"無のなかの有"とはどういうことなのか
ひとりさんはこうおっしゃっています。
神というのは、想念、というか、「無のなかの有」というのかな。
無のなかの有。
どういうことかと言うと、たとえば、誰かがお金に困ってるとします。
神様は、「この人にお金をあげなさい」とかいうことを、
あまり言わない。
与えてなくなるものを「あげなさい」と、言わないのです、神は。
それより、私が豊かになった考え方を教えてあげなさい、とか。
だから、私が人に教えるべきことは、
たとえば、自分は中学校しか出ていないけれど、
こんなに豊かになったよとか、ね。
それから、昔は、中学校しか出ていないけれど、
土建屋さんやなんかで成り上がって、とかいう人。
そういう人は、すごいバイタリティではたらくんですよね。
だけど、私は、バイタリティがあまりない(笑)。
私、子供のときからからだの具合が悪かったんです。
だから、私は「バイタリティがなくてもなれるよ」って。
そのやり方を、こうやって一生懸命、
教えているんですけれど。
今回、この本で、もう一つ、
もっといいことを教えようと思っています。
世の中には、すでに成功している社長たちがたくさんいますよね。
でも、「スゴイ社長」といっても、
向こうは、自分より先にやっているだけです。
どんなに会社がデカかろうが、
年商何十億だろうが、
何百億だろうが、
やっていることといったら、微差。
「微差の追求」というものを、しているだけなんですよ。
どんな仕事でも、
微差の追求ということには変わりないのですが・・・・・・。
たとえば、ラーメン屋なら、
ラーメンには、絶対、麺とおつゆと、具が入っている。
だから、麺の追求と、おつゆの追求、
具の追求しかないんですよ。
あとはお客に対していつも笑顔か、愛想があるか。
お店をちゃんと掃除してるかどうか。
そんなもんなんですよ。
どんなにスゴイ店でも、ともかく、
似たようなもの、どこだって似たようなものです。
しかも、うれしいことに、できることばかりです。
だから、できないものなんか、世の中に絶対ない。
何でもできる。
だから、向こうが先にやってること、その微差の追求を、
ババババババッとやっちゃえば、
いきなり追いついて、抜けちゃうんです。
だから、社長は、
いい社長としてその微差を追求していけば、いいのです。
社員は、いい社員としての微差を追求していけばいいんです。
世の中というのは、あなたが思ってるより、
ずっとシンプルなんですよ。
ひとりさんの著書
『微差力』より抜粋
微差を追求することが、よくなる秘訣なんですね。
日々の生活でも、お仕事でも微差を追求して
よりよくなっていきましょう!
最後まで読んでいただき、心から感謝します!
【ひとりさんの教え セレクション】