初診から、
手術、術後補助療法、
術後1年検診まで、
1年間の流れ
再投稿です。
知りたい情報が、
知りたい方に届きますように。
自分の体に違和感を感じ、
病院を受診したときから、
たくさんの検査や、
たくさんの治療を経て、
術後1年検診が、
ひとつの区切りかと思います。
肉体的にも、
精神的にも、
激動の1年の流れをまとめます。
項目 | 説明 |
---|---|
がんの種類 | 浸潤性乳がん 乳頭腺管がん |
腫瘍の大きさ | 2.5cm |
腋窩リンパ節転移 | 4個以上あり |
脈管内侵入 | あり |
核グレード分類 | 1(悪性度) |
エストロゲンレセプター陽性率 | 85% |
プロゲステロンレセプター陽性率 | 25% |
HER2 | 1+ |
MIB-1 | 8%(増殖速度) |
ステージ | 2B |
治療方針 | 選択肢 |
---|---|
遺伝子検査 (BRCA1/BRCA2) | 陰性 |
手術方法 | 乳房全切除術 |
リンパ節検査・切除 | 腋窩郭清術 (レベルⅡ) |
再建手術 | しない |
その他治療 | 化学療法 ・ddAC療法 (4クール) ・ddPTX療法 (4クール) |
放射線治療 ・胸壁 ・鎖骨 | |
ホルモン療法 ・タモキシフェン ・リュープリン | |
分子標的薬 ・ベージニオ |
診断から手術まで
初診の日に、マンモグラフィー、超音波検査、針生検。
翌週には造影CT検査、暫定ステージ告知。
MRI検査、遺伝子検査。検査の嵐の中、手術日決定。
物理的にも、精神的にも怒涛のスピード感。
抗がん剤治療体験
AC療法の副作用の吐き気は、
特定のものしか食べられなかったり、空腹になると気持ち悪くなったり、妊娠時の悪阻に似ていました。
パクリタキセルの副作用は、主に筋肉痛、関節痛でした。
圧迫と冷却の副作用対策で、しびれは回避できました。
頭皮冷却装置Paxmanの使用と効果
使用感は、冷たいというより痛いという感じ。徐々に慣れるけれど、片頭痛持ちの方はトリガーに。
夏の治療でも、とにかく寒い。
寒さ対策必須。
普段から血圧が低めの方は、起立性低血圧に注意。
個人的な体感では、脱毛抑制、発毛促進の効果を実感。抗がん剤投与6回目が脱毛のピーク。抗がん剤治療中から発毛を確認。
ラストケモから5カ月後に、初美容室。ラストケモから7か月後に、脱帽子。
昭和のアイドルか、魔法使いサリーかのような、「くせ毛」グラデーションヘアスタイルに!
【Paxman頭皮冷却実録①】冷却キャップ使用のリアル:苦痛と対策
【Paxman頭皮冷却実録②】冷却治療中のヘアケア:やってもいいこと、いけないこと
【Paxman頭皮冷却実録③】脱毛恐怖:髪が抜ける心理的ストレス
【Paxman頭皮冷却実録④】抗がん剤治療と頭皮冷却:心のケアの重要性
【Paxman頭皮冷却実録⑤】パクリタキセル治療開始:寒さと頭痛との闘い
【Paxman頭皮冷却実録⑥】冷却治療中の脱毛進行:抗がん剤6回目がピーク
【Paxman頭皮冷却実録⑦】発毛の兆し?パクリタキセル治療残り2クール
【Paxman頭皮冷却実録⑧】発毛確実!頑張る生き残りと新生ぽよ毛
【Paxman頭皮冷却実録⑨】頭皮冷却の実証:脱毛抑制と抗がん剤投与中の発毛開始
【Paxman頭皮冷却実録⑩】ラストケモから1ヶ月:毛穴が黒く見える?
【Paxman頭皮冷却実録⑪】ラストケモから2カ月:くせ毛の再生
【Paxman頭皮冷却実録⑫】ラストケモから6カ月:2回目の美容室ビフォーアフター
放射線治療体験
地味に「毎日通うこと」がシンドイ。
皮膚はアイロンを押し付けたように色が変わる。かさぶたがはがれるように1枚目の皮がむけて、その後何回か、日焼けのように皮がむけて、徐々にもとの色に近づいていく。
痒み対策には、保湿が肝心!
抗がん剤の副作用に比べれば、断然マシだけど、だるさ、ねむさ、多少あり。
ベージニオとタモキシフェン服用体験
ベージニオの洗礼、激しい下痢からのスタート。
150mg→100mgへ減薬。
下痢と便秘を調整するために試行錯誤。脱水と貧血に注意。
頭痛外来
中学生の頃から始まった片頭痛。
脈拍と一緒に、こめかみがズキズキ。ひどくなると、吐き気、眩暈も伴う。
ひどくなる前に早目早目の鎮痛剤を服用。結果、薬物乱用頭痛へ。
市販薬の服用を辞めて、予防薬を毎日服用。
結果、頭痛のない快適な生活に!
術後1年検診
無事に2年生になれました
- 採血
- マンモグラフィー
- 骨塩定量(DEXA法)
- RI検査(注射・撮影)
- 胸部CT検査
- エコー検査