181.JR九州バス(鹿児島)

北薩線(入来/薩摩郡山経由鹿児島駅行)

鹿児島230あ1032

宮之城→鹿児島中央駅(1350円)

13時00分〜14時30分


宮之城からはJR九州バスの北薩線に乗っていく。JRバスあるあるではあるのだが、鹿児島交通、南国交通のエリア内で数少ない路線を運行している。かつては川内経由で遠回りの鉄道に対して鹿児島市街へと短絡する幹線路線として賑わったのだろう。さて、この路線、宮之城発は1日7本しかないのだがさつま町内で意外と乗客が多い。平日の昼間だが、1組がすぐに降りた以外は鹿児島市内まで乗っていたので、都市部への足としてしっかりと利用されているようだ。



宮之城を出ると薩摩川内市の入来を経由する。温泉街には入らないが武家屋敷の地区を突っ切る。このエリアから旧国鉄線からは別れる。ヘアピンカーブで峠道を下っていく。




峠道が落ち着くと薩摩郡山。かつての国鉄自動車駅で現在も区間便や支線が発着しているバスターミナルとなっている。





薩摩郡山-Satsuma Koriyama-(鹿児島県鹿児島市)


鹿児島市街へ入っていくと道が広くなり交通量も多くなってきた。

しかし鹿児島中央駅のロータリーに入る以外は大きな渋滞もなく、3分ほどの遅れで鹿児島中央駅に到着した。


182.鹿児島交通(鹿児島)

自衛隊経由重久車庫行

鹿児島200か1940

鹿児島中央駅→国分山形屋前(1010円)

14時45分〜16時01分


乗り場には人だかりができていたが、このバスに乗ったのは自分ともう一人だけだった。

鹿児島一の歓楽街、天文館や山形屋百貨店のある金生町などでこまめに客を拾うが、あまり二桁には届かないくらい。それも仙厳園で観光客が降りてしまうと閑散となる。

市街地を出るとJR日豊本線に沿って海沿いに出る。錦江湾が右側に見えるが、明日は雨予報、桜島は雲を被っていた。




海沿いを進むのが終わり、姶良市に入っていく。いつしか乗客は自分だけになっていた。

このバスは国分駅をかすめるが駅のロータリーには入らない。最寄りの国分山形屋前で下車しよう。





国分山形屋前⇒(徒歩600m)⇒国分駅


山形屋があるのは国分の市街地。駅は少し外れたところにあるようだった。明日はここから大隅半島を目指します。


今夜の宿は鹿児島市内。

日豊本線を飛ばすキハ40に乗れたのはラッキーだった。



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路線バス乗継の旅


↓↓↓
乗り継ぎ旅のルール


奈良交通 湯盛温泉杉の湯

リンクのないものは執筆中、リンクが無効になっているものは近日公開予定です。


路線バスで京へ
1.東京駅丸の内南口→調布駅南口/2013,2.27
2.調布駅南口→小田原駅東口/2013,3.3
3.小田原駅東口→清水駅前/2013,3.15
4.清水駅前→浜松駅バスターミナル/2013,3.31
5.浜松駅バスターミナル→地下鉄徳重/2013,4.1
6.地下鉄徳重→大垣駅前/2014,4,19
7.大垣駅前→津駅前/2014,4,20
8.津駅前→榛原駅/2014.9.17
9.榛原駅→学研北生駒駅/2014.9.18
10.学研北生駒駅→三条京阪/2014.10.4

最西端・南端へ
11.三条京阪→篠山営業所/2014.10.5
12.篠山営業所→舞子駅前/2014.10.6
13.舞子駅前→瓦町/2014.10.30
14.瓦町→高梁バスセンター/2014.10.16
15.高梁バスセンター→三次駅前/2014.10.17
16.三次駅前→宇遠木/2016.2.16
17.宇遠木→大田バスセンター/2016.2.17
18.大田バスセンター→益田駅/2016.2.18
19.益田駅→下関駅/2014.12.29
20.下関駅→宇美町役場入口/2014.12.30
21.宇美町役場入口→大手口(唐津バスセンター)/2016.2.19
22.大手口(唐津バスセンター)→宮の浦/2016.2.20
22.宮の浦→早岐駅前/2016.2.20
23.早岐駅前→本渡バスセンター/2016.2.21
24.本渡バスセンター→八代駅前/2016.2.22
25.八代駅前→国分駅前-前半/後半2024.5.26
26.国分駅前→鹿屋/2025.5.27
27.鹿屋→佐多岬/2025.5.29

