■晴日の読書手帖■ -2ページ目

嫌われ松子の一生 上巻/山田宗樹

嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫) 嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)
山田宗樹

幻冬舎 2004-08
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三十年前、松子二十四歳。教職を追われ、故郷から失踪した夏。その時から最期まで転落し続けた彼女が求めたものとは?一人の女性の生涯を通して炙り出される愛と人生の光と影。気鋭作家が書き下ろす、感動ミステリ巨編。              [「BOOK」データベースより]
  

松子の言動にいちいち苛々。教師時代のあの事件に関してははとても頭の良い人の行動とは思えない。でもまぁ上巻の後半あたりにあったら結構面白くなってきたので、続けて下巻読もう。

     

本★★☆☆☆

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【過去に読んだ山田宗樹作品】

天使の代理人 上下巻

さよならの代わりに/貫井徳郎

さよならの代わりに (幻冬舎文庫) さよならの代わりに (幻冬舎文庫)
貫井徳郎

幻冬舎 2007-08
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「私、未来から来たの」。劇団「うさぎの眼」に所属する駆け出しの役者・和希の前に一人の美少女が現れた。彼女は劇団内で起きた殺人事件の容疑者を救うため、27年の時を超えて来たというのだ!彼女と容疑者との関係は?和希に近づく目的は?何より未来から来たという言葉の真意は?錯綜する謎を軽妙なタッチで描く青春ミステリ。
                        [「BOOK」データベースより]
  

うーん。なんとなく話がダラダラしてて疲れたな。タイムスリップが本当なのか嘘なのかってとこが気になって最後まで読んだけど、結末もなんだか微妙。

     

本★★☆☆☆

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【過去に読んだ貫井徳郎作品】

夜想

愚行録 (創元推理文庫)

慟哭

後悔と真実の色

乱反射

プリズム (創元推理文庫)

烙印 (創元クライム・クラブ)

失踪症候群 (双葉文庫)

天使の屍 (集英社文庫)

修羅の終わり

崩れる 結婚にまつわる八つの風景 (角川文庫)

誘拐症候群 (双葉文庫)

鬼流殺生祭 (講談社文庫)

光と影の誘惑 (創元推理文庫)

転生 (幻冬舎文庫)

妖奇切断譜 (講談社文庫)

迷宮遡行 (新潮文庫)

殺人症候群 (双葉文庫)

神のふたつの貌 (文春文庫)

被害者は誰? (講談社文庫)

下町ロケット/池井戸潤

下町ロケット 下町ロケット
池井戸潤

小学館 2010-11-24
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第145回直木賞受賞(2011年)

「その特許がなければロケットは飛ばない――。
大田区の町工場が取得した最先端特許をめぐる、中小企業vs大企業の熱い戦い!会社は小さくても技術は負けない――。夢と現実。社員と家族。かつてロケットエンジンに夢を馳せた佃の、そして男たちの意地とプライドを賭した戦いがここにある。」

                     [「BOOK」データベースより]

 

いきなり特許侵害がどうたらって話で惹き込まれた。そういえば知的財産検定受けたなーとかw

しかしその後の展開も面白くって全然飽きなかった。佃ブランド!いいなー。熱い熱い!!殿村のキャラが好きだわ~w

     

本★★★★☆

春から夏、やがて冬/歌野晶午

春から夏、やがて冬 春から夏、やがて冬
歌野晶午

文藝春秋 2011-10
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スーパーの保安責任者の男と、万引き犯の女。

偶然の出会いは神の思い召しか、悪魔の罠か?これは“絶望”と“救済”のミステリーだ。     [「BOOK」データベースより]

 

驚いたけど何か期待していたものと少し違ったかな。気持ちは重いけど、ストーリー的には軽い感じ。それに、あんなこと考え付くくらい頭が良かったら、そんなに何年もあのバカ男と一緒にいるかねぇ。

まぁそれはいいとして、とにかくひたすら悲しくやるせない気持ちになるラストだった。

     

本★★☆☆☆

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【過去に読んだ歌野晶午作品】

葉桜の季節に君を想うということ (本格ミステリ・マスターズ)

長い家の殺人

白い家の殺人

動く家の殺人

ガラス張りの誘拐

死体を買う男

さらわれたい女

ROMMY―そして歌声が残った

正月十一日、鏡殺し

ブードゥー・チャイルド

放浪探偵と七つの殺人 (講談社文庫)

安達ヶ原の鬼密室 (講談社文庫)

生存者、一名

世界の終わり、あるいは始まり

館という名の楽園で (祥伝社文庫)

家守 (光文社文庫)

