ時間にゆとりが出来たら、登場してくる神々にこの上↑の内容がどこまで正しいのかじっくりと細かく聞いてみたいです。
ストーリーの大まかな流れはこんな感じで正しいと思います。


当初の降水確率の90%だったので、雨が降らないようにパワーを送り続けて、出雲の地に足を踏み入れました。 
結果的には、この日の日中はさすがに曇りでしたが、稲佐の浜へ向かう頃には青空さえ見え始めました。
夕方までに天気は急速に回復しました。


稲佐の浜に到着するなり圧巻でした!

これが天津神々と国津神々が溶け合う瞬間の景色です。暫し見とれて、何枚も写真を撮りました。

見てください、この雲の流れ、形。この隙間に天津神々や龍神達の荘厳な気が舞い降りています。
⭐写真✖️100枚(笑)


砂浜の大きな石に座って眺めていたら、目の前にタケミカヅチさんが現れました。大きな剣を手に持っていました。

古事記に登場したタケミカヅチさんは国譲りを迫る際に、剣の刃を上にして、その刃の先端にあぐらをかいて座りました。

しかし目の前にいらっしゃるタケミカヅチさんは、両手で剣を砂浜の砂に刺し、重ねた両手を剣の柄の先端に乗せていました。
剣の刃の先端を砂に刺す行為は、剣をもはや振りかざさず、争い、対立を止め、【和解、統合】に同意するという意味でした。
剣は国譲りを迫った時とは全く逆位置でした。

タケミカヅチさんがこの動作を行った瞬間、数えきれない神々達が、上空から、砂浜から、そして海から合わさり 陸、海、空の三方向全てにエネルギーが集まって融合していきました。
遂に、長きに渡る天津神々と国津神々の確執に終わりを告げ、統合の道を歩みだした瞬間でした。
アマテラスさんとスサノヲさん、
オオクニヌシさんの確執もこれで終わりとなりました。

神々たちの大歓声が響き渡り、神々しいエネルギーが融和し、溶けていきました。
そして、方々へと帰っていきました(神在月なので、一部の神々は出雲の会議に参加するため、そのまま出雲にとどまりました。
多くの神々は毎年10月にも出雲に集まって会議を開きます)

当時の国譲りの際、タケミカヅチさんに破れ、長野に落ち延びて命乞いをしたタケミナカタさんの、長年の劣等感もこれで途絶え、タケミカヅチさんと同じ目線でいられる地位を得たことになりました。
タケミナカタさんの奥さんは、ずっと夫の劣等感を見て心苦しいものを感じていたようです。


出雲参拝を終え、東京の立川市にある諏訪神社を訪れた際、タケミナカタさんとその奥さんが現れてくださいました。
メッセージの内容を要約すると、
タケミナカタさんは、長きに渡り タケミカヅチさん達に劣等感を抱き続けていたことを、奥さんが明かしてくださいました。夫の劣等感を、心の傷を癒し励ましてきたと語っていました。


ここで、
タケミナカタさん

【 これで (彼等と)対等の立場に立つに至ったなㅤお主らに深く礼を言おう
お主らをここで見守らせてもらっていた

ここから土台が等しくなったにすぎぬ
やるべきことなど山ほどあろうがな

ここで等しくなれたこの事に大いに感謝しつつも 踏まえていかねばならぬことよ
ひとまずはお喜び申し上げさせてくれ】

これで、タケミカヅチさんとタケミナカタさんは肩を並べて歩くことができるようになりました。


日本国の神々が一つにまとまる…

今、荒ぶる国津神々の力が 天津神々に加わることにより、これからの危機的時代を切り抜くための土台がここへ来て完成したのです!

こうして、日本神話に新たな1ページが刻まれたのでした。

  ◇*◇*◇*◇

以下も同じく、過去日記からの抜粋を追加します。


~追加1~

昨日の朝、この日記の下書きを書いていたらウトウトしてしまい、夢を見ました。夢の中で天女系の声が聞こえてきました、【これ投稿してーこれ投稿してー】と。

この稲佐の浜日記がいかに重要かと感じました。


~追加2~

投稿する稲佐の浜の日の入り写真をどれにするか悩んでいたら、タケミカヅチさんが現れました、
【良く撮れているな。ワシに選ばせてくれてもいいぞ】と言うので、タケミカヅチさんと一緒に選びました。
タケミカヅチさんの服の色は、
上は青、黒、白の粒々が混じった柄で、これは半袖?みたいに腕の部分がない感じです。
その下に白の長袖を着ています。
腕のない感じなので白の長袖が見え見えです。
髪は真ん中から分けて、顔の横でチョウチョの髪型をしているように見えます。 
清々しい雰囲気で、滝のような清涼感があります。大自然を目の前でみているようなハッとするような息を呑むような感じがしました。
(本来は勇ましい雷の神様ですが、今回は穏やかでした)

