第227話

こんにちは
菊水 千鳳です


    いよいよ今回の旅の最後の参拝地、万九千(まんくせん)神社へと向かいました。
万九千社(まくせのやしろ)とも呼ばれるそうです。

先程  参拝した八上姫(ヤガミヒメ)神社には、主祭神のヤガミヒメさんがいらっしゃらず、社内は空っぽな状態でした。
そこで何処かにいらっしゃるヤガミヒメさんを社に呼び込んでみようとして、持てる力をかなり消耗してしまいました。

なので旅の最後の参拝先、ここ万九千神社に着いたときは、へロへロもへじでした。

到着したのは夕方でした。
そのためでしょうか、参拝に訪れる方は誰一人いませんでした。
貸し切り状態でした。

神在月(旧暦10月)に、出雲大社に集まった八百万神が、出雲で最後にお立ち寄りになる場所だそうです。 

(出雲大社にいらっしゃる時は、稲佐の浜から上陸されます。
不思議体験日記 出雲参拝体験その3  第180話に「稲佐の浜」登場)


こちらの神社から旅立つというのを寸前で知ったので、下調べしていないまま、ゆっくりと足を踏み入れました。




俺達がたどり着くのを待っていた、とばかりに神々の眼差しを一斉にキャッチしました。
境内には誰もいませんが、視線を浴びせられているのが分かりました。


正面に【立虫(たちむし)神社】がありました。





立虫神社は、出雲市斐川町併川地区の氏神様で、当初は斐伊川の中洲に鎮座していましたが、寛文10年(1670年)頃、洪水の影響により、現在の万九千社境内に遷されたそうです。

ご祭神は、
五十猛命(イソタケルノミコト)
大屋津姫命(オオヤツヒメノミコト)
抓津姫(ツマツヒメノミコト)
と書かれてありました。

この時は知識不足で、この三柱がスサノヲさんの御子神達であるとは知りませんでした。

どんな神様か存じないまま、柏手を打つと、古風な出で立ちで定番の髪型の、懐の深そうな 男性の神様がデーンと現れました。
もしかしたら、三柱の代表で現れてくれたのかもしれません。

挨拶もそこそこ、この男性神(五十猛神さん)はこう仰いました、
【こちらは(挨拶は)良い。
(旅の)最後なのだから(各社に)ご挨拶して参れや】と。

時間もそこそこ押していることが分かっているかのように、他の境内社にもご挨拶するように促してくれたのです。
優しい心遣いを感じました。


次に隣にある万九千神社の前に立ちました。




ご祭神は
櫛御気奴命(クシミケヌノミコト)
大穴牟遅命(オオナムチノミコト)
少彦名命 (スコナヒコナノミコト)
八百万(ヤオヨロズ)の神
と書いてあります。

柏手を打ちました。
すぐに現れたのは、青い海の色のお召し物のスサノヲさんと、白いクリーム色のお召し物のオオクニヌシさんでした。

この2柱に集中していたため、 少彦名命(スコナヒコナ) さんはキャッチしませんでしたが、先ほど写真を見たら、写真からスコナヒコナさんの気配がありました!

スサノヲさんとオオクニヌシさんの圧倒的なダブルコンビに目が行きすぎたみたいでして、スクナヒコナさん、見つけられませんでした。ごめんなさい。
そちらにいらしていたようです。

櫛御気奴命(クシミケヌノミコト) とはどんな神様か知らずに霊視したら、2柱を確認しました。

スサノヲさんが言いました、
オオクニヌシさんはスサノヲさんの言葉に頷いてました。

【(もう既に)何回も会っているからここではもう話すことはないぞ それよりも (こちらにある)全てにご挨拶して帰られよ】と。

オオクニヌシさんや スサノヲさんとは旅の最中、諸所でお会いしましたからね。

結局、万九千神社と立虫神社の両方の神様から、同じことを言われてしまいました。

そこで、言われた通り境内社を順番にご挨拶をしていきました。

全社を霊視してメッセージを受け取ろうとすれば、帰りの飛行機に間に合わなくなります。

なので神々のお姿を霊視したりせず、聴こえてきたメッセージだけを受け取ることにしました。

沢山ある社をご挨拶していった中でも、瞬時に言霊が飛び込んできた社をご紹介します。


秋葉社
【更なる繁栄を待っておるぞ
どっしりと構えていけ】


旅伏社
【皆とお別れの時が来たな
余は満足したぞ 
またの機会をお待ちしておる】 


和田津見社
【疲れたろう 色々勉強になったろう 
特に新たな道を切り開いておいた 
これから気持ちがドンドン変わっていくであろう 

これまで余りにも低級な霊(=子供の霊)に犯され続けてきたようだな だがここでキッパリと別れを告げて うまいことにここが最初の出だしとなろう

最初であり、始まりなんだということを心に受け止めて 必要なことを一つ一つ学んでいきなさい
心に残った(あしき)ものはいずれ消え去る

(この旅で得たものは、心の中に)  宝石のように散りばめられている 

そうやって一つ一つ素晴らしい人格者になっていくであろう
自分を思いやりつつ見つめながら大きな視野で上りつめていくことが出来るであろう】


天照大神
【予想だにした結末だった
この先も新たな旅が待っているであろう 
感じたこと 見えたこと 聴こえたこと 皆包み隠さず書くがよい 
後々まで(文章として)残るように書け 
また(皆)連れで(参拝を)頼むぞ】 


馬繋荒神
【(言霊を)事細かに正しく書き記すように
沢山回ってさぞ疲れたであろう

ここ(万九千神社)は、出雲に来た神々が立ち去る、旅立つ場所である 
また(次回の参拝で出雲に)着いたときに(ここにも)来てくれたまえ
宜しく承ってくだされ

そろそろお別れの時間が来たようじゃ 
皆でお待ちしておる】


ひと通りご挨拶し、最後の社に差し掛かかる直前でした。



最後の社の前に立とうとしたら、触れていないのにブレスレットが一本、ゴムが切れてしまいました。

バラバラバラッと砂の地面に落ちました。

魔除けのブレスレットだったんですけど、旅の終わりの最後で事切れたようです。

最後まで旅を守ってくれていたようです。

ブレスレットに【ありがとう】と御礼を言いました。


万九千神社の裏側に大きい石がありました。

いにしえのオーラを放っていて畏怖の念を感じました。 

後で検索してみたら、万九千神社には本殿がなく、拝殿の後ろに玉垣で囲まれた高さ約3mの磐座(いわくら)がある、と書いてありました。



こうして、万九千神社を後にしました。夕陽が綺麗でした。




この日記を書いていた時(9月22日)、休憩しようと一段落してシャワーを浴びていたら、神々の気配に囲まれました。
万九千神社の神々でした。

日記を書いていたら  あちらと繋がってしまったのでしょう。色んな声がほぼ同時に聴こえてきました。

【次もまた来るように】
【少し日が明るいうちに来るとまた違って見えるだろう】 
【何もかもが驚きであっただろう?】
【あんな形で奉られているのは例がないだろう?】
【次はゆったりと来られるのも良いだろうな
たっぷり精気を養って帰るがいい】
等でした。


部屋に戻ったら、スサノヲさんやスクナヒコナさんが現れました。

このときに視えたこと、聴こえたことについては、次の日記に追加で書くこととします。



出雲参拝体験日記【最終回】に続く


尚、過去の不思議体験日記(第1話~第222話)は
 http://ameblo.jp/a-riman666/ に掲載しています。