客様から聞いた
残念な住環境獣害防除業者の話

 

先日、兵庫県宝塚市で

ニホンテン(以下:テン)防除施工を

4日間で終えた後にお客様から、

次のような話をお聞きしました。

 

 

仕事を終えてお客様から話しかけられる男性スタッフのイラスト

 

 

実はアスワットに依頼する前、

他業者に住環境獣害防除

(以下:住環獣防除)を依頼。

 

1時間弱の見積調査の後、

住環境害獣(以下:住環獣)に

よって荒らされた天井裏の写真を

見せられながら説明を受けた。

 

その業者の説明を

要約すると以下の通りです。

 

  • 侵入害獣は「イタチ」で
    子供を生んで大変なことになる

    (実はテンだったんですけど…)
     
  • 煙や薬剤で
    追い出した上で侵入口を塞ぐ

    (動物が中にいたのか、
    追い出たのかどうやってわかるの?)

     
  • 戻ってくる場合に
    備えて忌避剤配置と
    マーキング消し剤の散布

    (穴塞ぎしたら
    もう侵入出来ないから
    そんな薬剤必要ないでーぇ!)

     
  • 菌やウイルス、害虫対策に
    それぞれ特殊な薬剤を噴霧

    (お客様に被害がないのに?
    本当に噴霧するだけで
    菌やウイルスを無効化できる
    薬剤って存在するの?初耳や!)

     
  • 施工は1日で終わる
    (アスワットは2名で
    4日間。私たちは仕事が
    できないポンコツ野郎ですか?)

     
  • クチコミ(こちらが用意した)を
    投稿してくれたら値引きする

    (その行為、Googleポリシー
    違反ってご存じ?)

     
  • 保証は別途お金がかかるが、プロが
    施工するので要らないと思う。

    (お客様は保証の追加金額が
    高かったのでやめた)
    (それって保証をつけさせない
    誘導作戦ですよねぇ…苦笑)
 
悪徳凝視のセールスに騙されて契約してしまう女性のイラスト
 

 

住環獣防除の知識が
全くなかったため、
一刻も早く対処しなければ
と思い契約書にサイン、
その場で施工依頼をしたが、
 
1週間もしないうちに
屋根裏をふたたび住環獣が
走る回るようになり
担当者に連絡をとると、
再度施工するには
費用がかかるとのこと。
 
その対応に納得がいかず
解約と返金を求めると、
 
「解約、返金など出来ない旨の
契約書にサイン頂いてますが、
もう一度確認しましょうか?」
 
と、明らかに契約当初に見せた
柔らかな物腰とは違った
強い口調での返答にお客様は閉口。
 
 
悪徳業者に契約解除を求めて断られるイラスト
 
 
あきらめてアスワットへ
再度見積もり依頼をした。

時間をかけた丁寧な見積調査と
その後送られてきた
調査報告書にご主人とびっくり!
 
費用はあまり変わらないものの、
2名で4日間の施工、
その上5年間の保証つき。
 
プロに頼めば
どこでも同じで
すぐに駆除してもらえると
思っていたが、
業者によってこんなに
差があるなんて
思ってもみなかった。
 高い勉強代と諦めますと、

これまでの経緯の全てを
複雑な表情でお話頂きました。
 
 
悪徳業者に騙されて諦める女性のイラスト
 
 
アスワットには
今年の6月、7月の
2ヵ月間だけでも
お客様からこれによく似た
トラブルの話しを多数お聞きしており、
 
ホント、
どうしようもない業界に
成り下がったなぁ・・・と
残念な気持ちになりました。
 
 
 

 

環境獣害防除業界の現状

 

 

世間では

私たちの仕事をゴキブリや

ネズミ駆除に代表される

ペストコントロール業者

(以下:PCO業者)と

混同されがちですが、

 

実は防除概念・手法など、

仕事の中身はPCOとは

全く異なり似て非なる仕事です。

 

 

職業の違いを説明する博士のイラスト

 

 

それに加えて

約60年ほどの歴史を持つ

PCO業界とは違い

 

イタチなど住環獣が

住宅の屋根裏に侵入するなどの

被害が本格的に広まってきたのは

ほんの15年前ほどの

まだ浅い歴史の業界。

 

そのため

明確な防除ノウハウが

確立できていない未成熟な職業だけに

国内でこの職業に携わる者以外、

仕事内容の善し悪しをジャッジできる

第三者機関や専門家が存在しません。

 

 

悪巧みを企む男性のイラスト

 

 

それゆえに最近は

知識や技術が

乏しいにも関わらず、

お客様の「わからない」を

巧みに利用しながら

プロフェッショナルを名乗り、


結果が伴わない

施工を高額費用で行う

悪徳業者の温床化。


それらによる被害者が

年々増加の一途をたどっている

悲しい現実があります。

 

 

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ロフェッショナルとは?を探る

 

さて先ほどから

お客様の話にも繰り返し

出てきた「プロフェッショナル」

(=プロ)という言葉。

 

巷でもよく耳にしますが、

改めてプロフェッショナルとは

という問いにきちんと説明できる

人は多くはないと思います。

 

 

プロフェッショナルの言葉の意味を考える男性のイラスト

 

 

経営コンサルタントの

波頭亮氏は自身の著書、

 

プロフェッショナル原論
(ちくま新書)
で、

プロフェッショナルを

 

「高度な知識と

技術によってクライアントの

依頼事項を適える

インディペンデントな職業」

 

と定義。

 

