【育児】

乗り越えてきてしまった過去
 

相談するべきはここだったかもシリーズ

 

【番外編】

相談したからこその巻

(2019年に書いた記事です)



ま、今となっては、


息子が、

こだわりの強い子だったのだな。

 

息子が、

感覚が過敏だったのだな。

 

息子が、

不安を感じやすい子だったのだな。

 

息子が、

「眠れない」子だったのだな。
 

 

あれもこれも、

アスペルガー症候群の特徴だなぁ~

と考えることもできますが、


また違った側面もありました。
 

 

 


《新生児訪問指導》

本日、生後17日目。 
新生児訪問指導で、
助産師さんがきてくれました。 
息子の体重や、
身長を測ってもらいました。 


一日あたり55.5g の増加。 
「育ちすぎ」だそうです・・・。 
通常の倍の割合で増えている
と言われました。 


お腹がすくと、
泣きわめくのでかわいそうで、 
母乳が足りていないんだ。。
とミルクを足していたのですが、 


足していたミルク分多い


と言われてしまいました。 


今日、おっぱいみてもらって、
マッサージしてもらったら、 
噴水のようにおっぱいが飛びました! 
母乳出すぎ、
赤ちゃんむせるかもとまで!! 

 


今までの私の悩みは、
なんだったんだろう? 

おっぱいが出ていないに違いないと、
こっそり泣いたりもしていたのに。
泣き損? 

 


おっぱいは十分足りているので、
今後は母乳で頑張りましょう。

とのこと。 


そこで、
今日の午後から
おっぱいオンリーで頑張ってみた。 
すると、
お昼から夕方まで泣き通し。 
 

 

抱っこしても、
あやしても、
効果なし。

 
泣き止むのは、
おっぱいをくわえているときのみ。 

 


なぜなんだ??? 
おっぱい足りている筈なのに、
なぜ寝てくれないんだ??? 


結局、
17時くらいに
60mlのミルクを追加。 
やっと少し寝てくれました。 

 


やっぱり、
おっぱいだけで満足してくれるのは
午前中オンリー。 


急に、
完全母乳に移行するのは無理みたい。 
 

 

夕方、
おむつかぶれのお薬を持って、
助産師さんが再度来てくれた。 
最初はミルクを活用しながら、

 


3ヶ月位には完全母乳をめざすことに。 

 


長時間泣いているのは、
息子もかわいそうだし、

 
私も肉体的、
精神的にかなりまいってしまう。 

 

 


私はどうも極端な性格で、
自分で自分を縛ってしまうらしい。 

 

もっと鷹揚に構えて、
私があっけらかんとしていないと、 

 

おっぱいも出ないし、
息子も不安定になってしまう。

 

わかってはいるんだけど、
一足飛びに理想に走ってしまう。 

 

 

そして、

自分を責める。
・・自己嫌悪・・。 

 


その後、
いろんな理屈で、
自分をどうにか許すというか、
妥協する。

 
そんなことの繰り返し。

 
優等生気質というか、
教科書通りじゃないとダメというか、 


本当に、

自分がいやになってしまう。 


少しは、

おおらかになりたいものだ。 
 

 

息子は、

 

元気でちゃんと育っていて、
とってもいいこ。 


それだけで、
とっても幸せなこと
なのに。 

 

でも、

抱いても、
おっぱいあげても、

おむつ替えても、

 


何しても、 
泣き止まないと、
へこたれる。 


 

なんともよわっちいママだ。
困ったものだ。 

 

笑える日記を心がけているのだけど、
今日は弱音を吐いてしまいました。 

 

 

 

 

2007年10月28日

 ■生後10カ月■

 

「おっぱいを振り返る」

 

 ゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,

 

 

生後17日 新生児訪問相談

全ては↑ココから始まった気がする。
これが、母乳に固執して、

ミルクを睡眠薬のように

思うようになった原因か?



