完全なるキャパオーバー、

背伸びの限界

 

 

自分を振り返る。

自分は、何を我慢していた?

自分は、何を言いたかった?

 

 

 

 

出欠席のようす
授業日数 229
病欠 43
遅刻 43
早退 0

 

 

  担任所見

 

【1学期】

人一倍の頑張り屋で、生徒会本部にはなくてはならない存在です。反面、完全燃焼型の性格のため、体力が続かず欠席が多いのも気になります。学習面では、文章表現力に優れ、理解力があり、探求心も旺盛で、学力も着実に向上しています。現状に甘んずることなく、今後さらに精進されることを期待しております。

【2学期】

感受性が豊かで、友人関係の悩みを打ち明けられ、真剣に苦しんだ時期もありましたが、現在は立派に立ち直り、元気に生活しています。物事をより客観的に捉えることにより、苦しいはずの受験期を楽しんでいるような精神的ゆとりを感じます。反面、欠席が多いのが気になります。健康に留意し、精進されることを願っています。

【3学期】

ご卒業おめでとうございます。これからが本当の意味での人生の始まりです。未来に向かって、力強く飛躍することを期待しております。

 

  特性をうかがわせる部分

 

  1. "反面、完全燃焼型の性格のため、体力が続かず欠席が多いのも気になります。"
  2. "感受性が豊かで、友人関係の悩みを打ち明けられ、真剣に苦しんだ時期もありましたが、現在は立派に立ち直り、元気に生活しています。"
  3. "反面、欠席が多いのが気になります。"

これらの部分は、社会的交流の困難さ(友人関係の悩み)、エネルギーの不均衡(完全燃焼型の性格、体力が続かない)、あるいはルーチンや予定へのこだわり(欠席が多い)を示唆しています。

 

 

クラス替えをして、

担任も変わりました。

1年生の時と同じ先生です。

生徒会の顧問もしていました。

 

 

相変わらず、

飛びぬける遅刻と欠席の数。

 

 

【友人関係の悩み?】

 

修学旅行の時の話です。

昔は特殊学級と呼ばれるクラスがありました。

私のクラスの子でひとり、

特殊学級に在籍している子がいました。

ある日、その子が私の家を訪ねてきました。

 

「修学旅行に行きたくない」

 

その子がどんな理由で、

特殊学級にいたのかはわかりません。

 

明らかにわかるのは、

お勉強が苦手ということと、

コミュニケーションも苦手ということ。

 

私が知るその子は、

優しくて、はにかむように笑う、

物静かな女の子でしたが、

 

たいていの子に対しては、

攻撃的で、乱暴な言葉で、

自分のまわりにバリアを張っている、

そんな感じでした。

 

 

修学旅行に行っても、

一緒にいる人がいない!

楽しくない!行きたくない!

 

 

修学旅行の前日のことです。

 

はっきり言って、

わたしの手におえるような案件じゃない。

 

 

わたしは、担任に電話して、

学校に行くことになり、

先生とその子と3人でお話しました。

 

そして、往復の新幹線、

わたしがその子の隣に座ることになり、

 

そのほかにも、色々な約束をして、

その子は、無事に修学旅行に行きました。

 

今も残る写真の中の彼女は、

はにかむように笑っています。

本当によかったと思います。

 

でも、

 


特別に仲がよかったわけではない。

新幹線も他の子と座る予定だった。

 

 

ただの、

「一クラスメイトの被る責任の域」

越えているとは思いませんか??

 

 

当時のわたしは、

仕方ないと思っていました。

自分で役に立てるのなら、と、

自ら提案したのかもしれないし、

先生から促されて、

了承したのかもしれない。

(話の流れを具体的に覚えていない)

 

いずれにしても、

「本意」ではなかった。

自分の楽しみを犠牲にして、

「付き合う」ことを選んだのです。

 


その後も、

その子に頼られることが多くなりました。

 

中3の私には負担だった。

 

それがいやとか、

迷惑だとかいう話ではなく、

荷が重かった。

 

 

【特別活動】

 

3年生の私は、

色々なことに挑戦させてもらいました。

 

参加した主な校外活動

 

アナウンスコンテスト

英語暗唱大会

英語スピーチコンテスト

日本語弁論大会

近くにある障碍者施設でボランティア活動

 

 

【生徒会活動】

 

生徒会総会。

資料作成、裏回し、根回し、

質問の予測、回答の準備。

 

公約①月間MVP。

「委員会活動の活性化」

 

毎月の集計作業、

毎月の生徒会新聞の発行、

(原稿作成)

 

公約②体育祭の縦割り計画。

 

生徒会顧問の権限だけで、

決められる問題ではなかった。

 

教務主任と生徒会顧問。

どっちと話しても、

ふたりの間で話が通ってない!

 

どんなに意見しても、

埒明かない。

結局、直接教務の先生を、

「生徒」が説得しなくてはならない。

 

大変だったものの、公約を無事に通し、

雑務をこなす日々。

企画をたて、シナリオを書き、根回しをする。

あらゆる原稿を書く。

 


とにかく、

 

受験勉強と部活と、

生徒会活動と習い事と、

すべて平行して、

特別活動の準備、

練習もしていました。

 

 

私ならできると思われていたし、

直接言われてもきた。

私はやるしかなかったし、

実際にやり遂げてきた。

 

やり遂げれば、やりとげるほどに、

プレッシャーは大きくなった。

 

 

完全燃焼型の性格で、体力が続かない、

というよりも、

完全にキャパオーバーだったと思います。

 

 

まる。

 

 

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