■晴日の読書手帖■ -5ページ目

月光/誉田哲也

月光 (徳間文庫) 月光 (徳間文庫)
誉田哲也

徳間書店 2009-03-06
売り上げランキング : 88289

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お姉ちゃんが死んだ。誰からも愛された人。優しく美しく、真っ白だった人。同級生のバイクによる不運な事故?違う、お姉ちゃんは殺されたんだ―。姉と同じ高校に入り、一人の教師の協力を得て真相を探り始めた妹結花。そこには覗いてはならなかった姉の秘密が―。学園にピアノ・ソナタ「月光」が流れるとき、教師と生徒の心が狂う。      

                         [「BOOK」データベースより]

 

イヤな話だったなぁ。性的なシーンが…。しかし涼子の両親はなぜ真相を知りたがらなかったんだろう?娘がおかしな場所に居たことについて疑問に思わなかったんだろうか?それって変じゃない?

   

本★★★☆☆

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【過去に読んだ誉田哲也作品】

ストロベリーナイト (光文社文庫)

ダークサイド・エンジェル紅鈴 妖の華(ウルフ・ノベルス)

・アクセス (新潮文庫)

春を嫌いになった理由(わけ) (光文社文庫)

疾風ガール (光文社文庫)

ベター・ハーフ/唯川恵

ベター・ハーフ (集英社文庫) ベター・ハーフ (集英社文庫)
唯川恵

集英社 2005-09-16
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日本が未曾有の好景気に沸いていた時代、2年ごしの交際をへて広告代理店勤務の文彦と派手な結婚式をあげた永遠子。その日が人生最高の日だった。順調にスタートをきったはずの結婚生活は、バブルがはじけたことから、下降線の一途をたどる。不倫、リストラ、親の介護…。諍いと後悔にあけくれる日々から、夫婦はどう再生してゆくのか。結婚の真実を描く長編小説。
                       「「BOOK」データベースより]

 

披露宴直前、新郎の浮気相手が、新婦の元を訪れ手首を切る!という最悪な形でスタートした結婚生活。その後もトラブル続きでイヤ~な気持ちになるばかりだったけど、後半は少し空気が変わってきて、結婚生活って大なり小なり色んなことがあって「どうしてこうなっちゃったの?」って思うことたくさんあるけど、皆そうやって続けていくんだよなぁーなんて思う。

結婚4年目の私はまだまだ未熟だけど頷ける部分たくさんあった。…しかし、これ『独身の方は読んではいけません』って書いておいたほうがいいんじゃないか?w 結婚するの絶対イヤになるってww

  

本★★★★★

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【過去に読んだ唯川恵作品】

100万回の言い訳 (新潮文庫)

13階段/高野和明

13階段 (講談社文庫) 13階段 (講談社文庫)
高野和明

講談社 2004-08-10
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第47回江戸川乱歩賞受賞(2001年)

犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。処刑までに残された時間はわずかしかない。二人は、無実の男の命を救うことができるのか。江戸川乱歩賞史上に燦然と輝く傑作長編。
                       「「BOOK」データベースより]

 

犯行当時の記憶が無い死刑囚の冤罪を晴らす為、調査を始めるお話。手がかりが階段の記憶のみだというのに、こんなに面白くスピード感のある展開で、結末もビックリの連続。なにより死刑制度について勉強になるし色々考えさせられる作品で本当にスゴイと思った。面白かった。

個人的に「弟への借りを返しに」のシーンがツボだったwお兄さんステキ☆ ていうか解説の宮部みゆきが殆ど解説していないところが気になるけどwww

  

本★★★★★

ジオラマ/桐野夏生

ジオラマ (新潮文庫) ジオラマ (新潮文庫)
桐野夏生

新潮社 2001-09
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●デッドガール

●六月の花嫁

●蜘蛛の巣

●井戸川さんについて

●捩れた天国

●黒い犬

●蛇つかい

●ジオラマ

●夜の砂       以上9編収録。

ベルリンのガイドで生計を立てる、美貌の男、カール。地方銀行に勤める平凡な会社員、昌明。金のため男に抱かれることに疲れ始めた、カズミ。退屈な生活。上下運動を繰り返す、エレベーターのような日々。しかし、それがある時、一瞬にして終焉を迎える。彼らの目の前に現れた、まったく新しい光景。禁断の愉悦に続く道か、破滅の甘美へと流れゆく河か。累卵の如き世界に捧げる、短編集。
                       「「BOOK」データベースより]

 

めちゃ怖いホラー混じりの話とか、官能小説とか色々と濃い短編集で面白かったー。

「デッドガール」と「六月の花嫁」が好きかな。

カールの話は結局最後よく判らなかった。

  

本★★★☆☆

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【過去に読んだ桐野夏生作品】

グロテスク

・OUT 上巻(講談社文庫)

OUT 下巻(講談社文庫)

ポリティコン 上巻

ポリティコン 下巻

I'm sorry,mama.

