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ハンバーガー歳時記第16弾です。
8月も下旬に差し掛かり、処暑も過ぎてようやく秋めいてきた・・・
と言いたいところですが、まだ残暑が厳しいです。
実際、真夏という感じは薄れて来て秋の気配は近づいてますね。
今回でいよいよ俳句も50句を超えました。
そして7月に詠んだものもこれで最後です。
番外編含めて4句まとめてご覧ください(*´∇`*)
ハンバーガー歳時記 其の拾陸
7月下旬 詠み人 不士仁
季節感が外れてたり季語が不明瞭だったりとふらふら揺れて曖昧です。
言葉遊びを多用していて、無理やり感が否めないのは承知してます。
その場で自分の感じたことを素直に表現するのを最優先してます。
多少の瑕疵は見逃して、まあこんなもんかとご笑覧くださいませ。
・<>は読み、「」は直訳
・店名と所在地、メニュー名を併記
・直訳で拾えなかった部分を解説
50.華麗なる味に痺れて夏来る
6TH PACK 大阪市西区
6TH PACKトトバーガー アジフライ
<くゎれいなるあじにしびれてなつきたる>
「華麗な味に痺れて夏がやって来る」
季語:立夏(夏)の子季語 夏来る(夏)
51.喝!喰らひ土用鰻で調へむ
toto BURGER 大阪市東成区
プレミアムトトバーガー うなぎカツ
<かつ!くらひどやふうなぎでととのへむ>
「喝!を喰らったし、土用鰻で体を調えよう」
季語:土用鰻(夏)
52.月仰ぎ君の輪郭慕ひ消ゆ
PEDRO'S BURGER 大阪府八尾市
原宿kawaiiフィッシュバーガー
<つきあふぎきみのりんかくしたひきゆ>
「月を仰ぎ君の輪郭を想い慕って浮かべ消えた」
季語:月(秋)
【番外編】
53.夏の戀一字一句に傳ふ汗
Café Berry 大阪府八尾市
ごろっと無花果のワッフル
<なつのこひいちじいつくにつたふあせ>
「夏の恋は一字一句に汗が伝う」
季語:夏(夏)、汗(夏)
こちらもちょっと甘酸っぱい恋愛の俳句に仕立て上げました( *´艸`)
"無花果"はそのままでは秋の季語になります。
「一字一句」=「いちじいつく」→"無花果"
「傳ふ」=「つたふ」→"蔦"の葉→"蔦が絡まる学校の校舎"を連想
私の妄想力を最大限活用して「初恋」をテーマに考えてみました。
「初恋」村下孝蔵
歌詞は引用してませんが場面の世界観はめっちゃオマージュしてます。
切なくてもどかしい気持ちをエッセンスとしてギュッと凝縮した感じです。
"好きだと言いたくて言えずに「愛」という字を書いて震える"
"名前すら呼べなくて遠くから見つめて想いを温めてるだけ"
このままだと一方的なただの片想いに終わってしまいます。
それを少し発展させ、もし告白の場面が来たらと想像が捗ります。
彼女を目の前にして「あ、あの、す、好・・・き・・・あ、君が好き・・・」
という具合に「一字一句」絞り出す度に「汗」が「傳」い落ちる。
うわー!!(*ノωノ)もうダメ悶絶しまくり
キュンとする甘酸っぱさが"無花果"を食べて蘇りました(*´ー`*)
今巻は以上です。
前巻同様多めのお届けになりましたが、いかがでしたか(*´∇`*)
ひとまずの目標の50句を超えて次は100句を目指します!!
いよいよ次巻からは8月の俳句が登場です。
秋の俳句が徐々に増えていくのも楽しみですね。
それでは残暑に負けず元気にお過ごしください。
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