~追加3~

参拝2日目の朝を迎えました。 
ホテルの部屋で朝早くテレビの天気予報を見ました。午前中☁曇り、午後も☁曇り、夕方過ぎも☁曇りで降水確率は終日20%と出ていました。
丸1日曇りだと。


『いや、曇りであるはずがない!晴れるように念じたし、お願いもしたのだから必ず晴れるさ』と俺はスピ友さん達に言いました。

前日に、稲佐の浜での天津神と国津神との合体式が完璧に成功したのに、まだ俺は天気にこだわっていました(笑)(笑)

ホテルの窓を開けたら天気予報がピッタリ的中してまして、やはり一面雲に覆われていました。さすが天気予報。

チェックアウトし出雲大社へと向かいました。ここからが怒濤のような奇跡の連続でした!
太陽など雲隠れしたかのような曇り空の中を出発したのですが、出雲大社に近づくにつれてみるみるうちに晴れ渡り、雲一つ無いほどの晴天になってしまったのです!!
所要時間にして僅か20分間で一気に大空の雲がかき消されていました。

最初に、前日と同じく
《ムスビの神像》の前に立ちました。
この神像のオオクニヌシさんは良く喋ってくれます。
 

神像のオオクニヌシさん、

【 天気にしてㅤ晴れ渡るように
見事に約束を守ってやったぞ 
このくらいじゃないと(お前さんにとっては)晴れとは言わないのだろう?
雲一つとないであろう?
これが神の奇跡だ  
私も(天気を)穏やかにさせてあげた

(ソナタらよ)もっと近くに寄れ
曇りのち雨であろうはずだった天候を変更できるとは お前さん(=俺)も立派な同志だ
明日も無事に天気が続くだろう
予報に反してな ワハハハ】と。

続けて、
オオクニヌシさん

【(天津神々と国津神々の統合により)過去にない時代となった
天の岩戸が開いた時のように衝撃的であろう
これで我ら国津神々の身分が
(天津神々と)等しくなった 
この事を先輩後輩たちに語り伝えよ】と。

  ◇*◇*◇*◇

これで、長年の負の想いにも似た 双方の神々の感情が消え去っていきました。


以上となります。


最後までご覧いただきありがとうございました。再編集とはいえ、長くなりました。

天津神と国津神の統合に至るまでには、レールをしかれたような出来事があってこそ…
当時は一つ一つ、目の前に訪れる出来事をこなす事が意味があるとは思わず、何事も経験、とくらいに思っていましたが、振り返ればパズルが組み合わさって成しえたこと、神々にとっても大事な出来事だったことを改めて感じました。

おそらく…
今回の日記再編集は、また…何かの暗示、気づきのメッセージなのか、新たな始まりを予感しています。

今回の日記の再編集をはじめるように神々がいらしてから、テレビで2度も〈出雲大社特集〉を観ることができました。(神在月だったかもだけど、俺は普段ほとんどテレビを観ません)

画面を通して
オオクニヌシさん

【小さい画面で物足りなかったろう】

俺が
『懐が深く優しい神様ですね』 と言うと

オオクニヌシさん

【 そこに広がる一面の景色が出雲の名所だぞ

はは 懐深いとはの
優しい善意にみち溢れているぞ
ソナタらの歩み 駆けてこられたな】


スサノオさん

【 どりゃ? 次はいつくるのだ?
もう一段落ついてからだな あつくおもてなしいたすぞ】


クシナダヒメさん

【 ええ また一通り想いご覧いただけたらと思います。
獣が歩いたような道には気を付けましょうね】
と。
思い返すと今でも胸が熱くなります。
さて、再び行けるその日まで、日記頑張るぞー!
(そのために旅費を稼ぐために仕事も頑張ります😂)

⭐⭐⭐⭐⭐

《稲佐の浜ギャラリー↓》
どれも気に入っているので選べませんでした^^;
皆さんはどの写真が好きですか?
一緒にいらした気分でお楽しみ頂けたらと思います。











 今回の連載日記 天津神と国津神の統合体験はこちらから。
      

大神神社体験は以下の過去日記に詳細が記されています。
      

より詳しい出雲の過去日記は 
こちらからご参照下さい。
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