その要件として

  • 高い職能を要すること
     
  • 特定のクライアントに対する
    問題解決型のサービスであること

     
  • インディペンデントな立場であること

とした上で、

 

先の三要件と同時に

プロフェッショナルの

本質を理解しなければならない

と述べ、

 

その本質を

以下のように説明しています。

(詳しくは先にご紹介の

著書をお読みくださいね)

 

 

 プロフェッショナルの本質とは、実はプロフェッショナルという言葉自体に隠されている。プロフェッショナル「professional」という言葉は、「purofess」という「宣誓」を意味する言葉からきている。つまりプロフェッショナルとは、その職業に就くのに際して神に誓いをたてなければならないほどの厳しい職業なのである。

 

【中略】

 

 とはいえ、通常の人では持ち得ないような高いレベルの職能を持つ人であれば、それを使って金儲けをしたい、それを使って社会的にのし上がりたいと思ってしまうのも人間としてまた自然な姿であろう。

 だからこそプロフェッショナルには厳しい掟が課せられている。

 

【中略】

 

“医学の父”ヒポクラテスが同時に“プロフェッショナルの祖”ともみなされているのは、彼が弟子達を一人前の医師として認めるに際して彼らに誓わせた「ヒポクラテスの誓い」に由来する。ヒポクラテスの時代以前にも医者は存在したが、彼が「ヒポクラテスの誓い」によって医者としての掟を定めたことこそがヒポクラテスを“プロフェッショナルの祖”たらしめたのである。

 この「ヒポクラテスの誓い」には、正しく医者であるための、即ち正当なプロフェッショナルであるための掟が七ヶ条にわたって示されている。その中でも例えば、

 ・患者の利益を第一とする

 ・男と女、自由人と奴隷とを差別しない

 ・患者の秘密を守る

という項目などは、全てプロフェッショナルな職業に共通する掟として現代でも全く同様に尊重されているのだ。

 以上のようにプロフェッショナルは職業の形態としての三要件に加えて、「purofess」という語源が象徴する厳しい使命感と掟を背負ってこそ、真の意味でのプロフェッショナル足り得る。プロフェッショナルとは何かを知るには、形式としての要件定義のみではなく社会的役割や職業の本質まで理解しておくことが不可欠なのである。

 

波頭  亮 著, 『プロフェッショナル原論』, ちくま新書, 2006年, 

より引用

 

なるほど、

先の三要件に当てはまるような

圧倒的な職能と立場を保持する者

(プロフェッショナル)だからこそ、

それを利用し利益を優先した

仕事をすることは容易い。

 

しかし

その誘惑に負けることなく

自分を律して(使命感と掟)

必ず依頼人の問題を取り除き

結果を出す者こそ

真のプロフェッショナルと

いえるのだと

自分なりに解釈しました。

 

 

迷う男性に天使と悪魔が語り掛けるイラスト

 

 

それでは

先にご紹介した住環獣防除業者。

 

侵入住環獣の誤認、

再侵入の問題解決より

利益優先の対応、

契約書を盾に逃げきる姿勢など、

 

プロフェッショナルたる

三要件など当てはめ比較する

ことすら無駄に感じるほど

プロフェッショナルからほど遠い。

 

そもそも

プロフェッショナルの大前提である

「高度な知識と技術」など彼らに

持ち合わせていないはずですが、

 

 

笑いながら札束を数える男性のイラスト

 

 

業界内にこのような業者が

数多く存在することが出来るのは

私たちの仕事がニッチかつ、

未成熟な業界である不透明な部分が

都合よく隠れ蓑となり

業者の技量を偽ることができる現状が

大きな要因となっていると思われます。

 

 

 

環境獣害防除業がプロフェッショナルな職業
であることの自覚と周知の重要性

 

このように世間では

ダーティかつ3Kの仕事の

イメージが定着しつつある

住環獣防除業界ですが、

 

少なくとも私は誇りある

プロフェッショナルな仕事であるし、

そうであらねばならないと

思っています。

 

 

仕事に誇りを持っている男性のイラスト

 

 

私たちの仕事は

先人がいない中で

防除概念を作り上げる

ところから始まり、

 

住環獣や害虫の防除に

関する知識や技術はもちろん、

侵入口封鎖時に建物を傷めない

建築の知識と技術、

そしてお客様へ安心をもたらす

丁寧な接客技術など、

 

 

多くの知識を学ぼうと机に向かって学習する男性のイラスト

 

 

いくつもの幅広い

専門的な知識や

技能を習得した上で、


被害あるお客様宅に伺い

長時間の綿密な調査に臨む。

 

そして、

お客様に理解して頂けるよう

解りやすく丁寧な説明をした上で

2~3時間かけて20ページほどの

見積報告書を作成し、提出。

 

 

綿密な調査から報告書を作成するイメージイラスト

 

 

施工に至っては

自分たちが長年培ってきた

独自のノウハウを駆使し

常に高所からの転落や熱中症、

感染症など過酷な環境や

大きなリスクを背負いながら行い、

 

ご依頼頂いた

お客様のために

住環獣の建物への侵入を

阻止するという結果を必ず出し、

その担保として

5年間の保証をつける。

 

 

多数のリスクがあることを示すイラスト

 

 

このように

本気で取り組んでいるならば、

インテリジェンスから
ワーカーまで幅広い分野の仕事を
全てハードワークにこなしきる

能力を保持する者しか携われない。


すなわち、

他のプロフェッショナルな

仕事と比べてもなんら遜色ない

胸を張れる職業なのです。

 