ダーク 上巻(講談社文庫)

ダーク (下) (講談社文庫)

錆びる心 (文春文庫)

ばらばら死体の夜/桜庭一樹

ばらばら死体の夜 ばらばら死体の夜
桜庭一樹

集英社 2011-05-02
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2009年、秋。翌年6月から施行の改正貸金業法がもたらすのは、借金からの救済か、破滅か―四十過ぎの翻訳家、吉野解は貧乏学生の頃に下宿していた神保町の古書店「泪亭」の二階で謎の美女、白井沙漠と出会う。裕福な家庭に育った妻とは正反対の魅力に強く惹かれ、粗末な部屋で何度も体を重ねる。しかし、沙漠が解に借金を申し込んだことから「悲劇」の幕があがる―。   [「BOOK」データベースより]                                                                                       

       

思いっきり勘違いしたまま読んでたので、混乱したw

なるほど、そっちのパターンだったのか。

しかし後味は悪いし、最後なにもなく淡々と過ぎていくのにも疑問を感じるし、よくわからない作品だったな。結局、あれか、多重債務のことが書きたかっただけ?とか?

    

本★★☆☆☆

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【過去に読んだ桜庭一樹作品】

少女には向かない職業 (ミステリ・フロンティア)

ブルースカイ (ハヤカワ文庫 JA)

少女七竈と七人の可愛そうな大人

赤朽葉家の伝説

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)

AD2015隔離都市―ロンリネス・ガーディアン (ファミ通文庫)

青年のための読書クラブ

ルナティック・ドリーマー

桜庭一樹読書日記―少年になり、本を買うのだ。

君の歌は僕の歌―Girl’s guard (ファミ通文庫)

私の男

獅子たちはアリスの庭で-B‐EDGE AGE

竹田くんの恋人-ワールズエンド・フェアリーテイル

獅子たちはノアの方舟で―B‐EDGE AGE

赤×ピンク―Sakuraba Kazuki Collection (角川文庫)

GOSICK

GOSICK〈2〉ゴシック・その罪は名もなき (富士見ミステリー文庫)

GOSICK〈3〉ゴシック・青い薔薇の下で (富士見ミステリー文庫)

GOSICK (4) ゴシック・愚者を代弁せよ (富士見ミステリー文庫)

荒野

GOSICKs ―ゴシックエス・春来たる死神―

GOSICK(5) ゴシック・ベルゼブブの頭蓋 (富士見ミステリー文庫)

GOSICKs(2) ―ゴシックエス・夏から遠ざかる列車― (富士見ミステリー文庫)

ファミリーポートレイト

GOSICK〈6〉仮面舞踏会の夜 (富士見ミステリー文庫)

推定少女

GOSICKs〈3〉ゴシックエス・秋の花の思い出 (富士見ミステリー文庫)

製鉄天使

伏 贋作・里見八犬伝

転生/貫井徳郎

転生 (幻冬舎文庫) 転生 (幻冬舎文庫)
貫井徳郎

幻冬舎 2003-02
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自分に移植された心臓は、ドナーの記憶を持っているのか?移植手術を受けた大学生の和泉は、これまでとは違ってきた自分の趣味や嗜好に戸惑う。突然夢に現れた恵梨子という見知らぬ女性の存在も気にかかりながら心惹かれてゆく。やがて和泉は夢の記憶だけを頼りに、タブーであるドナーの家族との接触を図り、恐るべき近代医学の闇に直面する。                 [「BOOK」データベースより]
  

臓器移植の話。心臓の移植手術によって記憶が転移してしまう、という話だけど、ドナーがどうやら聞いてた人とは違う人なんじゃないか?!といって真相を探っていくお話だった。なかなか面白かった。

     

本★★★☆☆

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【過去に読んだ貫井徳郎作品】

夜想

愚行録 (創元推理文庫)

慟哭

後悔と真実の色

乱反射

プリズム (創元推理文庫)

烙印 (創元クライム・クラブ)

失踪症候群 (双葉文庫)

天使の屍 (集英社文庫)

修羅の終わり

崩れる 結婚にまつわる八つの風景 (角川文庫)

誘拐症候群 (双葉文庫)

鬼流殺生祭 (講談社文庫)

光と影の誘惑 (創元推理文庫)

