第430話

こんにちは
菊水千鳳です


 ここまで、氷川神社(埼玉)、伊勢神宮(三重)、大神神社(奈良)での《天津神と国津神の和解、融合に先駆けて》をご紹介してきました。

今回はいよいよ最後の目的地、出雲での《天津神と国津神との融合、合体式》に至るまでの詳細の前編をお届けしていきます。


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時は2年前。
初参拝となる出雲にお伺いする日程を決めて、手配を整えた直後のこと。

部屋にいたら、スサノヲさんの奥さんである櫛名田比売/奇稲田姫(クシナダヒメ)さんが現れました。

美しい女性で、半円形の輪っかを頭に乗せて、前髪が落ちないようにしていました。
輪っかの中央には大きな茶色の石が一つ嵌め込まれていて、お姫様、女王様のような印象でした。
しかも輪っかの随所には小さなダイヤモンドが嵌め込まれているような輝きをしていました。
まさに装飾品!茶色の石は琥珀(アンバー)のようでした。
アンバーとは木の樹液が長年かけて石のように固まったモノです。

クシナダヒメさんが、これまで最高に美しく着飾った印象を持ちました。普段は着ないで、特別なイベントの盛大なセレモニーにドレスアップしそうな雰囲気でした。


『(この波長は)クシナダヒメさんですか?』


クシナダヒメさん 

【 左様でございます 
あなた達の情熱 熱意に心打たれました
 
長きに渡る禁断(=天津神と国津神との確執)が解かれようとしております 
出雲を閉ざしていた紐(ひも)が間もなく解かれようとしております

ワタクシ達もようやく国を統べ治める時が来ようとしています 
この大事な時にして あたかも生まれ変わろうとしております

これにて ワタクシ達の言葉とさせていただきます】

と言って帰られました。


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 ここで問題が発生しました。

出雲へ出発の4日前に天気予報を調べてみたら、天候は最悪であると知りました。(ガチョーン😱)
滞在3日間ともほぼ荒れる天気予報でした。(タイミングバッチグー(笑)じゃないかぃな(泣))
同行するSさん達もガッカリしてしまいました。
霧雨や小雨ならまだしも、俺だって終日の雨や どしゃ降りは嫌です。

と、ここでのショックに更に追い討ちをかけるかのように、出雲の龍神たちからテレパシーで以下の内容の思念が届きました。



出雲の龍神

【 先駆けて知らせておくぞ

稲佐の浜にて天津神と国津神との交わりに至らせるのに欠かせぬものがある

これ 叶わずしては無し得ぬ 
それは 雲だけでは
(天津神と国津神の融合は)至らず
雨にては これまた至らず 

晴れていて 雲が流れを組む時
 
穏やかなる夕陽を保つのだ

ここに至る時 (事は)成すであろう
紐を解き (新たな)紐を結び合わすことができるようになる】
と…。

つまり、《稲佐の浜》にて天津神と国津神との和解、融合が成立するためには、太陽と雲が上手い具合に半分ずつの割合で上空になければならないってことのようです。

太陽は天津神を象徴、雲は国津神(出雲)を象徴しているからです。
成功するための条件は、太陽、半分ずつ絶妙なバランスで存在することにありました。
明確な識別をすることはできませんが、国譲りをしたために、国津神の本来の地位を奪われ、闇に隠されたという意味において、また国津神の属性上、夜は国津神を象徴することができます。
つまり、時間帯は夕方。
昼と夜が交差する夕陽のタイミングでしか成功しないということになります。
しかも、流れるような雲が必要なようでした。流れるとは流(りゅう)=龍神の介在を意味します。

自然界の動きも足並み揃えて、今回の合体式に力を組み合わせ頂かなければなりませんでした。

まるで、試されているかのようでした。


『なるほど…  りょ、了解しました。
よし!受け身であってはダメだ!このままいけば失敗する!
こうなったら天気を晴れにしてやる!』
と思い立ち、3日とも晴れwith雲になるように、出雲に向けてパワーを送り、出雲の神々にもお願いしつつ、
【天気変更で晴れになるように】と氣を島根に向けて放出しました。

(昔から、密教行者や修験道者などが加持祈祷などにより、天候を操作することは行われてきました。ですので、こうした行為は珍しいことではありません。
神や人の境界線が曖昧だった古代においては、日常的な行為でした)

出発前の3日間、3回に分けて天気変更の氣を送りました。
頑張ってみた結果、出発前日には天気回復の予報が出ましので、氣を送るのを止めました。

当初の降水確率は90%でしたが、天気の詳細は次の日記でご紹介します。


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参拝初日の境内にて
   ↓
出雲大社の境内に、オオクニヌシさんが両手を広げてポーズをとっている神像があります。
【ムスビの神像】と呼ばれている像です。像の真向かいには丸い玉が高波の上に乗っかっているオブジェがあります。
(下の3枚は参拝2日目に撮影↓)




像に氣を合わせてみました。
像をじっと見ていたら、この像(オオクニヌシさん)が話しかけてきてこう言いました、

【 この綺麗に整った玉を見てくださいㅤ波の上であっても落とさずにいるㅤ大したものだ
(=この表現からオオクニヌシさんのユーモラスな性格が笑えます)
 
俺達はこれを聞いてそのユーモラスさに爆笑しました。


そして更に続けて 
オオクニヌシさん

【 私の心は人と我が国が一つになる事
民も共に繁栄すること
これ久しいことしかり

充分めでたく整った
後は支配権(=国譲りを終わらせて天津神々と共に日本を統べ治める)を得ることだ
また明日でも(話を)続けよう】と。

境内の社を参拝した後、稲佐の浜の日の入り時刻に合わせて浜へと向かいました。
まだ雲一面でしたが、行く時刻に合わせるかのように日差しが出てきました。


続く

今回の連載日記 天津神と国津神の統合体験はこちらから。
     


大神神社体験は以下の過去日記に詳細が記されています。
      

また、出雲の過去日記は こちらからご参照下さい。
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