 

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現時点でも全国でアスワットと同様

もしくはそれ以上の想いで仕事に

臨んでいる業者さんもいるはずですが、

私の知る限りほんの一握り。

 

 

活躍できる良い土壌を眺める男性のイラスト

 

 

せっかく

プロフェッショナルたる業者が

活躍できる土壌があるにもかかわらず、

先のような悪徳業者が

今以上に増え続けることになれば

 

近い将来、

悪貨は良貨を駆逐するごとく

そのような業者たちの荒波に

飲み込まれてしまうのではないかと

懸念しています。

 

そして

そうならないよう

これからの課題として

真の住環獣防除の

プロフェッショナル達が

集える場の組織化と

それを目指す後進の育成が
重要だと改めて思いました。

 

 

2025年、
アスワットの後半戦に向けて

 

早いもので2025年も

2/3が過ぎようとしています。

 

今年は各地で例年にない

早い梅雨明けと猛暑に見舞われ

世間では加速する温暖化の影響だと

騒がれています。

(私は懐疑的に見てますが…苦笑)

 

私たち

住環獣防除業は繁忙期の

大半が梅雨から夏期に含まれるため

気候の影響が多少なりとも

あるのでは?と心配していましたが、

それも杞憂におわり

おかげさまで

例年通りの忙しさに走りまわった

前半戦でもありました。

 

 

猛暑の中忙しく走りまわる男性のイラスト

 

 

但し、昨年にも増して

冒頭に紹介したような

悪徳業者によるトラブルを

お客様からお聞きするたびに、


気象など

外的要因ではなく

不本意な

内的要因による影響によって

ますます世間から

信用ならない業界だという

イメージダウンを

懸念するとともに、


加速するイメージダウンを

どのように食い止めれば良いのか。

私たち業界の喫緊の課題です。


アスワットは昨年末の

ご挨拶ブログでも書いたように

昨年までの3年間という時間を

かけて無駄なモノを

そぎ落としながら

次に打って出る力を

少しずつ蓄えてきました。

 

今年はその蓄えたものを

どのようにより良く加工して

世の中に打って出るのか。

 

ここですべてを

明かすことは出来ませんが、

その中には前述に問題提起した

課題についての施策として


「私たちの仕事を

お客様に理解していただくこと」

 

そして

 

「アスワットの理念に

賛同して頂く仲間づくり」

 

というテーマも含まれており、

来年に何とかスタートできるよう

後半戦は通常業務とともに

課題解決に向けて

全力で取り組みたいと思います。


ご縁ある皆さま、

どうぞ変わらぬご支援を

賜りますようお願い致します。

 

 

2025年後半戦の課題を語るアスワット代表・福永健司の写真

 

 

尚、毎年前半戦終わりに

自身の頭の中の整理と

後半戦にむけて立ち止まり、

襟を正す意味も含めて

このブログを書いています。

 

長文かつ退屈な内容ですので

最後までお読みいただいた方は

皆無でしょうが、

もし根気強く最後まで

お付き合い頂けたのなら

とても嬉しく、

心より感謝申し上げます。

 

まだまだ暑い日が続きます

皆さまどうぞご自愛下さい。

 

2025年08月08日

本社事務所にて

 

 

 

ベル害獣防除のプロ・アスワット代表・福永健司のプロフィールベル

 

 

ベルこれを読めばアスワットの考え方がわかる!ベル

【アスワット前半・後半毎のご挨拶を一挙掲載!】

起業当初から現在までの成長と考え方が見て取れますのでお暇の方はご覧ください!

 

右矢印2024年の終わりに害獣防除業の現状とアスワットこれからを語る

右矢印2023年のアスワットの前半戦を終えて頭の中を整理してみました。

右矢印2022年の締めくくりは、出町ふたばの豆餅とアスワットの今後を語る。

右矢印2022年もあと4か月を残し、害獣防除業界とアスワットの今後を考える。

右矢印令和3年をあれこれ振り返って考えたこと。「害獣防除業者・アスワット」年末のご挨拶。

右矢印2021年、害獣駆除業者・アスワットの前半を終えて感じたことと、夏季休暇のお知らせ。
右矢印未曾有の年、令和2年を振り返って。「害獣防除業者・アスワット」年末のご挨拶。
右矢印害獣防除専門業者・アスワット 令和2年夏季休暇のお知らせ。
右矢印令和元年、害獣駆除専門業者『アスワット』の年末ご挨拶。
右矢印【令和元年夏】ブログ「アスワットの奮闘記」の引っ越しと夏季休業のお知らせ
右矢印2018年の年の瀬に。
右矢印【2018年夏】アスワットの夏季休暇のお知らせと、休暇前に思うこと。
右矢印2017年の終わりに想うこと。
右矢印【2017年夏】これからのアスワットの考え方とお盆休みのお知らせ。
右矢印2016年 アスワット年末のご挨拶。
右矢印2015年、今年もお世話になりました! アスワット年末ご挨拶。
右矢印2014年もアスワットを応援していただきありがとうございました!
右矢印【2014年夏】 アスワットの近況と夏季休暇のお知らせ
右矢印【2013年末】 アスワットを今年も応援していただきありがとうございました!
右矢印【2012年末】 ねじをまく。
右矢印【2011年末】起業した年のしめくくりは。
右矢印【起業最初の記事】害虫・害獣駆除業者 アスワット(ASWAT)です。

 

 

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環境害獣防除で最も難しい
シベリアイタチの再侵入に
悩まされたお話