28.鹿屋→都城(+α)/2025.5.27
29.都城駅前→高鍋駅前/2025.5.30



北国をめざして
1.上野駅→土浦駅/2013,8.19
2.土浦駅(←つくばセンター)→烏山駅/2013,8.4
3.烏山駅→白河駅前/2014.328
4.白河駅前→郡山駅前/2014.3.26
5.郡山駅前→福島駅東口/2014.3.27
6.福島駅東口→仙台駅前/2014.5.1
7.仙台駅前→一関駅前/2014.5.2
8.一関駅前→盛岡駅前/2014.5.3
9.盛岡駅前→久慈駅/2014.8.3
10.久慈駅→下北駅前/2014.8.4
11.下北駅前→函館駅前/2015.7.25
12.函館駅前→長万部駅前/2015.7.26
13.長万部駅前→時計台前/2015.7.27
14.時計台前→新千歳空港28番/2015.7.28

15.新千歳空港29番→堺町郵便局前/2022.9.17

16.堺町郵便局前→帯広駅バスターミナル/2022.9.18


路線バス日本横断紀行
13.松本バスターミナル→茅野駅/2018.9.14
14.茅野駅→甲府駅バスターミナル/2018.9.16(前編 / 後編)

2024年5月26日(日)


さて、前回の行程から8年ぶりのバスの旅だ。


八代駅⇒(徒歩2km)⇒八代市役所前


前日は関東から新幹線で博多入り、ソニックのスピード、別府からのあそぼーい展望席を満喫して、八代駅へやってきた。

八代市は駅と市街地が2kmほど離れており、次のバスは駅からも乗れるが、今夜の宿は八代市街地。最終バスは終わっていたのでのんびり歩いて八代市役所までやってきた。


177.九州産交バス(八代)

八代田浦線(道の駅たのうら行)

熊本200あ344

八代市役所前→道の駅たのうら(250円)

7時51分〜8時40分


八代市のバスは市街地の八代市役所に起点にしており、営業所の八代産交から回送されてくる。

かつては八代から水俣へは一つの路線だったようだが、現在は中間の芦北町で分割されている。

さて、八代市役所からのバスは自分以外の一人を乗せて、一旦八代駅へ向かう。早朝に郊外から出て行くバスだが、乗客がいるのが意外だ。

球磨川を渡り、しばらくはロードサイド店が点在する街中を走るが、次第に建物が少なくなってくる。



途中から肥薩おれんじ鉄道と並走するようになり、右側に海が現れるようになった。

二見駅を過ぎると海沿いを進む鉄道とは異なり、内陸の国道を進む。赤松トンネルという長いトンネルを抜けると、鉄道、南九州自動車道と合流、その地点が道の駅たのうらだった。





道の駅たのうら-Michinoki Tanoura-(熊本県芦北町)

道の駅たのうらの駐車場の奥、南九州自動車道の高架下という雨が凌げる場所にバス停があった。乗り継ぎ時間が短いのでそのまま乗り継ごう。


178.九州産交バス(水俣)

水俣田浦線(つなぎ温泉経由水俣産交行)

熊本か813

道の駅たのうら→新水俣駅(970円)

8時45分〜9時31分


先ほどの続きで肥薩おれんじ鉄道と並走するが、今度はトンネルが多い内陸部を進むことが多い。佐敷駅周辺の芦北町の中心地を除けば峠道が続く。途中にはずばり「峠」というバス停があったり。湯の浦温泉、つなぎ温泉と温泉地を通る。


