心配事って、いろいろあるかと思いますが、
心配をしすぎてしまうと、とても損をしてしまうそうなんです!
どうして心配しすぎたら損をしてしまうのか
ひとりさんはこうおっしゃっています。
さっきから、一人さんは、やたらと
「怖がる必要ないよ」
「心配するな」って、いってます。
そうやっていうと、
「じゃあ火の用心とか、しなくていいんですね」とか、
誤解する人もいるので、ちょこっと話すんだけど。
たとえば、「天ぷらを揚げてるときは、
火のそばを離れちゃダメだ」とかいうのは
心配とは違うんです。
それから、道を歩いているとき、
「信号機が赤になったら、渡らない」とか、
車の運転中、安全運転するのも、
心配というより当然なんです。
お酒を飲んだら、車の運転はしないのも当たり前だよ。
酒気帯び運転は法律違反だし、
事故原因にもなるんだよ。
人間、そうやって用心するのは、
心配じゃなくて当たり前なんです。
備えあれば憂いなし。
そのことに備えていれば、
心配の種も安心の種に変わるよね。
だけど、なにも対処しないで心配ばかりしていると、
よけいな不幸を招くからやめたほうがいいよ。
周りの人を見てごらん。
心配症の人ほど、
次から次と不幸を招き寄せているよね。
だから、むやみに怖がることと、
用心とは、まったくの別ものなんです。
一人さんが「心配しなくていいよ」っていうのは、
「むやみに怖がっちゃいけないよ」
ってことなんだよ、って。
もし、「自分の家はがんの家計なんです」
っていうんだとしたら、用心して、
食事やなんかの対策をやればいいんです。
たとえば、がんっていうのは、
いつも食べすぎるような人がなりやすいと
昔からいわれているから、
そういう人は食べすぎないようにする。
それと、食事のバランスをとる。
肉しか食べないのはよくないけど、
野菜ばっかりもよくないから、肉も野菜も、
きちんとバランスよくとればいいんです。
あと、がんっていうのは、
精神的なことも関係してて、
がんばりすぎちゃう人とか、
頑固な人がなりやすい、
っていうんです。
そしたら、がんばりすぎの人は、
がんばりすぎないようにすればいい。
頑固な人は頑固をやめて、
おだやかに生きればいい。
そうなれば、もう原因がないんだから、
あとは楽しく生きればいい。
そうやって、健康にいいことをやっていれば、
元気でいられるんです。
むやみに怖がるんじゃなくて、
落ち着いて、きちんと
対処すればいいんですよ。
本当に、なににおいても、
落ち着いて対処するって、
スゴく大事です。
人は、いろんなことに恐怖を覚えるけれど、
自分で自分の心をパニック状態にしちゃいけない。
ちょっと深呼吸でもして、
心を落ち着かせてね。
冷静になったところで、あらためて、
ものごとを見て、一つひとつ考えよう。
この「考える」ということも、
実は、神が万人につけてくれているんです。
みんなはそのことを知らなくて
「考えるのは難しい」っていうけど、
本当はあなたにも「考える」という
天与の能力があるんだよ。
ひとりさんの著書
『愛される人生』より抜粋
ただただ心配を膨らませるよりも、
心を落ち着かせて、じっくりと
心配しているものごとを見つめて
対処をしっかりとおこなう。
そうすることで、だんだんと心配ごとも小さくなって
心配でなにもできない時間をなくすことができます!
心配ごとに深刻にならずに、一息いれて
ものごとを見つめていきましょう!
最後まで読んでいただき、心から感謝します!
【ひとりさんの教え セレクション】
・「迷惑かけるな」って言うのは、「平均台の上を歩け」と言うのと同じ