 

 
住環境害獣防除の

プロフェッショナルでも施工後、
残念ながら住環境害獣(以下:住環獣)に
再侵入されるケース少なからずあります。

 

特に西日本のみに生息する

シベリアイタチ(以下:イタチ)に限っては、

カラダも小さく3cmほどの穴や隙間から
侵入しますので全ての侵入口を封鎖し完全防除
しなければならないためイタチ防除となると
顔をしかめる業者もいるほど。
 

さて今回はそんなイタチの
再侵入に悩まされたお話です。

 

 

シベリアイタチと会話する防除業者の男性のイラスト

 

 

 

庫県加古川市
イタチ再侵入調査事例内容

 

 

【被害場所】  

兵庫県加古川市
木造住宅2階建 約築60年

【害獣の種類】
シベリアイタチ 食肉目イタチ科 
学名:Mustela sibirica(国内外来種)
 

【関連法律】

鳥獣保護管理法


【再発内容】 
2年前、アスワットに
イタチの防除依頼をして
1年間イタチの侵入はなかったが、
昨年の春、再侵入があり再調査。
私の侵入口見落としがあり
再施工にて対応。
 
その後、何事もなかったが
今年の3月に入り
またまた侵入してきたとの
連絡があり、再々調査となりました。
 
(申し訳ありません・・・汗)
 
 
イタチの再侵入に謝る男性スタッフのイラスト
 
 

 

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ずは聞き取り調査

こちらのお客様宅はかなり広く、
母屋を中心に玄関側には

増築したお母様の部屋、
裏側は息子様夫婦の増築した離れある構造。

 

今回は今までと違って、

玄関側のお母様の部屋の方から

突然足音がして

天井裏を走ってくるとのこと。

 

(今までは母屋と

息子様夫婦離れにある

複数侵入口から侵入

していましたがそれは封鎖)
 

なるほど・・・

 

 

お客様に聞き取り調査を行う男性スタッフのイラスト

 

 

 

は建物周囲の再調査

 

アスワット福永調査作業

 

 

壁の中を

這い上がる音は聞いたことがない

と、ご家族全員がおしゃるので

 

屋根上回りからの侵入が考えられ、

以前封鎖した箇所と共に

再度見落としが無いか

入念にチェックしましたが

手掛かりなし。

 

こうなると焦る・・・

 

で、いったん屋根から降りて

過去のいろんな侵入ケースを考えながら

建物周囲を歩いていると、

 

何やら、

石塀の側の土の色が違う場所が

あったので、

奥へ入ってのぞいてみました。

 

 

イタチ侵入口調査

 

 

 

タチ再侵入口は意外なところに!


おおおっ、ココか~ぁ! 

イタチの侵入口発見。

 

 

イタチ侵入口すき間

 


このお宅で唯一、

石塀と増築したお母様の部屋の外壁が

ひっついている箇所に

小さな穴が開いていました。

 

もともとは

土がかぶさっていたはずですが、

イタチが穴を掘り返し

基礎の下をくぐって、

床下に侵入していたんですね。

 

 

イタチ侵入口基礎部

 

 

昔の根入れの底が浅い布基礎で、

押えコンクリートしていない

建物であればあり得ます!

 

ただ、

床下に侵入したイタチが

天井裏に登るためには

壁の中を駆け上がらなければならないため、

 

お母様の部屋の壁中から

駆け上がる音がするはずなのに・・・

 

 

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中を駆け上がる音が
聞こえない原因とは?

 

実はお母様、

老人性難聴だそうなので

音は聞き取りにくいらしい。

 

でも、私が息子様に、

 

『施工中、

私と何度も普通に

世間話していたので

難聴を患っておられるとは、

思いもしなかったのですが・・』

 

と、息子様にいうと、

 

『お袋、

補聴器つけてるからなぁ。

でも、夜は外しとるよ。』

 

なるほど!

 

イタチが侵入してくるのは

夜から朝方にかけてが多いので、

 

その時、

お母様が気づいてらっしゃらない

だけだったんですね。

 

 

お客様から補聴器を外していることを聞く男性スタッフのイラスト

 

 

というわけで、

お客様に長期にわたって

ご迷惑をおかけした案件は、

これにて一件落着!

 

 

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環獣の侵入口調査は
あらゆる視点から探ることが大切!

 

住環獣防除施工で
最も大切なことのひとつが
全ての侵入口を見つけること。

 

特にイタチの侵入口を調査する際、
住宅の構造、増改築の有無、
足音の方向規則性などの情報を

最初の聞き取り調査で
しっかり把握することはもちろんですが、

 

それに加え、

出来る範囲でお客様の生活情報も
加えることで侵入口特定の精度が
高まるというひとつの事例のご紹介でした。

 

う~ん、それにしても
何年経ってもイタチ防除は難しい・・・。

 

 

 

アスワット代表・福永健司の写真

 

 

 

鉛筆害獣駆除業者・アスワット代表 福永健司のプロフィール鉛筆

 

 

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屋根上からみた夏空の写真

 

猛暑がつづくこの時期、
会う人ごとに

合言葉のようにかわす枕詞は

 

「暑いですねぇ!」

 

アスワットでは
4月頃から始まった屋根裏での

害獣子育て被害のご依頼も
落ち着いてきたところですが、

 

お待ち頂いている

お客様の見積調査や防除施工が

まだまだ続いている状況です。

 

お客様、申し訳ありません!

