2013年8月19日(月)
北へ。東北へ路線バスだけで行こう、そして横断してしまおう。というわけで北の玄関上野駅が今回のスタート地点。当時は上野東京ライン開業前でダイオウイカフィーバーに沸いていた。
1.東京都交通局(南千住)
上46(南千住駅東口行)
足立200か833
上野駅→浅草寿町(200円)
6時33分~6時39分
まずはこれから。始発は上野松坂屋。浅草通りはほとんど車がなく、すぐに寿町に到着してしまった。乗客はすでに五六人いて駅からももう一人乗った。
2.東京都交通局(青戸)
草39(金町駅行)
足立200か1739
浅草寿町→金町駅前(200円)
6時55分~7時33分
寿町からは自分だけだったが雷門でまとまった乗客。真っ赤に輝く吾妻橋を渡ると墨田区に入る。渋滞の名所、四ツ木橋もなんとか渡り、金町駅にはほぼ定刻だ。反対方向は大渋滞。しかしこちらも下りにも関わらず終始乗降があった。
3.マイスカイ交通
M-01(三郷駅南口行)
春日部230あ8428
金町駅南口→三郷中央駅(270円)
7時40分~8時10分
ここからはマイスカイ交通のコミュニティバスに乗る。10分間隔で京成タウンバスと共同運行だ。発車してほどなく埼玉県に入る。そこから狭い道に入る。超狭隘というほどではないがセンターラインのない曲がり道に走る。緑が残るかつての農道を走る路線だが利用客はかなり多い。急に新道に入るとまもなく三郷中央駅だった。
3.メートー観光
M3(吉川駅南口行)
春日部230あ66
三郷中央駅→吉川駅南口(350円)
8時40分~9時12分
三郷中央駅はバスの本数のわりに乗り場が多い。それはともかく案内板が白紙なのはなんとかならないだろうか。
新しく整備された道を進み、三郷市役所へ乗り入れる。ここからは一区画が広いため、しばらくバス停のない道を走る。ピアラシティで少なかった客が入れ替わる。ダスキン工場を過ぎると宅地になっていき、乗降も増えてきた。
4.茨城急行(松伏)
エローラ行
春日部200か684
吉川駅北口→松伏町役場入口(330円)
9時14分~9時30分
ここでの乗り継ぎはタイトで、乗り遅れた場合、ジャパンタローズバスのテクノポリス北行という保険もあったが、発車直前だった茨城急行自動車のバスに決める。こちらの方が次の乗り換えまでの徒歩連絡距離が短い。松伏町の市民会館エローラ行に乗る。松伏町に入ると景色が宅地から農地に変わる。途中橋を渡ったりと意外に面白い。ほどなく松伏町役場入口に到着。
松伏町役場入口⇒(徒歩200M程度)⇒松伏町役場前
5.茨城急行(野田)
中野台経由野田市駅行
野田200か298
松伏町役場前→野田市駅(340円)
9時42分~10時10分
停留所を探すのに手こずってしまった。バス停に着くとちょうど野田市駅行がやってきた。野田橋を渡って千葉県に入る。さっきのとこの車両はオートマ車。茨城急行は好んで導入しているようだ。愛宕駅近くで若干渋滞しながらも大きな遅延はなく、醤油の香り漂う野田市駅到着。
駅前に茨急野田営業所がある
6.茨城急行(野田)
岩井車庫行
野田200か658
野田市駅→岩井車庫(640円)
10時56分~11時33分
千葉県と茨城県の県境、利根川の芽吹橋の渋滞で遅延が多いという旨の貼り紙で心配になったが、なんともなく茨城県に入った。今日だけで3回目の県境横断だ。ずっとまっすぐだが一度の坂を過ぎると辺田。かつてはここから下妻駅方面の路線があったそうだ。そこから岩井の市街地だ。メインストリート沿いは結構栄えている。岩井局前で乗り継ぐ予定だったが、予定よりも1時間早くついてしまったから車庫まで乗って散策することにした。
岩井車庫-Iwai Depot-(茨城県坂東市)
岩井バスターミナル-Iwai Bus Terminal-
バスの終点は茨城急行は岩井車庫、関東鉄道は岩井バスターミナルと、場所が異なる。ともに街のはずれだ。
岩井バスターミナルには東京からの高速バスや、坂東市のコミュニティバスが乗り入れていて、こちらの方が路線が多い。
