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ハンバーガー歳時記の第37弾です(*´∇`*)
大雪の末候、第63候の鱖魚群(さけのうおむらがる)に入りました。
鮭が群がって川を遡る頃とされ、これを過ぎるともう冬至です。
非常に強い寒風が吹き荒れて本格的に冷え込んできましたね。
今までが緩い暖かさだったので遂に来たかって覚悟します(´・∀・`)
こんなに寒いのに俳句は秋と冬が半々の4句になります。
詠んだのが11月下旬なのでまあギリギリどうかですかね(´・ω・`)
晩秋から初冬と捉えていただければと思います。
それではどうぞ(゚∀゚)
ハンバーガー歳時記 其の参拾漆
11月下旬 詠み人 不士仁
季節感が外れてたり季語が不明瞭だったりとふらふら揺れて曖昧です。
言葉遊びを多用していて、無理やり感が否めないのは承知してます。
その場で自分の感じたことを素直に表現するのを最優先してます。
多少の瑕疵は見逃して、まあこんなもんかとご笑覧くださいませ。
・<>は読み、「」は直訳
・店名と所在地、メニュー名を併記
・直訳で拾えなかった部分を解説
120.寒天に好きや嫌ひや口割りし
PEDRO'S BURGER 大阪府八尾市
<かんてんにすきやきらひやくちわりし>
「寒い冬の空の下で好きか嫌いかを白状した」
「見上げてごらん夜の星を」坂本九 作詞 永六輔 作曲 いずみたく
この曲の世界観では季節は不明ですが、私は"冬の星空"をイメージします。
「ささやかな幸せ」「追いかけよう夢を」「二人なら苦しくなんかないさ」
歌詞からは逆境でともに手を取り合って頑張ろうという意志が伝わります。
今が"冬"で"春"になるのを待っていると考えるとしっくりきました。
二人っきりで星空を眺めながら「手をつなごう僕と」は"告白"でしょ(・∀・)
その後の流れを見たら"プロポーズ"と捉えてもいいと思いましたよ。
「寒天に」→"寒い冬の空"→すき焼き煮汁の"寒天"ゼリー
「好きや嫌ひや」=「すきやきらひや」→"すき焼き"
「口割りし」=「くちわりし」→"割り下"
ハンバーガー要素とも合わせてバッチリ。
Café Berry 大阪府八尾市
<らふらんすぢょわうのやうなしろきはだ>
「ラ・フランスは女王様のような白い肌だ」
ブログでも触れた通り、「ラ・フランス」は一応、秋の季語です。
しかし調べても明確に季語として認定されてはいません。
あくまで「洋梨」の1種類の扱いで個人的主観での裁量っぽく見えます。
俳句は沢山詠まれてますが、どの人もふわっと使ってる印象が拭えません。
あと「ラ・フランス」の旬ですが「洋梨」の中でも割と遅い方です。
10月に収穫して追熟期間を経て出荷されるので11月~1月が食べ頃です。
秋と言えばギリ秋ですが、これもう冬だよね(´・∀・`)と思ったり
この辺の適当な大雑把さが何とも言えず歯痒い限りですね(´Д`)
本当は冬の季語として使いたかったという気持ちだけは伝われ(・∀・)
俳句の解釈は今回は捻りなくストレートです。
「ラ・フランス」は果物の「女王」と呼ばれるのをそのまま使います。
「ラ・フランス」はゴツゴツで緑に錆色がまだらで見た目が悪いです。
しかし皮を剝いた時の果肉が"真っ白"で"気品のある"姿をしています。
舌触りも"シルク"と形容され、香りも甘みも"上品"で「女王」に相応しい。
「レット・イット・ゴー~ありのままで~ 」松たか子
「白き肌」の「女王」と言えばこれかな(・∀・)思いっきり冬だけどw
ありか"無し"かと言われたら、"あり"のままでw(´・∀・`)
「やうな白き肌」=「やうなしろきはだ」→"洋梨"
お後がよろしいようで<(_ _)>
122.名師弟威風堂々果つ秋曇
BACK HOME meal & bake 大阪市阿倍野区
<めいこんびいふうだうだうはつしうどん>
「名師弟コンビの威厳が溢れて秋の曇り空を終わらせる」
123.寒鰤や立身出世の真価問ふ
toto BURGER 大阪市東成区
<かんぶりやりっしんしゅっせのしんかとふ>
「寒鰤だなあ。立派に名を上げた本当の値打ちを問いかける」
「鰤」と言えば"出世魚"ですが、武士が成長に伴い改名したのが由来です。
昔の慣習なので今は名前自体は変わりませんが、役職という形で残ってますね。
「課長」とか「部長」などもはや名前同様に役職名で呼んだりします。
でも"役職が就いた"からと言って急に"中身が立派"になる訳じゃありません。
本当に"役割"に相応しい"価値"があるかどうかは呼び名だけでは判別できません。
中にはマッチせずに苦労する人もいるでしょうね(´・∀・`)
関西ではツバス→ハマチ→メジロ→ブリと成長につれ名前が変わります。
"名を上げた"ならさぞかし"中身も立派"になったろうねえ(・∀・)フフフ
という感じで「寒鰤」の脂の乗った身を美味しく味わった訳です( ̄▽ ̄)
「カンブリア宮殿」というテレビ番組があります。
経済界のトレンドをテーマに今旬で活躍するゲストと語るトークショーです。
大企業のトップやヒット商品の開発者など注目度の高い人が出演します。
それも謂わば社会における"出世魚"ですね(・∀・)つまり"ブランド"力
消費者の年齢や経済力が上がるにしたがって身に着けるものが変化する。
番組のタイトルは「カンブリア紀」から来てます。
所謂、地球上で生命"進化"の大爆発が起こった時代とされています。
多種多様な生物が一斉に誕生して時代を改革していく様を現代に譬えてます。
いくら見た目が"進化"したとしてもその"真価"が問われるということです。
「寒鰤や」=「かんぶりや」→"カンブリア"紀
「真価問ふ」=「しんかとふ」→"進化"
以上です(*´∇`*)
どうしてもハンバーガーの食材に合わせて季節が前後しちゃいます。
先取りしすぎたり戻ったりで季節感が揺れるのはご容赦ください。
現代の技術で季節に関係なく年中食材が確保できるのは有難いです。
俳句もその辺りを加味してフレキシブルに対応できたらなと考えます。
偉い方には怒られそうですが、まあ趣味でやってるので(・∀・)
もちろん出来るだけは既存の決まりを尊重してますよ。
ただこれで詠みたいってなったら結構自由にやらせてもらいますね。
それではまたご機嫌よろしゅう<(_ _)>
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