もう暫くお待ち下さい。

(最敬礼)

 

 

現在、アライグマ防除施工で
お世話になっているお客様宅。

 

1週間ほど

屋根上で侵入口の封鎖作業を
瓦の上に寝っ転がって行います。


火傷しそうになるくらい

あまりにも熱かったので

非接触の温度計で

表面温度を測ってみたら

 

 

屋根の瓦の温度を示す温度計の写真

 

 

な、なんと!

「66.9℃」

 

そりゃー熱いわぁーと、

納得しました。

 

私たち

建物内に侵入する

害獣防除の仕事は

3月~9月頃までの害獣繁殖期が

最も忙しい時期なのですが、

 

梅雨から夏の

最も暑い季節と重なり
侵入口を封鎖する「防除作業」や

害獣の糞や荒れた断熱材の

「清掃・殺虫消毒作業」は、

 

屋根瓦の

「60℃以上」の強烈な熱さ、

屋根裏内の

「40℃以上」過酷な暑さとの闘い。

 

 

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高温の屋根裏で防護服を着て作業するアスワットスタッフの写真

 

 

屋根上に何か敷くと
滑り落ちるため危険ですし、

 

屋根裏内は

清掃や殺虫消毒をするため

完全防護服を着用して

高温の屋根裏へ入る。

 

どちらも

危険極まりない作業なんです。

 

(慣れない人なら

5分と屋根裏内に
居続けることは出来ませんよ・・・
何ならやってみます?笑)

 

 

【天井裏のあまりの暑さにガラス天井部分で

カラダを冷やす夏バテ気味のイタチ】

 

 

害獣防除業の繫忙期が

寒い季節であったら

どれほど嬉しいか。

 

毎年この時期になると

ないものねだりをしています。

 

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屋根裏内に

侵入する害獣も

同じことなのですが、

 

夜行性の害獣たちは

人とは逆

「昼間は屋根裏で寝る」

「夜は外へ出て活動」

が基本。

 

夜活動・昼寝る害獣のイメージイラスト

 

 

夏の間は前述の通り、

屋根裏は40℃以上の高温で

風通しも良くない

過酷な環境内で

害獣もゆっくり寝ることが

出来ないのは当たり前で、

 

一時的に野外の

涼しい場所へねぐらを移し、

ネズミやヤモリ、コウモリ、

昆虫などを捕食する餌場として

たまに夜間屋根裏に侵入する

ようになります。

 

 

熱さのため屋根裏から野外へ移動する害獣のイラスト

 

当然、

屋根裏での子育ては
ほとんどなくなりますので

 

幼獣の閉じ込めのリスク

は減りますし、

 

成獣の侵入頻度も

いったん少なくなりますので

害獣防除対策をするには

恰好の時期と言えます。

 

 

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今年、

 

「害獣が屋根裏内で

頻繁に走り回っていた」

 

「屋根裏で害獣が

子育てしていた」

 

けど夏に入っていなくなったと

「ホッ」としている方、

 

今が害獣対策を

するベストな時期!

 

気温が下がる晩秋ころから

徐々に屋根裏に害獣が

また侵入し出しますので

早めの害獣対策をおすすめします。

 

 

夏から秋口にかけて害獣対策のベスト時期だと説明するアスワット・福永健司の写真

 

 

鉛筆害獣駆除業者・アスワット代表 福永健司のプロフィール鉛筆

 

 

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根を壊して侵入してきた
過去最強のシベリアイタチ

 

屋根裏に侵入する主な害獣は、

シベリアイタチ(以下:イタチ)

・テン・ハクビシン・アライグマ。

 

それら害獣防除の

見積調査にお伺いした際、

お客様から

 

「すごい音で

走りまわっているので

家を壊したり、天井板を

突き破って入ってこないか心配!」

 

という声を

よくお聞きします。

 

 

天井板を破って害獣が入ってこないか心配する女性のイラスト

 

 

そんなとき私は決まって

 

「そんなケースは

ほとんどありませんので

大丈夫、ご安心ください。」

 

と返答していますが、

 

今回の記事は

その言葉をくつがえす

想定外の出来事が・・・

 

そんな害獣防除のプロが

とても慌てたお話です。

 

 

ツワモノのシベリアイタチのイメージイラスト

 

 

庫県宝塚市の害獣侵入事例詳細

 

  • 害場所
    兵庫県宝塚市
    木造住宅2階建て 築50年
     

  • 獣の種類
    シベリアイタチ【Mustela sibirica
     

  • 依頼内容
    何年も前から時々、
    中天井から小動物が
    走る音が聞こえていたが
    すぐにいなくなったので
    放っておいた。

    2月後半から頻繁に
    聞こえるようになったので、
    ご近所さんにその話をすると

    「以前、私の家にも
    被害があり良い業者さんに
    駆除してもらったので」


    と、アスワットを
    紹介してもらった。

    (お客様、ご紹介頂き
    ありがとうございます!)

 
害獣被害に悩む女性に駆除業者を紹介する女性のイラスト
 

 

 

工も滞りなく完了。
ところが出張先へ
突然再侵入の電話が!

 

 

見積調査の結果から

イタチの侵入口は

床下換気口の隙間だと判明。

 

3月初に東京へ出張のため、

それまでにセオリー通り、

建物内にいないことを確認して

全ての隙間を封鎖。

 

これで安心と

施工を完了させて意気揚々と

東京へ出張に出かけたのですが。

 

 

イタチ防除完了を報告する業者とお礼をいうお客様の女性のイラスト

 

 

出張最終日にお客様から

 

「アスワットさん!

