毒笑小説/東野圭吾 | ■晴日の読書手帖■

毒笑小説/東野圭吾

毒笑小説 (集英社文庫) 毒笑小説 (集英社文庫)
東野圭吾(ひがしの けいご)

集英社 1999-02
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●誘拐天国

●エンジェル

●手作りマダム

●マニュアル警察

●ホームアローンじいさん

●花婿人形

●女流作家

●殺意取扱説明書

●つぐない

●栄光の証言

●本格的推理関連グッズ鑑定ショー 

●誘拐電話網      

塾にお稽古に家庭教師にと、VIPなみに忙しい孫。何とかゆっくり会えないものかという祖父の訴えを聞いて、麻雀仲間の爺さんたちが“妙案”を思いつく…。前代未聞の誘拐事件を扱った「誘拐天国」をはじめ、毒のある可笑しさに満ちた傑作が1ダース!名作『怪笑小説』に引き続いて、ブラックなお笑いを極めた、会心の短篇集。「笑い」追求の同志、京極夏彦との特別対談つき。      [「BOOK」データベースより]

 

毒笑短編集。

一番好きなのは『殺意取扱説明書』かな。殺意のレベルを調べたり「以下の指示にしたがって殺意を発揮してください」とかこういう感覚好きだ。怖い話ではなかったしね。

あと『ホームアローンじいさん』が笑った。家族が留守の間に孫のエロビデオ、いやポルノ(笑)を盗み見ようとするじいさんの話。

あ!あと『本格的推理~』は驚いた!あの天下一大五郎事件の続編とも言える話じゃないか!こんな展開になっているとはー。すごいなー。

その他も皆それぞれ面白かったけど感想は省略。どれもこれもサラっと読めてニヤっと出来る短編集であることは間違いない。

 

本★★★☆☆

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【過去に読んだ東野圭吾作品】

秘密 (記事なし)

容疑者Xの献身

放課後 (講談社文庫)

卒業―雪月花殺人ゲーム

白馬山荘殺人事件 (光文社文庫)

学生街の殺人 (講談社文庫)

11文字の殺人 (光文社文庫)

魔球

香子の夢―コンパニオン殺人事件

浪花少年探偵団

十字屋敷のピエロ (講談社ノベルス)

眠りの森 (講談社文庫)

鳥人計画 (角川文庫)

殺人現場は雲の上

ブルータスの心臓―完全犯罪殺人リレー

依頼人の娘

宿命

犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)

仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)

変身 (講談社文庫)

回廊亭殺人事件 (光文社文庫)

交通警察の夜

ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)

美しき凶器 (光文社文庫)

同級生 (講談社文庫)

分身 (集英社文庫)

浪花少年探偵団2

怪しい人びと (光文社文庫)

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

虹を操る少年 (講談社文庫)

パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)

怪笑小説 (集英社文庫)

あの頃ぼくらはアホでした (集英社文庫)

天空の蜂 (講談社文庫)

名探偵の掟 (講談社文庫)

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)