"「神様の目標」に身を任せる" とは
どういうことなのか、
そして、神様の目標とはなんなのか
ひとりさんはこうおっしゃっています。
私の場合は出てきたものを一生懸命やる。
出てきたものをやってると、
けっこう楽しい。
出てくるものが天命なんです。
天命に任せて人智を尽くす。
このやり方はほんとうに幸せで、
思っただけで幸せになっちゃう。
たとえば皿洗いの人が皿を洗っているときに、
少しぐらい石けんが残ってても人にはわからない。
だけど自分が皿洗いというものを
授かったんだから、きれいに洗うことで
お客さんがきれいな食事ができるんだとか、
料理作る人が楽しくできるんだとか、
一生懸命に使命感を持ってやると、
ほんとに楽しくなっちゃう。
で、だれよりも一生懸命
皿を洗っている人を見て、
経営者は、
この人にずっと皿洗わしとこうとか思わない。
不思議なものなんですが、
天も世間もその人を認めたとき、
次の仕事が必ず出てくる。
どんな仕事にも使命感があって、
皿洗いの使命感は、
皿をきれいに早く洗うこと、
これできれいな食事をしてもらうこと。
その使命感を一生懸命全うすると、
次のドアが自然に開く。
すると、次のプレゼントが来る。
だから、目標とかいうのも
私自身は立てたことがない。
毎日、今が楽しくてしょうがない人は、
ああなりたいとかこうなりたいとか、
夢とか目標とかないんです。
今に満足しないで、
目標や夢を持つというやり方もあるけれど、
この世の中に、今が楽しくて
楽しくてしょうがなくて生きている人がいたって、
全然なんの問題もないと思う。
私がお弟子さんに教えているのは、
「夢や目標を持たなくたっていいよ。
もうひとつの方法があるんだよ。
天命に任せて人智を尽くす」。
このやり方がいいのは・・・・・・、
「ぼくの目標」って、
人間が立てた目標ですよね。
その人は神ではないのだから、
「ぼくの目標」は間違っていることもある。
でも、私たちに次々と
問題を出してくるのは神様なんです。
で、神様が連れてってくれるところに
間違いはない。
だから私たちは、
神の立てた目標に従って生きればいい。
今、自分のもとにあることに喜びを持って、
使命感を持って一生懸命にやっていれば、
勝手に神様がいいところに連れてってくれる。
マザー・テレサは、
自分の仕事に天命を感じて、
死んでいく人に最後の最後まで
幸せに死んでもらいたいって一生懸命にやった。
医者じゃないから助けることはできない。
末期の助からない人が死んでいくときに、
せめてその人に、愛を感じて、
「生まれてきてよかった」
と思ってほしいという使命感を持っている。
看護婦としての使命感でやっていたんです。
そうしたら国連に引っ張り出されたり、
いろんなことをするようになって。
国連で話すことが目的だったわけではない。
だから、人間が考える目標なんて
タカが知れてるから、
それよりフワ~と神に身を任せて、
きたものに対して、天命に対して、
人智を尽くしているほうが楽だよって話です。
ひとりさんの著書
『幸福力』より抜粋
自分で目標を決めて進むのもいいですが、
自分に任されたことに対して
使命感を持って一生懸命にやることが
楽でいいということなんですね。
私もみなさまにひとりさんのお話をお伝えすることに、
使命感を持って、続けていこうと思います!
今日も最後まで読んでいただき、心から感謝します!
【ひとりさんの教え セレクション】
・"かっこ" ばかりつけるな、でなく、 "かっこ" ぐらいつける
・"押し出し" を始めると、「このままでは終わりたくない」と思い始める
・人は「成功していて、かっこよくて、さらにいい人」に魅力を感じる
・「迷惑かけるな」って言うのは、「平均台の上を歩け」と言うのと同じ