昨夜、屋根の端の方から

ものすごい音が長時間した後、

天井裏をまたイタチが

走りまわっていました。」

 

とのお電話を頂きました。

 

『えーっ! 

築年は経っているけど

シンプルな建物で

侵入口の見逃しはないはず・・・』

 

と内心焦りながら

午前中に所用を済ませ、

昼一番の新幹線に飛び乗り帰社。

 

夕方、

お客様宅へ伺いました。

 

 

イタチの再侵入に驚く防除業者の男性のイラスト

 

 

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凄い音がした屋根付近を調査

 

お客様の話では

侵入して10分間ほど

中天井を激しく走りまわり、

その後、物凄い音がした辺りから

ふたたび出ていった感じだとのこと。

 

 

イタチ侵入口をと遠目から写した写真

 

 

さっそくその周辺の

屋根部を調査すると、

 

な、なんと! 

 

イタチが隅棟のエンド、

隅瓦を掻き落し、

軒天井内が丸見えになる程の

穴をあけて侵入した様子。

 

 

イタチが瓦を壊してあけた侵入口写真

 

 

イタチの侵入口

 

しかし

 

『普通、瓦の下には

野地板が貼ってあるから

穴なんて空いてないはずやけど‥

たぶん野地板がバラ板で、

その隙間をイタチが大きくかじって

侵入したのかも』

 

などと少し「?」

の部分もあったものの、

深く考えるような余裕は無く、

 

とにかくこれ以上、

イタチの再侵入が

ないように穴を仮に封鎖し

お世話になっている

瓦屋さんに緊急連絡。

 

無理を言って

早めの補修対応を

お願いしました。

 

瓦屋さんに電話する防除業者のイラスト

 

しかし補修の前に

必ず建物内にいないことを

確認してから瓦屋さんに

補修してもらわないと、

閉じ込めてしまえば

大変なことになります。

 

そんなん、

害獣防除のプロなら

捕獲をすればいいのでは?

 

と思われる方も

いるといますが、

兵庫県は捕獲申請してから

許可が下りるまでに

約2週間ほどかかります。

 

 

捕獲許可が出るのが遅いことに悩む防除業者のイラスト

 

 

週間天気予報で

これから雨模様が続くらしく、

放っておくと軒天井内に

雨が入り込んでお客様宅が

どんどん傷んでしまう。

 

なので今回は捕獲による

閉じ込め防止策は取らず、

 お客様の証言を頼りに、

とりあえずイタチが

開けた穴を仮に封鎖して

一晩様子を見ることに。

 

 

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が降る前に、
瓦の補修と閉じ込めないを
最短のスケジュールで!

 

 

次の日に伺うと、

お客様から

 

「また侵入してました!」

 

とのお話を聞き、

意気消沈。

 

仮に封鎖した箇所を

確認すると今度は、

 

隅棟の漆喰部分を掘り返し、

大きな穴を新たに開けて

侵入していた様子。

 

 

瓦の漆喰部分をイタチが掘って穴をあけた写真

 

 

「ああ、
これはやばい!」

 

3日後には

結構な雨が降る予報なので

それまでに瓦の補修も含めて

仕事を終わらせなけらば

大変なことに!

 

焦る気持ちを押さえて

出来ることをしなければと、

気持ちに喝を入れ

 穴をあけられた箇所を

出来るだけふたたび

空けられないよう

もとに戻しました。

 

最後に

再侵入したかどうかを

確かめるため簡易的に

録画用トレイルカメラを設置して

様子を見ることに。

 

 

イタチ駆除がうまくいかないことに悩む防除業者のイラスト

 

 

翌朝、またまたお伺いして

お客様の話を聞くと、

昨夜は静かだったのこと。

 

そして恐るおそる

封鎖箇所を確認すると・・・

 

変化なし!

 

裏付け証拠を

確認するために

トレイルカメラの

録画映像を確認してみると、

 

夜中に来たイタチが

封鎖箇所周辺をウロウロするも

侵入できずあきらめて

帰る映像が残されていました。

 

 

 

 

神様に感謝。

よかったー!

 

 

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とか全ての作業を無事完了

 

早速、瓦屋さんに

補修OK!の連絡を入れると、

事情にご配慮くださり、

 

早速次の日には

複数の職人さんとともに

下地撤去と傷んだ

野地板の張替え、

隅棟や隅瓦の吹き戻しを

1日で仕上げて頂きました。

 

(ありがとうございます!)

 

【瓦補修後の写真①】

瓦補修後の写真①

 

【瓦補修後の写真②】

瓦補修後の写真②

 

 

 さて、

イタチがなぜ

本来あるはずの野地板に

複数穴をあけて

侵入してこれたのか?


その原因が

瓦補修の施工過程で判明。

 

理由は隅棟の

経年劣化による雨漏りが原因。

 

【瓦補修時に隅棟の瓦をはぐった様子】

雨漏りで隅棟が傷んでいる写真

 

 

隅棟から染みこんだ

雨水が勾配によって

一番下部の野地板を劣化させ、

 

最も傷んだ隅瓦下の

野地板に穴をあけて何度も侵入。

 

全ての瓦を一旦退けると

隅瓦下の野地板が

ブヨブヨに朽ちて

ウエハウス状態になっていました。

 

これではイタチでも簡単に

穴を開けられるはずですね。

 

納得!