100万回の言い訳/唯川恵

100万回の言い訳 (新潮文庫) 100万回の言い訳 (新潮文庫)
唯川恵

新潮社 2006-05
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知り合った頃、この人と恋人になりたいと思った。恋人になったら、結婚したいと思った。夫婦になった今、次はどうすればいいのだろう―。士郎と結子は結婚七年。平穏な生活で仲は悪くない、だけど何か足りない。ところが思いがけない事による別居生活が始まって、ふたりは…。離れて、恋をして、再び問う夫婦の意味。結婚に悩めるあなたの胸に、静かな波紋を呼び起こす長篇小説。
                         [「BOOK」データベースより]

   

夫婦が離れて暮らせば、浮気とか簡単にしちゃうよなー。

こういう話は嫌いじゃないけど、やっぱり既婚となった今読むと、昔とは見方が違うね。考えることが多すぎて簡単にはまとめられないけど、とりあえず隣の奥さんだけは嫌いwwキモイww

    

本★★★☆☆

シュガーレス・ラヴ/山本文緒

シュガーレス・ラヴ (集英社文庫) シュガーレス・ラヴ (集英社文庫)
山本文緒

集英社 2000-06-20
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●彼女の冷蔵庫-骨粗鬆症

●ご清潔な不倫-アトピー性皮膚炎

●観賞用美人-便秘

●いるか療法-突発性難聴

●ねむらぬテレフォン-睡眠障害

●月も見ていない-生理痛

●夏の空色-アルコール依存症

●秤の上の小さな子供-肥満

●過剰愛情失調症-自律神経失調症

●シュガーレス・ラヴ-味覚異常       以上10編収録。

短時間、正座しただけで骨折する「骨粗鬆症」。美人と言われてトイレにも立てなくなる「便秘」。恋人からの電話を待って夜も眠れない「睡眠障害」。月に一度、些細なことで苛々する女の「生理痛」。フードコーディネーターを突然、襲う「味覚異常」…。恋が、仕事が、家庭が、女たちの心と体を蝕んでゆく。現代女性をとりまくストレス・シンドロームと、それに立ち向かい、再生する姿を描く10話。

                         「「BOOK」データベースより]

   

様々な病を抱える女性達の物語。

「睡眠障害」と「生理痛」の話が好き。

生理痛っていうかこれPMSの話だけどねー。『また生理が近いのだろう。私は朝から苛々していて、会社中の人間を、道行く人々を、片っ端から撃ち殺してやりたいような気分だった』のとこで猛烈に共感して震えた。これ、同じ女性であってもPMSが酷くてこういう症状に悩んでる人じゃないと絶対理解出来ない感情でしょうね。

ある人が言っていたけど、まぁ全編通じて子宮がないと理解出来ない話、かなw    

  

本★★★★☆

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【過去に読んだ山本文緒作品】

恋愛中毒 (角川文庫)

紙婚式 (角川文庫)

スロウハイツの神様 下巻/辻村深月

スロウハイツの神様(下) (講談社文庫) スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)
辻村深月

講談社 2010-01-15
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莉々亜が新たな居住者として加わり、コーキに急接近を始める。少しずつ変わっていく「スロウハイツ」の人間関係。そんな中、あの事件の直後に百二十八通もの手紙で、潰れそうだったコーキを救った一人の少女に注目が集まる。彼女は誰なのか。そして環が受け取った一つの荷物が彼らの時間を動かし始める。    [「BOOK」データベースより]

   

やっぱり私には辻村深月は合わないのかも知れない。面白くない訳じゃないんだけど、なにか物足りないっていうか…話の運び方が好きになれない。 まだるっこしいというか何というか…とにかくイライラする。

恐らくもうこの人の本は読まないかな。

    

本★☆☆☆☆

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【過去に読んだ辻村深月作品】

冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)

冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)

スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)

スロウハイツの神様 上巻/辻村深月

スロウハイツの神様(上) (講談社文庫) スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)
辻村深月

講談社 2010-01-15
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人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ―あの事件から十年。アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。夢を語り、物語を作る。好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。        [「BOOK」データベースより]

   

うーん。この人の作品って毎回登場人物全てを掘り下げてダラダラ書いていく感じなのかなぁ?そのへんちょっと読むの面倒くさいっていうか、あまり好きじゃないんだよね。

とりあえず上巻の最後で怪しい爆弾が投げ込まれてきたから、下巻も読むけどさ。ここから面白い展開になってくれるといいなー。

    

本★★☆☆☆

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【過去に読んだ辻村深月作品】

冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)

冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)