1月25日(生後2カ月)


眠いのに眠れないとき。
ふんばっているのに、

おならもウンチもでないとき。
腹へっているのに、

思うように乳が出ていないとき。


そんなとき、息子は、

「おっぱい」にやつあたりします。
 

 

強くくわえたまま、

ぐい~んって頭をそらせたり、
頭を左右にふって、

ガンガンって頭突きをしたり、
手でバンバンって、パンチしたり、


「ふんがっ!」

 

もしくは、

 

「あうっぷ!」

 

と文句言ったり。

 

 

たいていは、

乳首をくわえたままです。

 


「お~!

こんなにのびるんだ!?」

 

 

とビックリするほど、


乳首がびにょ~ん

 

ってなってます。


はっきりいって、

結構痛いです。

 

 

 ゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,

 


おっぱい先生によると、

(母乳相談の先生)

 

 

おっぱいを噛んだり、

つねったりするのには、
必ず理由があり、

お母さん側に問題があるとのこと。
 

 

お母さんが食べた物によって、

おっぱいの味が美味しくなかったり、

 

おっぱいが詰まっていて、

おっぱいが温かくなかったりと、

 

おっぱいの質も量も、

お母さんの生活次第で変わるそうです。

 

 

既にこのときから、

息子は、

ママのおっぱいにご不満だったんだね。
 

私のおっぱいは、

常に、

供給不足だったのかもしれないね。



1月25日(生後6カ月)

最近、

息子はおっぱいを噛みます。
まだ歯ははえていませんが、

 

はっきり言って痛いです。

かなり痛い。
 

リアクションせずに頑張ろう

と思いつつ、

 

おもわず声が出ます。
すると・・・


「ニタ~」

「ケラケラ」

とするヤツがゲッソリ

 


絶対おもしろがってる。

なんてヤツだ。

けしからん。

信じられん!!

 


鼻をおさえると放す

って聞いたことがあって、

 

 

やってみたら、
さらにおもいっきり噛みやがったゲロー


噛むだけにとどまらず、

飲んでるおっぱいと逆のおっぱいを、
握りつぶしたりもします。

 

爪までたてて、

手加減なし。
痛い、痛い、痛いよ滝汗滝汗滝汗

 

 

 ゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,



このときは、

おもしろがってる風でもあるけど、

やっぱりご不満だったのかな?
6月、7月は寝かしつけのときによく噛まれて、

ママはぷりぷり怒ってた。


■8月(生後8カ月)

息子、歯が生えました。


■9月(生後9カ月)

おっぱい、

流血。

穴ぼこ傷に、

水ぶくれ。

 

 ゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,



こうして、振り返ってみると、

常におっぱいトラブルだったのかも。
 

 

息子が、

心から満足して、

おっぱいを飲んでいた時ってあるのかな?
 

 

息子がおっぱいに執着するのは、

満足していないからかな?


最初は出ないオッパイだった。
 

そして、

その後は…

 

いつから詰まっていたんだろう?


新生児のときから、

今行ってるおっぱい先生に相談していたら、

何か変わったかな?

 


今さら、

後悔しても仕方ないけど、

 

 

こうしてたら?

ああしてたら?

って思っちゃう。
 

 

もうちょっと上手に、

ミルクを使ってもヨカッタとも思う。


「母乳で育てる」

 

 

勿論、

これは素晴らしいことだと思う。
 

 

でも、

頑張りすぎない方が

いいんじゃないかな。
 

無理しない方が

いいんじゃないかな。


と、今なら思う。


赤ちゃんのうちに、

ミルクたくさん飲んでおデブちゃんだって、
そんなのなんの問題でもないよね。

 


太りすぎ、

ミルクあげすぎ、

そんなの

気にしなければヨカッタかな…。


勿論、

頑張ったおかげで、

ここまでおっぱいで育てられたんだから、
 

それは、それで、

私にとって、

とても幸せなことなのだけれど。
 

 

さて、

息子にとっては、

どちらがヨカッタのだろうか?

