昔から「~が来るから備えろ」だとか
「~になったら大変ですよ」といって不安をあおって
まだ起きていないのに不安になったり。
そこで、"不安をあおるのは悪魔です"とはどういうことなのか
ひとりさんはこうおっしゃっています。
何かと世間では不安がらせる人が多いんだけど、
これは本当に良くないんです。
だから私は、みんなには不安になってほしくないの。
指導者の中にはおどかしたり、怖がらせたりして
言うことを聞かせようとする人がいるけど、
本当の指導者として大事なのは、
人を落ち着かせることなんだよね。
そのうえでどうすればいいかを決められる人なの。
神は落ち着かせて、
悪魔はあわてさせるんです。
だから、人のことをあわてさせるやつを見たら、
悪魔だと思えばいいの。
私は人をあわてさせたり、
急かしたりする人が嫌いなんです。
それより、落ち着かせることが大事なの。
地震も原発の問題も大変なんです。
でも、いちばん大変なのは、
これから電気代が上がるということなんです。
電気代が上がると、日本でつくるモノの値段が上がるでしょ。
世界から見れば日本の商品は高くなり、
競争力が低下してしまうんです。
そうすると会社はリストラなんかをして、
失業率が上がる。
それをマスコミが取り上げ、さらにあおると、
人はモノをあまり買わなくなり、
お金をためようとするの。
不況がさらに深刻化していくんです。
お金って血液なんです。
うまく流れることによってバランスがよくなる。
人間の身体も血液が循環してるからこそ、
健康を保つことができるんです。
それで、日本はお金持ちなのね。
貿易収支ががずっと黒字だったということは、
それだけお金が増えてるってことなの。
じゃあ、なぜ景気が悪いのかっていうと、
そのお金が回ってないからなんだよ。
昔はみんなが貯金してても、
借り手がいっぱいいたから回っていました。
ところが、今は、
不景気だ、不景気だってモノを買わなくなると、
借り手がいなくなるのね。
今、日銀が金融緩和とかってやってるけどムダなんです。
いくら日銀が銀行にお金を貸しても、
その先にお金を借りようとする人がいないと
回らないんですから。
それで、唯一回ってるのは震災復興で東北のほうなの。
だから、この先日本はそのことで、
ほんの少しだけ、経済が良くなるんです。
ひとりさんの著書
『変な人の書いた世の中のしくみ』より抜粋
"不安をあおるのは悪魔です"と 2012年10月頃の
"経済のお話"をお伝えさせていただきました。
もし身近に不安をあおるような人がいたら、
できるだけ近寄らないか、やめたほうがいいよって
言ってあげてください。
一人でも多く不安をなくして、
もっともっと心を豊かにしていきましょう!
最後まで読んでいただき、心から感謝します!
【ひとりさんの教え セレクション】