 

【瓦補修時に瓦全てを撤去した写真】

 

【イタチが朽ちた野地板に穴をあけた様子の写真】

 

 

今回は

瓦屋さんのご協力で

何とか雨降り前に全ての施工を

終るることができましたが、

 

念のため

瓦補修完了から数日後、

トレイルカメラによる

映像確認をすると、

 

前回と同じイタチが

補修をした瓦周辺を歩き回り、

穴がないため諦めて立ち去る

姿が映っていました。

 

 

 

 

お客様にも

その映像を確認して頂き、

今度こそイタチ防除施工の

完了です。

 

お客様には想定外の

イタチの行動とはいえ、

ご迷惑をおかけし

申し訳ありませんでした!

 

 

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回の記事のまとめと感想

 

害獣防除で

最も大切な仕事は

全ての侵入口の特定です。

 

そのため

アスワットでは

最初の見積調査時に

害獣の侵入口をひとつでも

見逃さないよう時間をかけ

目視調査しています。

 

 

害獣の侵入口を時間をかけて調査するスタッフのイラスト

 

しかし

稀ではありますが、

今回の事例のように

目視調査の段階で

今後イタチが侵入する

可能性がある箇所を

予測することが

不可能に近いケースもある

ということを頭にいれて

防除作業に望まなければいけない。

 

改めて

害獣防除の難しさと

奥深さを再認識した

現場でした。

 

アスワット代表・福永健司の写真

 

それにしても

何とか最小限の被害と

期間で終えて

本当に良かったぁ・・・。

 

 

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環境害獣防除の屋根裏清掃は思った以上に大変な作業

 

住環境害獣防除

(以下:住環獣防除)の

作業の中で最も大切な作業は、

建物内に住環境害獣(以下:住環獣)が

二度と侵入しないようにすること。

 

アスワットでは

それが保証されれば、

住環獣の糞尿で汚された屋根裏や

荒らされた断熱材の清掃なども

お客様のご希望によって承ります。

 

しかし屋根裏清掃は、

高度な技術を要するとともに

非常に過酷な作業だということを

理解しているお客様は

ほとんどいません。

 

 

屋根裏清掃の方法を想像する女性のイラスト

 

 

えっ!

業務用の強力な掃除機で

ガバーッと吸い取って

終わらせるんじゃないの?

 

などとお客様から

たまーに言われると

 

そんな簡単な

ものではありません!

 

と、心の中で叫んでいる

器の小さい私…。

 

(お客様、申し訳ありません!)

 

 

簡単ではないと叫ぶ男性のイラスト

 

 

とはいえ建築関係に

携わっている方以外、

住宅の屋根裏が

どんな構造なのかを

ご存知の方はごく少数で、

 

その上、

ニッチな仕事だけに

建築関係の方であっても、

私たちがどのように

屋根裏清掃をしているのか、

全く想像がつかないというのも

仕方ありませんよねぇ。

 

そこで今回は、

二ホンテン(以下:テン)

によって屋根裏を荒らされた

お客様宅の屋根裏清掃から

断熱材の新規敷き込み作業までの

一部始終をこのブログ記事で

わかりやすくご紹介させて頂きます!

 

 

説明するアスワット代表・福永健司の写真

 

 

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通では考えられない作業環境と重装備な服装


住環獣防除業の繁忙期は

繁殖期にあたる3月~8月まで。

 

そのピークを迎える

5月後半から8月末は、

一年間で気温が最も高い季節です。

 

気温が高ければ

作業をする屋根内温度も

ご想像通りで、

 

今回作業を行ったのは

梅雨明けまえの

6月初旬にもかかわらず

 

屋外と違い、

風通しがほとんどない

屋根裏内の温度は、

 

な、な、なんと44.8℃ 

 

 

屋根裏の室内温度が44.8℃を示す温度計の写真

 

 

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その上、

清掃作業をする際、

乾いた糞尿の飛沫核

(細かい微粒子)や断熱材内の

グラスウール繊維などが

屋根裏空間全域に舞っているため

防塵マスクの着用は必須です。

 

(サージカルマスクはダメ!)

 

 

屋根裏にある二ホンテンの糞の写真

 

 

それと

防塵マスクによる

飛沫核や粉塵の防護対策は

もちろんですが、

 

野生動物には

マダニが寄生していることが多く、

それらが出入りする屋根裏内にも

生息している可能性があります。

 


マダニに刺されて入院する男性のイメージイラスト

 

 

ご存じのとおり

最近世間で騒がれている

マダニはSFTSウイルスなどの

媒介原になっており

 

直接の吸血や、

吸血されなくても

寄生している野生動物の

糞尿などの体液を介して

SFTSウイルスに感染すると、

 

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

という感染症を発症する恐れも。

 

(SFTSを発症した場合、

3人に1人の確率で死亡する

データがあります)

 

 

二ホンテンによって荒らされた屋根裏の断熱材の写真

 

 

屋根裏清掃するときの防護服姿の写真

 

 

そのため防塵マスクの他に

防護服、防護手袋、

長靴を着用といった、

もはや拷問にちかい重装備で

 

44.8℃の屋根裏へ

飛び込んでいくわけですから

どんなに過酷かお判りでしょう。

 

(そんなわけで現在流行りの

空調服などは役に立ちません!)

