どうして、「大丈夫だ」と思えないことが
一番の不幸なのか
ひとりさんはこうおっしゃっています。
世の中で一番不幸なことは、
自分のことを「大丈夫だ」と思えないことです。
そしてさらに不幸なのは、
まわりにその人のことを
「大丈夫だよ」
と言ってあげられる人が
いないことなんです。
人間はもともと等しく
「大丈夫」なようにつくられています。
学校の成績が悪い人でも、
運動会でビリの人でも、
そのまましあわせになれるように
神様がつくってくれているんです。
それを「算数ができなきゃダメだ」とか
「運動神経が鈍い」とか
まわりに言われているうちに、
自分のことが「大丈夫だ」と
思えなくされたんだよね。
それと
「自分はまだまだ未熟ですよ」
と思って生きてるのを
"謙虚" だと思ってるかもしれないけど、
「自信満々に生きてる人が威張らない」のが
"謙虚" なの。
「自信がない人が威張らない」のは
"卑屈" なんです。
謙虚に生きる人と、
卑屈に生きる人とでは、
自ずと結果は違ってきます。
それと同じで、
「大丈夫だ」と思って生きている人と、
「大丈夫じゃない」と思って生きている人とでは、
まったく人生が変わってくるんだよ。
それで自分で思ったにせよ、
誰かに思わされたにせよ、
「大丈夫じゃない」
と思って損をするのは自分なんです。
蕎麦屋で「カツ丼、3つ」って言えば、
カツ丼が3つ出てくるの。
「こんなに食べられません」
って言っても、
あなたが頼んだものだから、
そのお代を払わされるのは
あなたなんだよね。
それと同じで、天に向かって
「大丈夫じゃない」って言ってると、
「大丈夫じゃないこと」を引き寄せるんです。
だから、まず自分が
「大丈夫なんだ」ということを知ること。
そして、まわりの人にも
「大丈夫だよ」って言ってあげられることが
大事なんだよ。
生まれてきた子どもはみんな
「大丈夫だ」と思って生まれてくるんです。
そして親も
「生まれてきてくれただけでしあわせだ」
って思ったんだよね。
それを
「あれができなきゃダメ」とか
「これができなきゃダメ」
と言って育ててると、
その子はだんだん、
自分のことを、
自分の人生を信じれなくなってしまいます。
だから、親が子どもに一番伝えなきゃいけないことは
「おまえはそのままで大丈夫だよ」
っていうことなんだよね。
ひとりさんの著書
『大丈夫だよ、すべてはうまくいっているからね』より抜粋
みんな生まれたときは、
「大丈夫じゃない」なんて考えもしなかったけれど、
育って、物心がついたあとから、
まわりに影響されて、だんだんと
自分にはあれが足りない、これが足りないと
「大丈夫じゃない」と思うようになってしまったんですね。
もし、身近にこのことで苦しんでいる人がいたら、
ぜひ、「そのままで大丈夫だよ」って言ってあげてください。
言ってあげるだけで、人を救うことができるから・・・・・・!
最後まで読んでいただき、心から感謝します。
【ひとりさんの教え セレクション】
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・幸せとは誰かと分けるものではない 幸せとは、「自分の心で感じるもの」
・健康のありがたみ、親の七光りのありがたみ 持っている人は、それが、なかなかわからない
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