あまり風景に変化はないが、突然立派な新幹線の高架が見えてきて、まもなく新水俣駅に到着した。






本来は水俣市街を通って水俣駅で乗り継ぎたかったが、次のバスとの乗り継ぎ時間がギリギリだったため、時間に余裕がある新水俣駅で乗り継ぐことにした。


巨大な新幹線駅の横に小さな肥薩おれんじ鉄道の無人駅がある。ここは新幹線開業前は鹿児島本線の信号場


179.南国交通(伊佐)

山野駅/粟野三文字経由鹿児島空港行

鹿児島200か2500

新水俣駅→大口(840円)

10時00分〜10時47分


空港リムジンバスとローカルバスを兼ねたような路線だが、中型の貸切車のようなバスがやってきた。

直前の新幹線からの乗り継ぎ客など自分を含めて5人ほどが乗り込んだ。

水俣から大口方面はかつて国鉄山野線が走ったルート。薩摩大口駅を経由して肥薩線の栗野駅までを結んでいた。

新水俣を新幹線開業後に後から経由地に足したためだろうか、最初のバス停までなかなか距離がある。

すぐに山道になり新緑の中を進む。

水俣市内では150円刻みの上限450円に抑えられていた運賃が突然跳ね上がる。荒平というバス停から鹿児島県に入ったようだ。







30分ほど走り、山野の集落に入る。バスは旧道を走り、中心部であろう山野仲町、そして街外れの旧山野駅を経由する。車窓には山野線のものであろう鉄橋の跡が見えた。

山野から街並みは途切れず、伊佐市の中心大口に入る。

やはりこちらも街外れ、旧薩摩大口駅のすぐそばが大口バス停だった。



大口-Ohkuchi-(鹿児島県伊佐市)

本来のバスターミナルが工事中で仮設のターミナルとなっているが、市の中心のバスターミナルらしくタクシーも客待ちをしていた。


本来のバスターミナルは工事中だった。すぐ近くの薩摩大口駅跡地に建つ伊佐市ふれあいセンターも大規模改修工事中だ。こちらには大口歴史民俗鉄道資料館が併設されているが、残念ながら見学は叶わなかった。


旧薩摩大口駅は水俣と栗野を結ぶ山野線と川内からやってくる宮之城線の合流地点にあった。バスターミナルのすぐ近くには駅跡として信号設備とレール、車掌車が置かれ、駅のあった歴史を今に伝えていた。


その向かいには南国交通伊佐出張所が置かれており、大口発着のバスが待機していた。


180.南国交通(伊佐)

鶴田駅入口/宮之城温泉経由宮之城行

鹿児島200か569

大口→鉄道記念会館前(860円)

11時26分〜12時32分


乗客は自分と他は一人だけ。これまでと似たような山道。ここからは薩摩大口と川内を結んだ国鉄宮之城線のルートになる。羽月、針持、求名と駅のあったところはバス停名でも残されており、大きめの集落だ。



求名を過ぎると旧鶴田駅入口を含め集落の中には入らず、さつま町の市街へ入っていく。このバスの終点、宮之城は南国交通の営業所で次に乗るJRバスの宮之城とは異なる場所だ。

乗り換えるJR九州バスの宮之城バス停の最寄駅、鉄道記念会館前へ下車した。








宮之城(JR九州バス)-Miyanojo-(鹿児島県さつま町)

かつて鹿児島本線川内駅と国鉄山野線薩摩大口を結んだ国鉄宮之城線の宮之城駅の駅舎を鉄道記念会館として活用しており、旧宮之城駅関係の展示を行なっている。JR九州バスはそのロータリーから発車する。鹿児島空港行きの鹿児島交通や南国交通はロータリーの外から発車する。宮之城〜川内間の宮之城代替バスは鹿児島交通が運行している。

なお、最寄りのバス停名だが、JRは宮之城、南国交通は鉄道記念会館前、鹿児島交通は宮之城駅とバラバラだ。


次は鹿児島市街を目指します。

ここからは後半へ続きます。



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