ひとりさんはこうおっしゃっています。
「つらいことや苦しいことを
乗り越えた先にしあわせがある」
「イヤなことでも、がんばれば、
しあわせがやってくる」
そのようなことも、
"思い込み" なんです。
これって、日本がまだ貧しかった時代に
使われていた言葉なんだよね。
昔は日本全体が貧しかったから、
誰もが裕福になれるわけではありませんでした。
だから、いろんなことを我慢させるために、
そう言ったんです。
でも今の世の中はすごく豊かになって、
特につらいことや苦しいことを乗り越えなくても、
誰もがしあわせになれる時代になりました。
昔は職業も選べませんでしたし、
ほしいものがなんでも手に入るのは
殿さまぐらいでしたが、
今は仕事も選ぶことができますし、
お金を貯めればなんでも買うことができますよね。
だから仕事は
「食べていくため」
だけのものじゃなく、
「車がほしい」とか、
「家がほしい」とか、
「自分はこうなりたい」といった、
あなたの欲望を達成させるための手段なんだよ。
織田信長だろうが徳川家康だろうが
秦の始皇帝だろうが、
どれだけ
「世のため、人のため」
って言っても、
本音は自分の欲望を達成するために
やっていたんです。
この世の中は「私利私欲」で働いても
うまくいくようになってるの。
たくさん儲かったらたくさん税金を払って、
それが結果的に
「世のため、人のため」
になります。
ルール違反さえしなければだけどね。
「週に1回、釣りに行くのが楽しみで」とか
「仕事が終わったら一杯やるのが楽しみで」
っていうのも、
それはそれなりの欲望です。
それが原動力となって
願望が達成されていったんだよ。
それに、人は欲望を追っかけていたほうが
病気をしないの。
会社に行くし、辞めたくならない。
そういう欲望のない人のほうが
辞めたくなるんです。
釣りが好きな人って、
「仕事に行かないで、ずっと釣りをしていたいな」
って思うけど、
現実にそれはできないから、
会社に行って、
それで自分の休みの時間を使って釣りに行きます。
釣りと同じくらい仕事も精いっぱい打ち込めば、
その仕事で必ず誰かの役に立つんです。
問題なのは、そういう釣りとか
趣味すらない人なんだよね。
だから、もっと積極的に楽しみを見つけて、
欲も燃やしたほうが自分のためになるし、
それがひいては世間のためになるんです。
ひとりさんの著書
『大丈夫だよ、すべてはうまくいっているからね』より抜粋
「世のため、人のため」も大事ですが、
その前に自分の「私利私欲」で
やりたいことを見つけないと、
長続きしなくなってしまいます。
まずはやりたいこと、趣味を見つけて
「私利私欲」をいい方向に燃やし、
たくさん働いて、たくさん遊んで、
たくさん稼いで税金を納めて、
ひいて「世のため、人のため」を
やっていきましょう!
最後まで読んでいただき、心から感謝します!
【ひとりさんの教え セレクション】
・不機嫌に玄米菜食するなら何でも感謝して食べて「上気元」がいい
・幸せとは誰かと分けるものではない 幸せとは、「自分の心で感じるもの」
・健康のありがたみ、親の七光りのありがたみ 持っている人は、それが、なかなかわからない
・「ダイヤモンド」と「コップ一杯の水」 あなたはどちらが大切ですか?
・「誰かを助けたい!」と思ったときに困っている状態から抜けられる
・病気を都合よく利用しているとズルズル引きずられていっちゃう
・"かっこ" ばかりつけるな、でなく、 "かっこ" ぐらいつける
・"押し出し" を始めると、「このままでは終わりたくない」と思い始める
・人は「成功していて、かっこよくて、さらにいい人」に魅力を感じる