■晴日の読書手帖■ -119ページ目
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ドッペルゲンガー宮/霧舎巧

ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ
霧舎巧(きりしゃ たくみ)

講談社 2003-06
売り上げランキング : 73,215
おすすめ平均

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第12回メフィスト賞受賞(1999年)

北澤大学新入生のぼく=二本松翔は、サークル【あかずの扉】研究会に入会した。自称名探偵、特技は解錠などクセ者ぞろいのメンバー6人が、尖塔の屹立する奇怪な洋館を訪れた時、惨劇の幕が開く。
閉鎖状況での連続殺人と驚愕の大トリック!

  

確かにこの作品はすごいけど…複雑過ぎるせいか、読み終えた後にどうもスッキリ感が得られなかった…。登場人物の設定が京極夏彦っぽかったのも少々残念。とはいえキャラクター的には問題なく楽しめるし、まったく予測できない、まさに「驚愕の大トリック!」は、ミステリーファン必見の価値があると思う。
そんな訳で【あかずの扉】研究会シリーズの2作目、『カレイドスコープ島』も読み始めてしまいました。こちらも気になる謎解きが盛りだくさんです♪
   

メモ★★☆☆☆

疾走/重松清

疾走 疾走
重松清(しげまつ きよし)

角川書店 2003-08
売り上げランキング : 100,511
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一家離散、いじめ、暴力、セックス、バブル崩壊の爪痕、殺人。14歳の孤独な魂にとってこの世に安息の地はあるのか…。直木賞作家が圧倒的な筆致で描く現代の黙示録。 [出版社/著者からの内容紹介]

 

なんだかんだ言って、私が読む4作目の重松作品。自分で思っている以上に重松さんが好きなのかなー?なんて思っていた訳ですが…。読後に押し寄せてきた疾走感と、喪失感。重松さんらしい作品かな、とは思うけどあんまり好みではなかったな・・・。

   

メモ★★☆☆☆

オーデュボンの祈り/伊坂幸太郎

オーデュボンの祈り オーデュボンの祈り
伊坂幸太郎(いさか こうたろう)

新潮社 2003-11
売り上げランキング : 3,440
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第5回新潮ミステリー倶楽部賞受賞(2000年)

先日また図書館に行ったのですが、現在読みたい本NO.1の「重力ピエロ」がまたまた貸出中・・・il||li _| ̄|○ il||li ということで、たまたま在庫のあった「オーデュボンの祈り」を先に借りてみた★ 
これがもう大ヒット!こんな面白い本があったなんて!

すごいよ、伊坂幸太郎!!
 
物語は、コンビニ強盗に失敗した伊藤が、未だ鎖国状態にある孤高の島「荻島」に辿り着くところから始まる。
そこには、不思議な人がたくさん登場する。反対の事しか喋らない画家。島のルールとして殺人を認められた桜。体重300キロを超えるウサギさん。そして、人の言葉を話すカカシの「優午」。
優午は何でも知っている。伊藤がこの島に来る事も知っていたし、未来の事も全て知っているのだ。
この島には、古くから伝わる言い伝えがある。『この島に足りないものは何だ?』優午は言った。『私はそれを知っています。けど、同時にそれが何かわからないのです。』
謎の言葉を残したまま、ある日、優午は殺されてしまう。
未来を知っている筈の優午は、何故誰にも助けを求めなかったのか。自分の未来は見えなかったのか?犯人は一体誰なのか?そして、この島に足りないものとは?
 
現代版おとぎの国とも呼べるこの島は、まず設定が面白いし、登場人物の台詞や比喩も、どこか奇抜で魅力的。これは何度読んでも飽きないと思う!!

   

メモ★★★★★

グロテスク/桐野夏生

グロテスク グロテスク
桐野夏生(きりの なつお)

文藝春秋 2003-06-27
売り上げランキング : 11,383
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第31回泉鏡花文学賞(2003年)

主人公の「手記」という形式で始まる為かとても綺麗な文章で読者に語りかける文章が印象的。しかし、そこに描かれているのは、狂気に近い醜悪な心と歪んだ世界。
なのに、さほど「ドロドロしている」とは感じなかったのは自分の中に棲む悪魔と酷似したせいか・・・。
ラストは共感出来なかったけどねぇ…。

   

メモ★★☆☆☆

ういういdays・3巻/犬上すくね

ういういdays 3 (3) ういういdays (3)
犬上すくね(いぬがみ すくね)

竹書房 2005-10-07
売り上げランキング :
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やっと、買えたよ「ういういdays」3巻★
発売日から結構過ぎてしまって、いつも行く本屋さんでは売り切れだって言うし困ってたんだけど、元勤務先のT屋には在庫があった。

