天使の代理人 上・下/山田宗樹
幻冬舎 2006-04 おすすめ平均 |
・天使の代理人〈上〉 /山田宗樹(やまだ むねき)
・天使の代理人〈下〉 /山田宗樹(やまだ むねき)
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生命を誕生させる筈の分娩室で行われた後期妊娠中絶。数百にのぼる胎児の命を奪ってきた助産婦・桐山冬子はある日、放置された赤ん坊の目に映る醜い己の姿を見た。その時から罪の償いの為に半生を捧げる決意をした彼女は声高に語られることのない“生”を守る挑戦を始める。胎児の命、そして中絶の意味を問う衝撃作!
うーん。
文中にも登場した「独りよがり」という表現がそのままこの本の感想となってしまった気がする。私は別に中絶擁護派ではないし命の尊さを軽視しているつもりもないのだけど全く事情を知らない赤の他人が介入する事ではないと思っているので、賛成だの反対だの論じる事自体したくない、と考えているのだ。
でも性教育の中でこういった問題もきちんと教えて考えさせる、というのは必要な事でしょうね。
男性が読んだ場合は何を思うのだろう。
胎児は人間か、否か、どう受け止めるのかな。
★★☆☆☆