・ジェシカが駆け抜けた七年間について

魔王城殺人事件

女王様と私

そして名探偵は生まれた

ハッピーエンドにさよならを

密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社ノベルス)

舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵 (カッパ・ノベルス)

火の粉/雫井脩介

火の粉 (幻冬舎文庫) 火の粉 (幻冬舎文庫)
雫井脩介

幻冬舎 2004-08
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元裁判官で、現在は大学教授を務める梶間勲の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた。愛嬌ある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝い…武内は溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心を掴んでいく。手に汗握る犯罪小説の最高傑作。          

                         「BOOK」データベースより]

     

いい意味で気持ち悪~い話だった。好きだわこういうの。武内の異常さって人間が持ってる深層心理みたいなもんだと思うんだよねー。気持ち悪いながらもなんか共感出来る気もするし。俊郎のほうがよっぽど気持ち悪いよ。なにアイツ…。どうにかして謝らせたい気持ちでいっぱいだったけど、最後どうしたんだろ。

       

本★★★★☆

最後の命/中村文則

最後の命 最後の命
中村文則

講談社 2007-06-12
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ある日、帰宅するとベッドの上で女が死んでいた。警察で取り調べを受ける私は、そこで意外な名前を聞く。その名は、私を強制的に記憶の奥底へと引き戻す―。少年時代に起こったひとつの強姦殺人事件。その日を境に心の奥底に宿った欲望の種子は、ふたりの男の運命を切断していく。暴力、欲望の生みだす罪。その残酷さの中にある人の希望とは!深遠なテーマと向きあい、たどり着いた著者の新境地!渾身の傑作長篇小説。             「BOOK」データベースより]

     

子供の頃の強烈な体験が2人の人生を変えてしまったんだな。冴木の生きる術は他になかったのかな。苦し過ぎる。

       

本★★★☆☆

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【過去に読んだ中村文則作品】

遮光 (新潮文庫)

土の中の子供 (新潮文庫)

悪意の手記

被害者は誰?/貫井徳郎

被害者は誰? (講談社文庫) 被害者は誰? (講談社文庫)
貫井徳郎

講談社 2006-05-16
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豪邸の庭に埋められていた白骨死体は誰なのか?犯人が黙秘を貫く中、警察は押収した手記をもとに、被害者の特定を試みるが…。警視庁の桂島刑事から相談される、迷宮入り寸前の難事件の数々。それを解き明かすのは、頭脳も美貌も態度も規格外のミステリー作家・吉祥院慶彦。痛快無比!本格推理の傑作。
                        [「BOOK」データベースより]
  

サクっと読めちゃう短編ミステリー。あまりにお手軽過ぎて拍子抜けしちゃう人もいるかもしれない。でも吉祥院先輩と桂島くんのやりとりはなんだかほのぼのしてそれだけで楽しめちゃうなー。

     

本★★★☆☆

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【過去に読んだ貫井徳郎作品】

夜想

愚行録 (創元推理文庫)

慟哭

後悔と真実の色

乱反射

プリズム (創元推理文庫)

烙印 (創元クライム・クラブ)

失踪症候群 (双葉文庫)

天使の屍 (集英社文庫)

修羅の終わり

崩れる 結婚にまつわる八つの風景 (角川文庫)

誘拐症候群 (双葉文庫)

鬼流殺生祭 (講談社文庫)

光と影の誘惑 (創元推理文庫)

転生 (幻冬舎文庫)

妖奇切断譜 (講談社文庫)

迷宮遡行 (新潮文庫)

殺人症候群 (双葉文庫)

神のふたつの貌 (文春文庫)

眠れるラプンツェル/山本文緒

眠れるラプンツェル (角川文庫) 眠れるラプンツェル (角川文庫)
山本文緒

角川書店 2006-06
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昨日も暇だった。明日もたぶん暇だろう。結婚6年目、専業主婦。子どもはいない。退屈でない暮らしなど、考えただけでゾッとする。多忙な夫は今夜も家に帰らない。この緩やかな生活に、猫と隣家の息子が飛び込んできてから、何かが崩れ始めた。封印したはずの衝動。少年との、二人だけの秘密。嘘は次第に周囲を巻き込んで―。マンション住まいの主婦の平凡な生活が一変する様を、ドラマティックに描いた傑作恋愛長編小説。            「BOOK」データベースより]

   

最初、主人公の女はまるで私みたいだなぁと思ったけど、実際は私以上にヤバイ人だった。こんな結婚生活絶対やだし、いきなり中学生に恋しちゃうのも何か間違ってるよなぁ。でも山本文緒の描くなんだか病んでる人達の姿って読むのすごく好きでついハマっちゃうんだよねw    