 

 

テンによって荒らされた屋根裏の写真

 

テンによって破られた屋根裏の断熱材の写真

 

 

 

根裏のほとんどが人が歩けない?そんな構造でどうやって清掃するのか

 

さて、

天井裏清掃の過酷な

状況はまだまだ続きます。

 

建築業に

関わっている以外、

 

ほとんどが方は

木造住宅の屋根裏が

どのような構造になっているのか

知らないでしょうし、

 

住宅の部屋と同じように

歩くことができるのでは?と、

思っている方も

少なくないと思いますが、

 

実際は

屋根裏と部屋の境になっている

天井板の上を直接歩くことはできない。

 

 

【洋室天井の構造】

住宅の洋室天井の構造写真

 

 

なぜ?って、

 

それは天井板は

洋室ならな9ミリほどの

石膏ボードか合板、

 

和室ならば5ミリほどの

化粧合板などを

吊り木という木材にて

吊っているだけで、

 

当然、

人がその上を立って歩くと

天井板を踏み抜いてしまいます。

 

(ドッキリテレビの落とし穴

のように室内へ落ちる。)

 

 

天井板を踏み破って落ちる男性のイラスト

 

 

石膏ボードなどを

使用している洋室の天井なら

足場板を駆使して体重分散することで

ある程度歩くことは出来ますが、

 

天井板が薄くて軽い

和室の天井板は吊り木自体、

強度が弱いため足場板を使用しても

直接天井板の上を歩くことは出来ません。

 

 

【和室天井の構造】

住宅の和室天井の構造写真

 

 

なので写真のように

天井板の上にある梁や

吊り木受けに足場板を渡し、

その上に乗りながら清掃作業を行います。

 

 

屋根裏の断熱材を土嚢袋に詰める作業員の写真

 

 

 

屋根裏でうつぶせになって清掃する作業員の写真

 

 

まずは手作業で

糞尿で汚れた断熱材を

1枚づづ土嚢袋につめていきます。

 

(足場が悪い中で

断熱材の土嚢袋詰め作業は大変で、

これ結構時間かかります!)

 

 

屋根裏で清掃する防除スタッフの作業写真

 

 

テンによって荒らされた断熱材を丁寧に回収する作業員の写真

 

 

この作業が完了したら

断熱材を詰めた土嚢袋を

全て屋根裏から取り出し、

 

その後天井に残った糞や

住環獣が食べ残した残骸、

細かく散らばった

断熱材などを回収。

 

最終仕上げに

家庭用の小型掃除機で

何度も紙パックを取り替えながら

取り残しを吸いとっていきます。

 

 

屋根内の狭い箇所を清掃する男性作業員の写真

 

 

 

屋根裏の隅々までテンの糞清掃をする作業員の写真

 

 

不安定な足場とともに

梁や柱、電気配線など

複雑に配置されている中で、

 

大きな

業務用掃除機を引き回して

清掃することなどほぼ不可能。

 

逆に

業務用掃除機を移動する際、

本体を不用意に落としてしまうと

天井に穴を開けてしまう

リスクもありますので

アスワットでは

使用することはありません。

 

 

屋根裏内で除機を使用して清掃する作業員の写真

 

 

はい、この通り!

 

テンが残していった

大量の糞や荒らされた断熱材繊維を

隅々まて掃除機で吸い取って、

キレイになりました!

 

 

屋根裏の清掃が終わりきれいになった写真

 

清掃後、キレイになった屋根裏内の写真

 

 

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レイに清掃したら清掃と同じ服装と態勢で新しい断熱材を敷き詰めます

 

屋根裏の清掃が

完了したら最後の行程、

新しい断熱材の敷き詰め作業です。

 

当然これまで

屋根裏での作業時間は

ゆうに4時間を越えて疲労困憊。

 

暑さで頭もボーっとしている中、

最後の力を振り絞って

清掃時と同じような体勢で

遠い箇所から順番に敷いていきます。

 

 

最後の力を振り絞って気合いを入れる男性のイラスト

 

 

しかしここで油断は禁物。

何事も疲れがピークに差し掛かった時に

ミスや事故が起こるもの。

 

最後まで

気を抜かいないよう

出来るだけ頭の中をクールにして

慎重に作業をすすめること約1時間、

何とか全ての屋根裏に

新しい断熱材を

敷き詰めることができました。

 

バンザーイ!

 

(朝から始めたこの作業。

全てを終えて帰るころには

辺りは真っ暗になっていました。

よく頑張ったなぁ…。)

 

 

清掃ののち新しい断熱材を屋根裏に敷き詰めた写真

 

 

屋根裏に清掃後、新しく断熱材を敷き詰めた作業後の写真

 

 

屋根裏に新しい断熱材を敷き詰めた写真

 

 

 

根裏清掃はプロでも「過酷」を通り越して「地獄」の作業!

 

今回は

住環獣防除の屋根裏清掃工程を

ひと通りご紹介させて頂きました。

 

お部屋などの清掃と違い

 

過酷な環境「熱中症の危険

重装備」「感染症のリスク

踏み抜き、転落

熟練が必要な清掃技術」など、

 

多くの知識と

技術を習得した上で

さまざまな危険を背負う

覚悟をして臨まなければ

この作業をスムーズに

行うことは出来ません。

 

特に5月~9月の期間、

屋根裏清掃作業は

私たちプロであっても

 

過酷を通り越して地獄の作業。

 

 

屋根裏清掃地獄へ行けと閻魔さんに告げられた男性のイラスト

 

 

場合によっては

清掃作業のみ

時期をずらさせて頂くことも。

 

住環獣防除施工って

こんなに大変な仕事なんだ

ということを少しでも

ご理解していいただければ幸いです!

 

 

アスワット代表・福永健司の写真

 

 

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