害獣防除のプロフェッショナルでも施工後、残念ながらイタチに再侵入されるケースあります。
冒頭から深刻な書き出しですが、
西日本に生息限定のシベリアイタチ
(通称:チョウセンイタチ/以下:イタチ)
に限っては、
私たちイタチ駆除専門業者であっても、
再侵入に何度も頭を悩ますケースも多少あります。
(ただし、アスワットには全てのお客様に、
5年間の侵入保証をつけさせて頂いてますので
ご安心下さい!)
今回は
兵庫県加古川市のお客様宅、
イタチ再侵入調査の事例のご紹介。
【被害場所】
【害獣の種類】
シベリアイタチ 食肉目イタチ科
学名:Mustela sibirica(国内外来種)
【関連法律】
鳥獣保護管理法
【再発内容】
2年前、アスワットにイタチの防除依頼をして
先ずは聞き取り調査から
こちらのお客様宅はかなり広く、
母屋を中心に玄関側には増築したお母様の部屋、
裏側は息子様夫婦の増築した離れある構造。
今回は今までと違って、
玄関側のお母様の部屋の方から
突然足音がして天井裏を走ってくるとのこと。
(今までは母屋と息子様夫婦離れにある
複数侵入口から侵入していましたがそれは封鎖)
なるほど・・・
その話をお聞きして、建物周囲の調査です。
『壁の中を這い上がる音は聞いたことがない』
と、ご家族全員がおしゃるので
屋根上回りからの侵入が考えられ、
以前封鎖した箇所と共に再度見落としが無いか
入念にチェックしましたが手掛かりなし。
こうなってくると焦ります。
で、いったん屋根から降りて
過去のいろんな侵入ケースを考えながら
建物周囲を歩いていると、
何やら、石塀の側の土の色が違う場所が
あったので、奥へ入ってのぞいてみました。
おおおっ、ココか~ぁ!
イタチの侵入口発見。
このお宅で唯一、
石塀と増築したお母様の部屋の外壁が
ひっついている箇所に小さな穴が開いていました。
イタチが穴を掘り返し
基礎の下をくぐって、
床下に侵入していたんですね。
昔の根入れの底が浅い布基礎で、
押えコンクリートしていない
建物であればあり得ます!
ただ、
床下に侵入したイタチが
天井裏に登るためには
壁の中を駆け上がらなければならないため、
お母様の部屋の壁中から
駆け上がる音がするはずなのに、
その音が聞こえないのはなぜ?
実はお母様、
老人性難聴だそうなので
音は聞き取りにくいらしい。
でも、私が息子様に、
『施工中、私と何度も普通に
世間話していたので
難聴を患っておられるとは、
思いもしなかったのですが・・』
と、息子様にいうと、
『お袋、補聴器つけてるからなぁ。
でも、夜は外しとるよ。』
なるほど!
イタチが侵入してくるのは
夜から朝方にかけてが多いので、
その時、お母様が気づいてらっしゃらない
だけだったんですね。
これからは、そんなことも加味しながら
聞き取り調査を慎重に行わなくてはいけません。
イタチ駆除・・・奥深いなぁ。
というわけで、
長期にわたって
お客様にご迷惑をおかけした案件は、
これにて一件落着!
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