今回は高松駅までJR四国バスドリーム高松のプレミアムシートを利用した。
座席は1階席にたった3席で前後にシートのない席。カーテンを閉めれば個室感覚だ。背もたれを倒すとほとんどフルフラット状態になり、身長180cmの自分でもいっぱいに足を伸ばせる。
 

前回はこちら。


108.ことでんバス
48市民ミュージアム行
香川200か113
瓦町→高松駅(160円)
8時12分~8時20分


高松市内の多くのバスは高松駅と瓦町をどちらも経由している。だが次に乗るバスは駅発と瓦町発が別路線になっていて乗る便は高松駅始発。高松駅までは路線も多く本数もあるから来たバスに乗った。車内は空いていて座ることができた。琴電築港駅が見えると次が高松駅だった。


109.ことでんバス
下笠居線(昭和町廻り)
香西/小坂経由弓弦羽行
香川200か112
高松駅→弓弦羽(590円)
8時40分~9時14分


さっきのバスと連番だ 笑。市街地を抜けてJRの車庫を越えると右折して香西地区に入る。反対側は車の通りも多く商店が立ち並んでいた。カーブしながら坂道を下ると右手に海が見えてきた。小坂地区だ。そこからまた坂を上っ下りた先が弓弦羽だった。「ゆずりは」と読む。


110.琴参バス(坂出)
王越線(坂出営業所行)
香川200か408
弓弦羽→坂出駅前(1020円)
10時00分~10時45分


駅まで乗り通すと1000円を超えるので昼用の回数券を購入した。券面には前身の琴平参宮電鉄って書いてあるし、表紙裏の路線図はほとんど現存しない路線が書かれているしではちゃめちゃだ。4枚までしか使えないと書かれているけど運転手さん曰く好きなだけ使っていいらしい。
ことでんバスの風景から一転、民家のない海辺を走る。そして見えてくる最初の集落が王越だ。ここで初めて客を乗せる。そこからがすごかった。行き違い不可能どころかバスが走るのもぎりぎりな道になる。
  
 
よけてもらったり、こちらがバックしたりしながら進む。極めつけは海沿いの崖道だ。町中に入っても狭い道は続いたがセンターラインのない道くらいなんとも思わなくなってしまう。最終的には10人弱乗せて駅に到着した。




111.琴参バス(坂出)
瀬戸大橋線(浦城行)
香川22き606
坂出駅前→瀬戸大橋FW前(520円)
12時20分~12時41分


坂出駅前の乗り場は一つしかないため多くの利用者が集まっていた。20分発のバスは3つあるのだけどほとんどの人が東廻り循環のポンチョに乗ってしまった。西廻りはたったの2人、自分と同じバスに乗ったのは大型車にもかかわらず3人だった。
バスは古めのトップドア車でやってきた。坂出までのバスにはシートベルトが装備されていたがこちらのバスにはなかった。
バスはまっすぐ瀬戸大橋へと向かう。料金所はもちろんETC…と思ったが一般扱いで通行券を受け取っている。

バスは高速道路を時速80キロ程度で走行。路線車も意外に速度でるんなぁ、と感心してしまう。しかしそう長くは走らず与島に立ち寄る。PAの中にある与島バス停を過ぎると島民しか通り抜けられないゲートを通過、町の外れでUターンして戻ったところが目的地だった。

この先児島までの通し運賃制度は廃止されたようなので残りの回数券で精算した。なお櫃石島までは適用されるようだ。

瀬戸大橋FW前-Seto Ohhashi Fisherman's Wharf-(香川県坂出市与島)



112.下津井電鉄(児島)
瀬戸大橋線(櫃石島経由児島駅行)
倉敷200か57
瀬戸大橋FW前→JR児島駅(400円)
13時05分~13時40分


瀬戸大橋FWの休止に伴い、バス停が移動しているらしい。だからか解体中の建物の前に降ろされた。近々改称もあるかもしれない。
折り返し便に乗ってきた高校生は自分が乗ってきた琴参バスに乗り換えていった。
バスは自分と釣り客を乗せて発車する。瀬戸大橋に復帰して次に櫃石島に寄る。ここで地元の釣り客を含む10人程度を乗せる。

櫃石島。

その他の島では高速バスのように高速道路上にバス停が設置されていた。釣り客は鷲羽山で全て降りてしまい、駅に着いた頃には自分だけだった。バスはすぐに発車してしまったため写真は後ろ姿しか撮れなかった。


113.下津井電鉄(児島)
塩生線(倉敷駅前行)
倉敷200か80
JR児島駅→倉敷駅前(720円)
13時45分~14時42分


遠く離れているけれど児島も倉敷市だ。倉敷へは大きく分けても3つの路線があってうち二つは本数が多い。とりあえず来た方に乗った。全体的に大通りを走る。水島臨海鉄道の浦井駅を過ぎるといくらか片側一車線の道も通った。


114.両備バス(倉敷)
岡山倉敷線(岡山駅行)
岡山22か3825
倉敷駅前→天満屋(540円)
15時35分~16時28分


かつての国鉄バス両備線…のはず。全盛期は福山まで達していたという。
山陽本線と並走してひたすら県道を走る。最初は渋滞にはまるもすぐに脱出した。本数が少ないのも頷ける。主要都市を結ぶわりに乗客は少なく、遅れは5分程度だった。


115.備北バス
東総社/成羽経由地頭行
岡山200か835
天満屋→ゆめタウン(810円)
17時20分~19時07分


下電バスの乗り場からの発車だ。乗り込むと「どうせそんなに乗らないから荷物他の席に置いてきていいよ」と言われたのでお言葉に甘える。高梁駅に行きたいことを言うと、このバスは大概遅れるので予定のバスには乗り継げない、ゆめタウンまで行ってしまった方が待つところがあっていいと教えてくれた。
運転手さんはお話好き。昔貸切を担当していたときに新しいバスで高速を走ったら気持ちよかった、だけど大阪の運転文化に慣れるまで割り込まれ放題だった。とか、大手の夜行は給料がとてもいいので意識の高い若者は新入時から志願して2年の路線経験と訓練を受けた後、夜行専門の運転手として40代まで働きながら貯金をする。そして夜行運転手は憧れの的だという。
他には備北バスには30年以上使ってる車両が現役で残っているだとか、岡山行きは月極の市営駐車場を借りて待機しているだとか。
バスは駅で一人だけ乗せて発車。バス停間隔は非常に長い。途中からは伯備線と並んで走る。道は交通量が多くてところどころ渋滞にはまる。こういった車は岡山市内からの帰宅途中なのかと思っていたが、水島からの工場で働く人々の車なのだという。
途中でも2人ほど区間利用があったけれどいずれも運転手さんと顔見知り。利用者は限られているようだ。バスは20分以上遅れてゆめタウンに着く。肌寒くなってきたこの季節、真っ暗なバス停で待っていた人はさぞ辛かっただろう。


116.備北バス
高梁バスセンター行
岡山22か3380
ゆめタウン前→高梁バスセンター(220円)
19時45分~19時55分


暗闇で景色は見えない。乗客は3人ほどで一緒に乗った人もいた。高梁駅の前で左折して駅の横にあるバスセンターに到着した。

明日はこちら



目次にジャンプ




にほんブログ村 旅行ブログ 公共交通機関の旅へ
にほんブログ村


にほんブログ村 その他趣味ブログ バス(車)へ
にほんブログ村