 


息子がグッスリ寝られなかったのは、

常におなかがすいていたからかもしれないな。


おっぱい問題、考えれば考えるほど、

わからなくなるんだけど…

 


今は、

離乳食も、

しっかり食べるようになって、

おっぱいで満腹になる必要はなし。


出ないおっぱいでも、

息子が欲しがってくれるなら、

あげたい

 

と思う今日この頃です。


 

 ゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,

 





(ノ-_-)ノ ~┻━┻


まず、息子が、

 

あんなにも

 

寝なかったことと、

 

おっぱいの出や、

おっぱいの質は、

 

 

関係ねーー!

 

 

なんでもかんでも、

自分責めの餌にして、

すべてを自分の責任だと

思ってんじゃねーよ!


実際、

娘はガブガブ飲んで、

時には飲みすぎて吐いて、

完全母乳でもグッスリ寝たよ。

 

 

母乳だろうと、

ミルクだろうと、

 

 

必要以上に飲みすぎれば、

吐くんだと学んだよ。

 

 

娘を育ててみて、

同じ母親が育てても、

こんなにも違うのかと、

たくさん知ることができた。

 

 

とはいえ、
 

 

入院中の授乳指導
新生児訪問指導

助産師のおっぱいマッサージ
 

 

初めての赤ちゃん。
初めての授乳、育児。


 

専門家の言葉は、
あまりにも大きい。


ミルク足すのは悪ですか?


当時の私には、
すっかりミルク=悪と
すり込まれてしまいました.

 

 

太る素、睡眠薬、

安易な方法、「逃げ」、怠惰。

努力の対極。

 


完全母乳を目指さなくてはならない

という思い込み

支配されていくのです。


生まれたての息子は、
ミルクを飲んでいたのです。


飲まなくしたのは

、私なのです。


これが、
どれだけ、自分の首を絞めたか?


我慢するのが美徳
苦労するのが美徳
努力するのが美徳



くそくらえだ!
ミルクの何が悪い?
ベビーフードの何が悪い?


楽することの
何が悪い??



清く正しく美しく
手間ひまかけて
子どもの世話をする

自分のことは後回し

子どもに尽くすことが

わたしの幸せ


素晴らしい

無理しなくてもできる

スキルもキャパも余裕があって

心から幸せだと思える


そうできるお母さんは
そうすればいい


だからと言って、
できないお母さんが、
責められる筋合いはない!




わたしにできるんだから、

わたしができたんだから、

 

 

あなたにもできるとか、

なんなの?

 

 

わたしは我慢してきたんだから、

わたしは色々犠牲にしてきたんだから、

あなたもそうしなさいとか、

なんなの?

 

 

今まではこうだったんだから、

みんなそうしてきたんだから、

あなたもそうするのが当たり前とか、

ほんと、なんなの?


我慢して
我慢して
自分を責めて
自己嫌悪に陥り
ダメな母親だと
自分を蔑む



これになんの意味がある?
ママにとっても
子どもにとっても
何かプラスになることある?


まずは、
子どもよりもお母さんが、
笑顔になれる方法を!


どんなに、

手抜きしようと、
どんなに、

いい加減だろうと、


お母さんが笑っていることが、
子どもにとって、
一番いいに決まってる。


 

 ゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,

 





今だから言えること。
あの頃の私にアドバイスしても、
聞く耳持たなかったと思う。




私のこの声は、
新米ママには届かないかもしれない。


現に、

わたしのことを、

ミルクで育てたわたしの実母が、

どれだけ、

ミルクを飲ませてもいいだろうと言っても、

 

 

わたしが、

頑固に完全母乳にこだわった。



教科書タイプ、

優等生タイプのお母さんは、

「先生」に言われることに弱い。

 

 

医者、看護師、助産師。保険師。

幼稚園の先生、学校の先生。

 

