崩れる 結婚にまつわる八つの風景/貫井徳郎 | ■晴日の読書手帖■

崩れる 結婚にまつわる八つの風景/貫井徳郎

崩れる 結婚にまつわる八つの風景 (角川文庫) 崩れる 結婚にまつわる八つの風景 (角川文庫)
貫井徳郎

角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-03-25
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●崩れる

●怯える

●憑かれる

●追われる

●壊れる

●誘われる

●腐れる

●見られる      8編収録。

仕事もしない無責任な夫と身勝手な息子にストレスを抱えていた芳恵。ついに我慢の限界に達し、取った行動は…(「崩れる」)。30代独身を貫いていた翻訳家の聖美。ある日高校の同級生だった真砂子から結婚報告の電話があり、お祝いの食事会に招待されるが…(「憑かれる」)。家族崩壊、ストーカー、DV、公園デビューなど、現代の社会問題を「結婚」というテーマで描き出す、狂気と企みに満ちた8つの傑作ミステリ短編集。               [「BOOK」データベースより]
  

どれもこれも面白かったし、本当に貫井徳郎氏は女性特有の感情を描くのが巧いな。「崩れる」とか感情移入し過ぎてこっちが崩れそうだったw 「憑かれる」は怖すぎて鳥肌立った。「腐れる」の怪しい終わり方も好きだ。なんて多彩な作家さんなのだろう。惚れ惚れ(*´∀`*)♪

   

本★★★★☆

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【過去に読んだ貫井徳郎作品】

夜想

愚行録 (創元推理文庫)

慟哭

後悔と真実の色

乱反射

プリズム (創元推理文庫)

烙印 (創元クライム・クラブ)

失踪症候群 (双葉文庫)

天使の屍 (集英社文庫)

修羅の終わり