   

本★★★☆☆

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【過去に読んだ山本文緒作品】

恋愛中毒 (角川文庫)

紙婚式 (角川文庫)

シュガーレス・ラヴ (集英社文庫)

群青の夜の羽毛布 (文春文庫)

ブルーもしくはブルー (角川文庫)

パイナップルの彼方 (角川文庫)

マスカレード・ホテル/東野圭吾

マスカレード・ホテル マスカレード・ホテル
東野圭吾

集英社 2011-09-09
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都内で起きた不可解な連続殺人事件。次の犯行現場は、超一流ホテル・コルテシア東京らしい。殺人を阻止するため、警察は潜入捜査を開始し・・・。1行たりとも読み飛ばせない、東野ミステリの最高峰。

                        「BOOK」データベースより]

   

ホテルを訪れるお客様の人間模様がとても面白かった。「お客様がルールブック」ホテル側のそういった姿勢とかも凄く好きでお仕事ぶりを読むのが楽しかった。肝心の殺人事件のほうに関してはおまけ的な雰囲気だけど、なんとなく伏線の香りがしたあれとかが、ああやっぱりね!てな感じで終わって良かった。

     

本★★★☆☆

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【過去に読んだ東野圭吾作品】

秘密 (記事なし)

容疑者Xの献身

放課後 (講談社文庫)

卒業―雪月花殺人ゲーム

白馬山荘殺人事件 (光文社文庫)

学生街の殺人 (講談社文庫)

11文字の殺人 (光文社文庫)

魔球

香子の夢―コンパニオン殺人事件

浪花少年探偵団

十字屋敷のピエロ (講談社ノベルス)

眠りの森 (講談社文庫)

鳥人計画 (角川文庫)

殺人現場は雲の上

ブルータスの心臓―完全犯罪殺人リレー

依頼人の娘

宿命

犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)

仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)

変身 (講談社文庫)

回廊亭殺人事件 (光文社文庫)

交通警察の夜

ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)

美しき凶器 (光文社文庫)

同級生 (講談社文庫)

分身 (集英社文庫)

浪花少年探偵団2

怪しい人びと (光文社文庫)

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

虹を操る少年 (講談社文庫)

パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)

怪笑小説 (集英社文庫)

あの頃ぼくらはアホでした (集英社文庫)

天空の蜂 (講談社文庫)

名探偵の掟 (講談社文庫)

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)

毒笑小説 (集英社文庫)

悪意 (講談社文庫)

名探偵の呪縛 (講談社文庫)

探偵ガリレオ (文春文庫)

私が彼を殺した (講談社文庫)

白夜行 (集英社文庫)

嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)

予知夢 (文春文庫)  

片想い (文春文庫)

超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)

レイクサイド (文春文庫)

トキオ

ゲームの名は誘拐 (光文社文庫)

秘密 (文春文庫)

手紙 (文春文庫)

おれは非情勤 (集英社文庫)

殺人の門 (角川文庫)

幻夜 (集英社文庫)

赤い指 (講談社文庫)

黒笑小説 (集英社文庫)

ちゃれんじ? (角川文庫)

使命と魂のリミット (角川文庫)

夜明けの街で (角川文庫)

ダイイング・アイ

流星の絆

聖女の救済

ガリレオの苦悩

パラドックス13

新参者

カッコウの卵は誰のもの

プラチナデータ

白銀ジャック (実業之日本社文庫)

あの頃の誰か (光文社文庫)

麒麟の翼

真夏の方程式

天啓の殺意/中町信

天啓の殺意 (創元推理文庫) 天啓の殺意 (創元推理文庫)
中町信

東京創元社 2005-04-25
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柳生照彦から持ち込まれた犯人当てリレー小説―柳生の問題編に対し、タレント作家の尾道由起子に解決編を書いてもらい、その後に自分の解決編を載せる。要するに作家同士の知恵比べをしよう―という企画は順調に進行するかに見えたが…。問題編を渡したまま、柳生は逗留先から姿を消し、しかもその小説は半年前の実在事件を赤裸々に綴ったものだった。全面改稿決定版。

                         「BOOK」データベースより]

      

この作者の本は初読みだけど、文章がとても読みやすくて惹きこまれるものがある。でも内容的には特別な魅力は感じなかったかなぁ。私は自分で推理しながら読むタイプではないので、純粋に流れに身をまかせて最後にビックリさせてもらいたいのだけど、特にそういうのもなかったしなぁ。キャラクターがイマイチパッとしなかったせいもあるのかも。

      

本★★☆☆☆