 

でも、

今になって思う。

 

 

専門家の言うことを

鵜呑みにしないで欲しい。

 

育児にも流行りがあるのだ。

 

時代によって、

状況によって、

 

 

正しいとされることは、

変わる。

 

 

 

例えるならば、

ある一時期、

 

赤ちゃんは、

うつぶせ寝がいいとされていた。

 

病院でも、

産院でも、

家庭でも、

うつぶせ寝を

させていたところも多かった。

 

 

しかし、

「今」の常識では、

うつぶせ寝は、

 

「乳児突然死症候群」

(SIDS)の、要因のひとつ

とも言われている。

 

 

SIDSの原因は不明です。

呼吸のコントロールに異常があるためとも

考えられます。

SIDSの乳児の一部では、

血液中の酸素レベルが低下した徴候や、

呼吸が一時停止した徴候が観察されています。

乳児をうつ伏せに寝かせること

柔らかい寝具

(枕や羊毛の毛布など)の使用も、

SIDSと関連があるとされています。

ソファ、クッション、

または柔らかいベッドで、

乳児に添い寝することも

SIDSのリスクを上昇させます。




大切なのは、

偏らないことだ。

何かに固執しないこと。

 

 

何事も、

万人には当てはまらないのだ。

 

 

赤ちゃんが100人いれば、

100人分の関わり方がある。

 

 

 

あなたが信じていること、

それは、そのままでいい。

 

 

ただ、

方法はそれだけではない。

他にも選択肢があるということ。

そこだけ意識できていればいい。

 

 

うまくいかないならば、

他の選択肢を選ぶことも、

悪いことではないのだ。

 

 

それは、

 

 

我慢が足りないわけではない。

努力が足りないわけではない。

逃げでもない。

 

 

ただ、ただ、

その方法が合わなかっただけ。



どんなに「いいこと」でも、

それしか見えなくなったら、偏る。

視野が狭くなる。

 

 

そんなこと言ったって、

 

あれだし、

これだし、

それだし、

 

これしかない、

他に方法はない、

仕方ない、

 

思っているとしたら、

 

 

既に偏っているかもしれない。

たいていの場合、

他にも方法は必ずある。

 

 

「そこ」を諦める。

「そこ」を一度選択肢から外す。

 

 

そうしてみないと、

見えない可能性

というものがある。

 

 

最終的に「そこ」を選んでもいい。

でも、

「選んだ」ということが重要。

 

 

できない理由を探すのではなく、

できる方法を探してみたときに、

考えもしなかった新しい方法が、

みつかるかもしれない。

 

 

優しいお母さんでいるために、

幸せなお母さんでいるために、

幸せな家族でいるために、

 

 

子どもに優しく、

その前に、

自分に優しくしてあげてください。

 

 

そんなに、

自分を責めないで。

 

 

あなたは、

悪くない。


そして、

あなたに優しい方法を、

あなたも子どもも両方が、

幸せになれる方法を

探してください。

 

 

自分さえ我慢すれば、

みんなが幸せになれる。

 

 

本当にそうならばいい。

 

そして、

その我慢を自分で選び、

自分が、

納得できているなら、

 

 

その我慢には意味がある。

「必要な我慢」もある。

 

 

あなたは、

我慢してよかった、って思えてる?

 

我慢はしたけど、

みんなが幸せで、

わたしも幸せ、

って心から思えてる?

 

 

頑張る方向、

我慢する方向、

 

 

「あなたも」幸せになれる方向。

人は「ないもの」は与えられない。

 

 

子どもを幸せにしたいなら、

自分が先に幸せになること。

 

 

そしたら、

子どもは、

勝手に幸せになってくれる。

 

 

子どもの幸せな人生に、

「母親が不幸」「母親が不幸そう」

という邪魔はしたくない。

 

 

わたしは、

今、

そう思っています。

 

 

まる。