近場に二つも拠点があるのは、かつて岩井が下妻駅、境町、猿島方面へ茨城急行、関東鉄道双方が路線を伸ばし、結節点になっていた名残だ。
岩井車庫⇒(徒歩1km程度)⇒岩井バスターミナル
7.関東鉄道(水海道)
守谷駅西口行(急行)
つくば200か422
岩井バスターミナル→守谷駅西口(700円)
13時05分~13時51分
午後はほとんど関東鉄道だけを乗り継いで土浦を目指す。まずは急行バスで守谷を目指そう。これはTX開業時にアクセス路線として新設されたものだ。坂東市内は茨城急行の停留所をいくつか通過する。そこで終わりと思いきや、単独区間ではバス停間隔が長い。きぬの里に寄り道するが、その後の方が乗客は多かった。
8.関東鉄道(つくば中央)
みずき野経由取手駅西口行
つくば200か311
守谷駅東口→取手駅西口(760円)
14時10分~14時50分
新興住宅地を経由して走る路線だ。みずき野地区では運賃は上がらずにぐるぐる回る。西谷井田を出ると自分だけになってしまった。山王地区は築地が残っていて趣深い。結局その後は二人しか乗らず取手駅到着。谷井田からは毎時三本なんだけど。
9.関東鉄道(竜ヶ崎)
光風台団地入口経由竜ヶ崎行
土浦22あ1714
取手駅東口→竜ヶ崎駅(620円)
15時20分~16時00分
この路線は本数が偏っていて二時間ぶりの15時00分発のあとは20分のがある。そういうわけで一本見逃したのが正解だった。床が木製のツーステ車がやってきた。今日初のツーステだ。
常磐線並走だけどこちらは人家のある地域を走る。常磐線は交直セクションがあるため変電所と田圃以外何もないイメージだったが人もそれなりに住んでいる。光風台団地で他に一人になる。佐貫をすぎたら一人になってしまった。終始乗車はなかった。面白かったのは常磐線を渡る踏切。並行してるから無理矢理つくったようにも見える。そこを過ぎると金町以来の国道6号線を走った。竜ヶ崎はロータリーの入口が狭い。バスは一度車庫に入ったが、すぐに回送されていった。
個人的には竜ヶ崎駅は二度目。前回は休日だったから寂れた雰囲気がしたが、今回は平日の夕方、河内町バスや市営バスがひっきりなしにやってきて面白い。河内町方面はいつか乗ってみたい。
10.関東鉄道
済生会病院経由江戸崎行
土浦200あ1758
竜ヶ崎駅→江戸崎(890円)
16時50分~17時46分
車庫から出てきたバスには5人ほど乗車した。夏休みだからか学生は一人だけだった。龍ケ崎市内は上限200円だが市内の降車はなかった。その地域は100円均一のもっと便利なバスがカバーしているのだ。稲敷市に入るとだんだん降車していき、道を外れて左折する頃には最初からの高校生と二人になってしまった。全区間乗ったのはその人だけだったけど途中区間の利用が意外にも多かった。江戸崎直前に狭い茂みの丘通るのは予想外だった。
江戸崎-Edosaki-(茨城県稲敷市)
元国鉄自動車駅の江戸崎駅。
かつては次に乗る霞ヶ浦線、土浦から先の南筑波線を含め、佐原〜江戸崎〜土浦〜下妻〜八千代町〜古河という長大な国鉄バス路線があった(佐原から南へ多古方面へは今でも路線が残っている)。
この江戸崎駅もかつては連絡運輸の自動車駅として、国鉄連絡の全国へ向かう切符が買えた。
11.JRバス関東
霞ヶ浦線
木原廻りトレセン経由土浦駅行
江戸崎→土浦駅(810円)
18時30分~19時21分
ラストランナーはJRバスだ。江戸崎からは他に二人だったが、江戸崎総合高校から学生たちがたくさん乗ってきた。全員土浦まで乗ったから遠征かなにかだろう。
徐々に客は増えていく。JRバス関東の中で運転本数をなんとか維持している数少ない路線というだけある。
江戸崎からのご夫婦以外途中乗降はなく、8割の席が埋まって土浦駅に到着だ。霞ヶ浦の対岸の夜景が綺麗だ。昼間乗ったらもっといろいろ見れただろう。あとで調べたら車両は元東急の中古だそうだ。東京の南の方出身の自分も昔お世話になったのかな…。
というわけで日没はやや過ぎたが無事土浦に到着。次は烏山からいよいよ東北へ。
2日目はこちら(土浦駅~)。