さすがだ~(・∀・)
この作品は、まだ付き合い始めたばかりの、初々しい~高校生カップルのお話。ほんのちょーっとした事でドキドキしちゃたり、悩んじゃったりときめいちゃったり、とにかく初々しい(*ノノ)
ただHなシーンが書きたいだけなんじゃないの(≧◇≦)みたいな最近の少女漫画より、よっぽど少女漫画っぽい!
なんたって「手をつなぐ」に至るまでに2巻分を費やす純情ぶり。素晴らしい(〃▽〃)♪

かわいい♪初心に帰るね。

    

メモ★★★★★

DEATH NOTE/小畑健・大場つぐみ

今日は月曜日。
帰宅途中のコンビニでジャンプを立ち読みしてきた。
と、言っても「DEATH NOTE」しか読んでないけど。
最近はニアとかメロとかなんだかややこしい感じだったけど
またなにやら気になる展開になってきたね。

それにしても、
『大場つぐみ』=ラッキーマンのガモウひろし
だなんて、未だに「((; ̄Д ̄)なんですと?」って感じだ。

見張り塔からずっと/重松清

 
見張り塔からずっと 見張り塔からずっと
重松清(しげまつ きよし)

新潮社 1999-08
売り上げランキング : 80,335
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・カラス
・扉を開けて
・陽だまりの猫   [3作収録]

先日図書館で借りた5冊のうち、もう1冊がこれ。
『見張り塔からずっと』またまた重松清だ。
おや?「見張り塔からずっと」はないのね?
と、思ったらあとがきでそれについて少し触れてあった。  
   
「カラス」は大人のいじめがテーマ。
「扉をあけて」は幼い息子を亡くした夫婦のお話。
最後ちょっぴり“夜にも奇妙な物語”っぽかったのがいい。    
けどやっぱり一番面白かったのは最後の作品「陽だまりの猫」。みどりさん=あたし、の奇妙な関係。いじわる?なお義母さんに最期に復讐出来たら面白かったのに…(笑)

 

メモ★★☆☆☆
  

ナイフ/重松清

ナイフ ナイフ
重松清(しげまつ きよし)

新潮社 2000-06
売り上げランキング : 6,065
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第14回坪田譲治文学賞受賞(1999年)

・ワニとハブとひょうたん池
・ナイフ
・キャッチボール日和
・エビスくん
・ビタースイート・ホーム  [5作収録]

折角図書館に行ったのに、携帯電話のメモ帳に保存された『借りたい本リスト』の本が1冊残らず、貸出中・・・という不運に見舞われたのは4日前。 だからと言って、何も借りずに帰るなんて、勿体無いよ(・ε・)という訳で、適当に5冊ばかり借りてきた。
そのうちの1冊が重松清の『ナイフ』。本がないと生きていけない友人Kさんが、一番初めに薦めてくれた『流星ワゴン』の作者だ。
表題作「ナイフ」よりも一番最後に載っている「ビタースイート・ホーム」が一番面白かった。【いじめ】をテーマにした作品がずらりと並ぶ中で、1つだけ違った色をしていたからかもしれない。
奈帆が学校に提出する日記に、「自分の思った事、感じた事を一切書かなかった理由」子供には子供の世界があるんだよなぁ。

 

メモ★★☆☆☆ 

重力ピエロ/伊坂幸太郎

重力ピエロ 重力ピエロ
伊坂幸太郎(いさか こうたろう)

新潮社 2003-04
売り上げランキング : 5,412
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昔から、本が大好きなのですが、
ここ数年漫画ばかりで小説を読んでいない事に気付きました。
そんな訳で、半年程前から読書強化月間と題して
頻繁に図書館に通っています。
     
なにか面白い本はないかなと、
読書量の多い友人Mさんにオススメ本を尋ねてみました。
    
すると返ってきたのは、伊坂幸太郎の『重力ピエロ』。
ふむ。"φ(・ェ・o)~メモメモ  
   

少ししてから、本がないと生きていけない友人Kさんにも、
オススメ本は何かと尋ねてみました。
    
すると、返ってきたのはまたまた『重力ピエロ』
   
なんと!(゜◇゜)!
    
性別も年齢も違う、ほぼ共通点のない2人が、
数ある書籍の中から揃って『重力ピエロ』を選んだのです。
これは気になる!読まないと気が済みません。
     
という訳で図書館へ ε=ε=ヘ(;゜∇゜)ノ ゴーゴー♪












貸出中でした・・・・il||li _| ̄|○ il||li
  
同作者で他作品でもいいから無いかな~と
探したけれど全て貸出中でした。
    
うーん。ますます気になる伊坂幸太郎。

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