住環境害獣防除で最も難しい
シベリアイタチの再侵入に
悩まされたお話
プロフェッショナルでも施工後、
残念ながら住環境害獣(以下:住環獣)に
再侵入されるケース少なからずあります。
特に西日本のみに生息する
シベリアイタチ(以下:イタチ)に限っては、
カラダも小さく3cmほどの穴や隙間から
侵入しますので全ての侵入口を封鎖し完全防除
しなければならないためイタチ防除となると
顔をしかめる業者もいるほど。
さて今回はそんなイタチの
再侵入に悩まされたお話です。
兵庫県加古川市
イタチ再侵入調査事例内容
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まずは聞き取り調査
こちらのお客様宅はかなり広く、
母屋を中心に玄関側には
増築したお母様の部屋、
裏側は息子様夫婦の増築した離れある構造。
今回は今までと違って、
玄関側のお母様の部屋の方から
突然足音がして
天井裏を走ってくるとのこと。
(今までは母屋と
息子様夫婦離れにある
複数侵入口から侵入
していましたがそれは封鎖)
なるほど・・・
次は建物周囲の再調査
壁の中を
這い上がる音は聞いたことがない
と、ご家族全員がおしゃるので
屋根上回りからの侵入が考えられ、
以前封鎖した箇所と共に
再度見落としが無いか
入念にチェックしましたが
手掛かりなし。
こうなると焦る・・・
で、いったん屋根から降りて
過去のいろんな侵入ケースを考えながら
建物周囲を歩いていると、
何やら、
石塀の側の土の色が違う場所が
あったので、
奥へ入ってのぞいてみました。
イタチ再侵入口は意外なところに!
おおおっ、ココか~ぁ!
イタチの侵入口発見。
このお宅で唯一、
石塀と増築したお母様の部屋の外壁が
ひっついている箇所に
小さな穴が開いていました。
もともとは
土がかぶさっていたはずですが、
イタチが穴を掘り返し
基礎の下をくぐって、
床下に侵入していたんですね。
昔の根入れの底が浅い布基礎で、
押えコンクリートしていない
建物であればあり得ます!
ただ、
床下に侵入したイタチが
天井裏に登るためには
壁の中を駆け上がらなければならないため、
お母様の部屋の壁中から
駆け上がる音がするはずなのに・・・
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壁中を駆け上がる音が
聞こえない原因とは?
実はお母様、
老人性難聴だそうなので
音は聞き取りにくいらしい。
でも、私が息子様に、
『施工中、
私と何度も普通に
世間話していたので
難聴を患っておられるとは、
思いもしなかったのですが・・』
と、息子様にいうと、
『お袋、
補聴器つけてるからなぁ。
でも、夜は外しとるよ。』
なるほど!
イタチが侵入してくるのは
夜から朝方にかけてが多いので、
その時、
お母様が気づいてらっしゃらない
だけだったんですね。
というわけで、
お客様に長期にわたって
ご迷惑をおかけした案件は、
これにて一件落着!
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住環獣の侵入口調査は
あらゆる視点から探ることが大切!
住環獣防除施工で
最も大切なことのひとつが
全ての侵入口を見つけること。
特にイタチの侵入口を調査する際、
住宅の構造、増改築の有無、
足音の方向規則性などの情報を
最初の聞き取り調査で
しっかり把握することはもちろんですが、
それに加え、
出来る範囲でお客様の生活情報も
加えることで侵入口特定の精度が
高まるというひとつの事例のご紹介でした。
う~ん、それにしても
何年経ってもイタチ防除は難しい・・・。
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