怪しい人びと/東野圭吾 | ■晴日の読書手帖■

怪しい人びと/東野圭吾

怪しい人びと (光文社文庫) 怪しい人びと (光文社文庫)
東野圭吾(ひがしの けいご)

光文社 1998-06
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●寝ていた女

●もう一度コールしてくれ

●死んだら働けない

●甘いはずなのに

●灯台にて

●結婚報告

●コスタリカの雨は冷たい   [以上七編収録]

俺は同僚の片岡のデートのために一晩部屋を貸してあげた。その後、そのことを片岡から聞いた2人の同僚、本田と中山にも部屋を貸すことになってしまう。3カ月後のある日、いつものように、車から部屋に戻ると、見知らぬ女が寝ていて…。(「寝ていた女」)あなたのそばにいる優しい人が、いつの間にか怪しい人びとに。著者ならではの斬新なトリック満載の傑作推理集。              [「BOOK」データベースより]

 

ぐわー!これまたすごい短編集を読んでしまった。

『もう一度~』の「あれはセーフだったのに」と当時の審判に詰め寄る話とか終わらせ方がすごい。なにあれー。『灯台にて』もキモイけどちょっとニヤニヤしちゃう面白さがあった(笑)

でも一番惹き込まれたのは『結婚報告』かな。昔の友達から送られてきた結婚報告の手紙に同封されていたのはどう見ても見知らぬ女の写真で…という話。写真の女は誰なの?っていうかこの手紙は誰が何のために送ったの?って追いかけてくのがすごく面白い。濃い短編だわー。

     

本★★★★★

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【過去に読んだ東野圭吾作品】

秘密 (記事なし)

容疑者Xの献身

放課後 (講談社文庫)

卒業―雪月花殺人ゲーム

白馬山荘殺人事件 (光文社文庫)

学生街の殺人 (講談社文庫)

11文字の殺人 (光文社文庫)

魔球

香子の夢―コンパニオン殺人事件

浪花少年探偵団

十字屋敷のピエロ (講談社ノベルス)

眠りの森 (講談社文庫)

鳥人計画 (角川文庫)

殺人現場は雲の上

ブルータスの心臓―完全犯罪殺人リレー

依頼人の娘

宿命

犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)

仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)

変身 (講談社文庫)

回廊亭殺人事件 (光文社文庫)

交通警察の夜

ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)

美しき凶器 (光文社文庫)

同級生 (講談社文庫)

分身 (集英社文庫)

浪花少年探偵団2