後悔と真実の色/貫井徳郎
後悔と真実の色
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第23回山本周五郎賞受賞(2010年)
あの強固な呪縛から、いつか解き放たれたかった。若い女性を襲い、死体から人指し指を切り取る連続殺人魔「指蒐集家」が社会を震撼させている。警察はネットでの殺人予告、殺害の実況中継など犯人の不気味なパフォーマンスに翻弄され、足がかりさえ見えない。その状況下、捜査一課のエース、西條輝司はある出来事を機に窮地に立たされていた。これは罠なのか?被害者たちにつながりはあるのか?犯人の狙いは何か?緻密な構成で不器用に生きる男たちを活写する傑作長編。
[「BOOK」データベースより]
序盤はなかなか入り込めず苦労したけど、中盤あたりから一気に加速。でも西條がかわいそう過ぎてこの展開はショックだった。何もここまで落ちなくても・・・。最後まで犯人が判らずやっぱり驚かされた私だけど、動機が正義だから同情した。なんだか可哀想な人たちばかりだった気がする。
★★★★☆
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【過去に読んだ貫井徳郎作品】
・夜想
・慟哭