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ハンバーガー歳時記の第54弾です(*´∇｀*)
今年の桜ももう満開を過ぎて散ってしまいましたね( *´艸｀)
気温がぐんぐん上がって汗ばみます(´Д｀)早くも初夏の兆しが
こうなるとそろそろ春の終わりを感じて寂しい気持ちになります。
俳句はまだ肌寒さも残る3月中旬の頃に詠んだものになります。
1か月違うと全く景色が変わりますね。
それではどうぞ(≧▽≦)
ハンバーガー歳時記 其の伍拾肆
3月中旬 詠み人 不士仁
季節感が外れてたり季語が不明瞭だったりとふらふら揺れて曖昧です。
言葉遊びを多用していて、無理やり感が否めないのは承知してます。
その場で自分の感じたことを素直に表現するのを最優先してます。
多少の瑕疵は見逃して、まあこんなもんかとご笑覧くださいませ。
・＜＞は読み、「」は直訳
・店名と所在地、メニュー名を併記
・直訳で拾えなかった部分を解説
176.若松の楚禊ぎて清らかに
toto BURGER 大阪市東成区
プレミアムトトバーガー 蟹とクリームコロッケ
＜わかまつのすはえみそぎてきよらかに＞
「松の若木の細い小枝が穢れを祓ったかのように清らかだ」
季語：若緑（春）の子季語 若松（春）
蟹の身どっさり、蟹味噌入りで文字通りの「蟹"と"クリームコロッケ」です。
"ズワイガニ"を贅沢に使ったリッチなフィッシュバーガーでした。
季語の選定の紆余曲折は
ブログ記事をご覧くださいね(*´∇｀*)
直訳の通り"松の若々しい新芽が無垢で清々しい"という感じを出しました。
"ズワイガニ"は漢字で「楚蟹」と書きます。
「楚（すわえ）」は細長い小枝のことで蟹の脚を譬えたのが由来です。
山陰で"ズワイガニ"を「松葉ガニ」と呼ぶのも脚が"松葉"のようだからです。
ですので意訳は"松の新芽のようにすらりと美しい蟹の脚の身だ"となります。
「若松の楚」＝「わかまつのすはえ」→"ズワイガニ"や"松葉ガニ"
「禊ぎて」＝「みそぎて」→"蟹味噌"
「清らかに」＝「きよらかに」→"蟹"
目の前のハンバーガーのとてもきれいな盛付けに感動した想いを表現してます。
オマケ動画で"ズワイガニ"を堪能しましょう(ﾟ∀ﾟ)めっちゃ美味そう
177.
菜畑に雨待つ雷の光
ハンバーガーのオクノ 大阪市浪速区
菜の花とホタルイカのモッツァレラチーズバーガー ガーリックバターソテー
＜なばたけにあめまついかづちのひかり＞
「菜の花畑に今にも雨を降らせそうな雷光が走る」
季語：菜畑（春）※歳時記には明記無し、但し俳句実例多数あり
→菜の花（春）畑と解釈すれば問題無しと判断
この時期が旬の"菜の花"と"ホタルイカ"でナイスコンビネーションです。
"ガリバタ"風味と濃厚なチーズで超こってりに仕上がったハンバーガー！
こちらも季語選定時の葛藤はブログの方でどうぞ(･∀･)ﾓﾔﾓﾔ
直訳にもありますが「菜の花（春）」畑という扱いなんだと解釈しました。
俳句の情景は"一面の菜の花畑の上空に雷が光り雨が近づいている"状態です。
「朧月夜」文部省唱歌
「菜の花畑」と言えばこの曲が真っ先に浮かびますよね(*´∇｀*)
歌詞では「月夜」の時間帯ですが「朧月」の翌日は雨が降ります。
"今にも雨が降りそうな"不安定な気候に"稲妻"が幻想的に光っている感じ。
ここから"ホタルイカの青白い発光"を連想して繋げてみました( *´艸｀)
「菜畑に」＝「なばたけに」→"菜の花"のガーリック"バター"炒め
「待つ雷」＝「まついかづち」→"マツイカ（ホタルイカの別名）"
「光」→"ホタルイカの発光"
上手いこと主役の食材たちも取り入れられましたかね？(･∀･)
では雨が降り出した後の「菜の花畑」をご一緒に鑑賞しましょう(*´ー｀*)
桜の花も合わさったパステル色の風景も雨だとまた趣きが変わりますね。
178.稚気愛ひと浴びせ徒花名知らじや
Aolani Café 大阪市福島区
トリチャーバーガー
＜ちきうひとあびせあだばななしらじや＞
「幼さが愛らしいと投げかけた徒花の名前を知るまいなあ」
季語：徒花（春）
チキンミンチにチーズとかっぱえびせんを繋ぎに加えた珍しいパティです。
エスニックなシラチャーとトロピカルフルーツで東南アジア風バーガーに(≧▽≦)
季語の「徒花」は咲いても実を結ばずに散る花のことです。
その他にも、季節外れに咲く花や儚く散る桜の花という意味もあります。
「徒花に実は生らぬ」で、実を伴わない無駄なことという譬えにも使われます。
見た目はいくらよくても中身が無いという散々な言われようですね(´・ω・`)
一般的にはネガティブな意味でしかない「徒花」なんですが･･･
私からしたらただ咲くことができただけでも十分価値はあると思います(･∀･)
成功したり完璧な存在じゃなければ生きてる意味が無いと決めつけたくない。
そう考えるとあんまり現代社会には相容れない言い回しなのかなと思ったり。
「徒花」でちょっと調べていたらこんな曲に出会ってしまいました。
「徒花ネクロマンシー」アニメ「ゾンビランドサガ」OP
死んだ少女たちがゾンビとして復活しアイドルを目指すアニメです(´･∀･`)
いろいろと引っ掛かる要素満載でどこからツッコんでいいのやらｗ
佐賀県PR用で2018年に作られたそうですが正直全く知らんかった(´Д｀)
でも聴いてみると「あれ意外とええやん！」ってなりました(≧▽≦)
「唸れ徒花 朽ち果てても進め」「枯れても走ることを命と呼べ」
「覚悟を宿命に突きつけて天下に狂い咲く」
"絶望しても必死に本気で生きたい"という決意が歌詞から読み取れます。
たとえ実が結ばなくても一生懸命咲こうとしてる姿は純粋に尊く響きます。
人間ごときが役に立つ花と要らない花を選別するのは烏滸がましいですね。
「稚気愛ひと」＝「ちきうひと」→"稚気愛すべし"→"チキン"と"キウイ"
「浴びせ」＝「あびせ」→かっぱ"えびせん"
「徒花名」＝「あだばなな」→"バナナ"
「知らじや」＝「しらじや」→"シラチャー"
まとめて「トリチャーバーガー」になります。
"無邪気で可憐だと褒めた取るに足らない花の名前なんて知らないんでしょ"
→"子供扱いで大して取り柄も無い私のことなんかどうせ覚えてないんでしょ"
気になる男性から恋愛対象として扱われず不機嫌な乙女心を表現しました。
今巻は以上です(*´∇｀*)
いつもはかなり強引に仕上げてますが割と自然じゃないでしょうか。
いやまあ自分比ですけどね(´･∀･`)皆さんはどう感じますかｗ
次巻で3月分が終了でちょっとずつは追いついてると思います。
あともう少しの間は春真っ盛りの俳句をお楽しみくださいね(≧▽≦)
それではまた<(_ _)>
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