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ハンバーガー歳時記第9弾です(*´∇`*)
暦は7月に入りましたがまだ6月の中頃に詠んだ俳句が続きます。
本日現在も大阪は梅雨明けしてません。
当面の間はそんなジメジメの季節の描写になっちゃいます。
気温はぐんぐん上がって真夏の感じなのに悪天候で気が滅入りますね。
皆様も熱中症にはご注意くださいね。
今回は番外編を含む4句の解説になります。
それではどうぞご覧ください(゚∀゚)
ハンバーガー歳時記 其の玖
6月中旬 詠み人 不士仁
季節感が外れてたり季語が不明瞭だったりとふらふら揺れて曖昧です。
言葉遊びを多用していて、無理やり感が否めないのは承知してます。
その場で自分の感じたことを素直に表現するのを最優先してます。
多少の瑕疵は見逃して、まあこんなもんかとご笑覧くださいませ。
・<>は読み、「」は直訳
・店名と所在地、メニュー名を併記
・直訳で拾えなかった部分を解説
HELLO! NEW DAY 大阪市西区
実山椒とグリーンオリーブのタプナードのハンバーガー
<あをさんせうはーぶのもりですずなりに>
「青い実山椒がハーブの森で鈴生りに」
季語:青山椒(夏)
"山椒の実"は熟すと秋の季語ですが「青」い実「山椒」は夏になります。
「青」は緑色でもあり、未熟で若い="フレッシュ"という意味も含まれます。
「ハーブの森」は"香草"をこん"もり"と"盛り"上げた様子を譬えました。
目の前の情景から奥深い山の鬱蒼とした「森」へとイメージを飛ばします。
「山椒」の「青」く"フレッシュ"な実が香る「鈴生り」の景色が広がります。
実の形が「鈴」のようで、「鈴」の音が"鳴り"響くように"涼"し気です。
"青くフレッシュな実山椒が盛り上げた香草の中で鈴のように涼し気だ"
痺れる刺激がスッキリとして五感全てで涼を味わえた気分で詠みました。
ハンバーガーのオクノ 大阪市浪速区
明太子と大葉のマカロニサラダバーガー
<おひしそやうまからうもんたいこばん>
「紫蘇を追加してるなあ。そりゃ旨いでしょ太鼓判だよ」
季語:紫蘇(夏)
この句は見ての通り苦労しすぎてコネくりまくりでした(・∀・)
一応今から解説しますからどうか呆れずついてきてくださいね。
「追ひ紫蘇」→"美味しそ"う
「旨からう」→う"マカロ"う(ニ)
「もん太鼓」→"明太子"
ね?(´・∀・`)
許してください(´・ω・`)出来心なんです
「旨からうもん」は博多弁で"旨いでしょ"という方言です。
辛子"明太子"が博多の名物で"旨辛"いことも掛けてます。
定番マカロニサラダというだけで味は間違いないですよね?
そこに"大葉"や"明太子"が加われば"旨"いに決まってるでしょ?
"美味しい"、"旨い"、"太鼓判"と畳みかけて訴えてるのです。
勢いに任せて詠みました<(_ _)>
28.夏至近し執念実りて祈年祭
milia burger 大阪市西区
7th anniversary burgerのトリュフマカロニチーズバーガー
<げしちかししうねんみのりてきねんさい>
「夏至が近い。執念が実って祈年祭だ」
季語:夏至(夏)、祈年祭(春)は季語扱いしない
今年の6/16~18にmilia burgerが7周年を迎えるイベントがありました。
今回は7周年記念バーガーではなく、その時の感慨を句にしてみました。
その日は「夏至」の直前でしたので、季語は「夏至」としました。
「祈年祭」も春の季語なのですがここでは季語の役割は与えません。
季重なりはタブーなので「祈年祭」を本来の意味と違う概念で捉えます。
「祈年祭」は春にその年の五穀豊穣を祈る神道の儀式のことです。
これを"新たに節目を迎えた店の次年度の商売繁盛を祈念する日"と解釈します。
"夏至間近になり丸7年を執念で超えた日に8年目も繁盛を祈ろう"と意訳します。
ここで隠し題の折句と物名を掛け合わせたような言葉遊びをしました。
本来の定義とは違ってるので正確にはどちらとも違うと思います。
「夏至近し」→「げしちかし」から「しち」="七"
「執念実りて」から「執念」="周年"
「祈年祭」から「祈年」="記念"
を取り出して合体させると"七周年記念"となるように忍ばせました。
私なりのお祝いメッセージです(*´ー`*)
【番外編】
大衆酒場フレンチマン なんばウォーク店 大阪市中央区
エスカルゴのオーブン焼き他
<かさもたぬかぎうにもふれおとこづゆ>
「殻を持たないかたつむりにも男梅雨よ降れ」
季語:男梅雨(夏)、蝸牛(夏)は季語扱いしない
今回もテーマがハンバーガーではない番外編を1句添えました。
新しくオープンしたフレンチ居酒屋で食べた初エスカルゴを詠みます。
じゃあエスカルゴ=「蝸牛」が季語でいいかな~と調べてみると・・・
テレビ番組で有名な某先生が、料理された「蝸牛」は季節感無しでダメ!
とのことでしたので、仕方なく季語は他で考えて併記することに。
梅雨の合間で突如激しく雨が降る時期だったので季語は男梅雨で。
"かたつむり"の語源は"笠に似た貝"や"笠を着た虫"とされてます。
エスカルゴは食用"かたつむり"で「笠」=殻を剥かれた状態で調理されます。
「笠持たぬ蝸牛」="エスカルゴ"としました。
溶かしバターでぐつぐつ煮られてるのを"激しい男梅雨よ降れ"と表現します。
この店の名前"フレ"ンチマンの呼称の"仏男"も「降れ男」と掛けてます。
今巻は以上となります!
いや~あちこち大分無理があるかもしれませんね(´・∀・`)
この強引に捻じ伏せる感じも私は嫌いじゃないんですがw
ついつい言葉遊びが面白すぎてモリモリにしちゃいます。
もう少し素直に詠んだ方が気持ちが伝わるのかなとも思ったり。
まあコンクールとかに出すものじゃないので楽しければいいや。
皆さんはどちらの方向が好みですか?(≧▽≦)
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