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ハンバーガー歳時記第48弾です(*´∇`*)
今回から2月分の俳句が始まります。
立春あたりから詠み始めて全て「春」の季語を使っています( *´艸`)
現在3月も半ばになろうとしてるので丁度いいタイミングですね。
帳尻を合わせるために今回も4句の構成です。
それではお楽しみください(゚∀゚)
ハンバーガー歳時記 其の肆拾捌
2月上旬 詠み人 不士仁
季節感が外れてたり季語が不明瞭だったりとふらふら揺れて曖昧です。
言葉遊びを多用していて、無理やり感が否めないのは承知してます。
その場で自分の感じたことを素直に表現するのを最優先してます。
多少の瑕疵は見逃して、まあこんなもんかとご笑覧くださいませ。
・<>は読み、「」は直訳
・店名と所在地、メニュー名を併記
・直訳で拾えなかった部分を解説
157.赤き芽の坂越へ老ひ廃る身かな
13Diner 大阪市城東区
<あかきめのさかこへおひすたるみかな>
「紅蓼の芽が赤い坂を越えようとする老い廃れた身だなあ」
<はないちごのにねそべりてとはのゆめ>
「苺の花の咲く野原に寝そべって永遠に続く夢を見る」
こちらは「苺」の艶々した赤が映えて印象的なハンバーガーでした(*´∇`*)
ただ主役の「苺」自体は夏の季語で出回る時期とのズレがあります。
実が生る直前の「苺の花」から「花苺」という季語を使って春の情景に整えました。
ミントの葉の緑、クリームチーズの花の白と相俟って"苺畑"に居るのを連想します。
そこで広がったイメージからこのBGMに繋がりました( *´艸`)
「Strawberry Fields Forever」THE BEATLES
あまりにも有名な曲過ぎて解説するまでもありませんね(・∀・)
ただここで言う「Strawberry Fields」は実際の"苺畑"を歌ってません。
リバプールに実在した戦争孤児院の名前をモチーフにしています。
ジョン・レノンが幼少期に遊び場にしていたと言われています。
非常に難解な楽曲と歌詞ですのでここでは内容には触れません。
愉快な和訳カバーを見つけたので意味はこちらを参考にしてください。
「イチゴ園よ永遠に(Strawberry Fields Forever)」【日本語で歌ってみた】
このカバーで「Nothing is real」を「全ては夢」と意訳したのがしっくりきました。
俳句でも"寝てる"間に"現実感の無い夢"に"永遠に"閉じ込められた感じにします。
そう捉えるとちょっと怖い気もしますね(´・∀・`)
"昼寝"で"現実逃避"して"浮世"のしがらみからしばらく離れたいでも大丈夫です。
「花苺野に」=「はないちごのに」→"苺畑"→"Strawberry Fields"
「寝そべりて」=「ねそべりて」→"ベリーソース"
「永遠の夢」→"Forever"と"Nothing is real"
直訳は牧歌的ですが、意訳すると幻想的な感じに仕上がりましたよ( *´艸`)
159.眞新し春に触れたる風雷や
<まあたらしはるにふれたるふうらいや>
「真新しい春に触れようとしている風雷だなあ」
「春一番」キャンディーズ
「微笑がえし」キャンディーズ
作詞の阿木燿子がこれまでリリースした楽曲のタイトルを歌詞に盛り込みました。
この計らいが本当にとても粋で気付いた時には感動で涙しました・゚・(ノД`;)・゚・
キャンディーズは人気が出るまでなかなかヒットに恵まれなかった苦労人です。
しかしトップアイドルになってからは輝きながら駆け抜けていきました。
わずか5年弱のキャリアで人気絶頂を迎えて「普通の女の子」に戻りました。
まあその後の活躍もあるのでとても一般人では無かったですがw(´・∀・`)
昭和の歌謡史に一瞬の"嵐"を起こして去った「春一番」のような存在です。
解散時に「まだ早い」「もったいない」と言われつつ再結成はありませんでした。
歌詞の「まるで青春の想い出そのもの」が染みてきますね(*´ー`*)
「眞新し」=「まあたらし」→"鱈"
「触れたる」=「ふれたる」→"フィレ"と"タルタル"
「風雷や」=「ふうらいや」→"フライ"→"春一番"
ハンバーガー要素と上手くかみ合わせました。
160.春の雨日々を往くらむ未完なれ
だるま珈琲 大阪市平野区
<はるのあめひびをゆくらむみかんなれ>
「春の雨が降る中、日々を進んで行くのだろう。未完成なままで」
「みかん」モーニング娘。
曲調が明るくてテンポも早いので楽しく力強い印象に思えますよね。
でも歌詞が深くてただ単純にイェーイ!!とならないのが"つんく節"です。
「人間皆好きになれ人生は一回」「笑う門に福来るlife is one time」
「生きる為に泣いている赤児のように生まれたての純粋な心であれ」
他にもいい歌詞が沢山あるけどキリが無いのでサビの部分だけ抜粋。
"人生は躓いたり転んだりして挫けちゃうけど立ち上がって進め"
ついマイナス思考になりがちだけど励ましてくれるエールのような歌です。
すごく前向きなメッセージをくれるので聴いてると元気になりますよ(≧▽≦)
ただタイトルの「みかん」は歌詞の中には一度も出て来ないんです。
ネットの考察では「蜜柑」ではなく「未完」ではないかと言われてます。
つんくは肯定も否定もしてないですが明言もしてないみたいです。
なので真偽はわかりませんが、私もその考察に一票入れたい気持ちです。
"人間は皆、未完成"なんだから失敗したってまたトライしたらいいんだよ!
こんなテーマが見えて来て柄にもなく俳句にも落とし込みました。
「雨日々」=「あめひび」→"甘海老"
「往くらむ」=「ゆくらむ」→"クラム"→"アサリ"
「未完」=「みかん」→"蜜柑"
ハンバーガーの具材を詠みましたが、ちょい強引なのもありかな(´・∀・`)
今巻は以上になります(*´∇`*)いかがだったでしょうか?
4句それぞれに表情の異なる「春」を想い描けた気がします。
これからしばらくは「春」の俳句が続くと思いきや・・・(・∀・)
なんと次巻は「冬」の俳句に逆戻りします( ̄▽ ̄;)
まあこの時期は寒の戻りもあったりして一直線には暖かくなりませんし。
今季の「冬」の俳句は次で最後にしますのでご安心ください。
それではまたご機嫌よう<(_ _)>
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