近まで害獣駆除業界でも
知名度が低かった二ホンテン

 

10年ほど前には
一般の方だけではなく

 

害獣駆除業者にも

シベリアイタチと混同され、

知名度がなかったテン。

 

最近は「テン」「テン」・・と、

アスワットがいうものだから

やっと業界でも認知されるように

なってきました。

 

(実はチョウセンイタチも

アスワットが業界で初めて

シベリアイタチと呼ぶようになって、

やっと最近定着してきました!)

 

現在、日本で家屋侵入する

テンの正式名称は

「二ホンテン」(以下:テン)で、

学名は【Martes melampusといい、

日本列島の林縁部に広く分布する日本固有種。

 

今回のブログはそんな二ホンテンの
家屋侵入被害現場でのお話です。

 

 

冬毛のため顔の周りが白い二ホンテンの写真

【冬毛のため顔の周りが白い二ホンテン】

 

 

 

  ててお電話頂いた
お客様の駆除依頼内容とは

 

今年の春頃、

兵庫県川西市のお客様からテンが

侵入口から出ていくのを見たので、

入らないようすぐに自分で塞いだ。

 

 

【お客様撮影提供:この動画のテンは夏毛なので顔の周りが黒い】

 

 

【動画で撮っていたテンが出ていった経路】

 

しかしその晩、

家の周りや屋根上を走り回りながら

 

「ガリガリ」

 

とものすごい音が長時間続き、

どこかに穴をあけて

また屋根裏に入ってきた。

 

怖くなり

素人ではもう無理と判断。

アスワットさんにお願いしたいと

困り果てた様子でお電話を頂きました。

 

 

 

早速お伺いし、

お客様が封鎖したところを

見せて頂く事に。

 

 

お客様自身が封鎖したテンの侵入口の写真

【お客様自身が封鎖したテンの侵入口】

 

なるほど!

しっかり封鎖されていて

二度とここからは

テンが侵入できませんし、

封鎖した板にもテンと思われる

カジリ痕があります。

 

 

  入口の封鎖時には必ず建物内に
害獣がいないことの確認が大事

 

で、

家の周囲を調査すると

屋根裏換気口の木枠を外からカジリ、

穴をあけて屋根裏に

再侵入してきた様子。

 

 

テンにかじってあけられた屋根裏換気口の写真

【テンにかじってあけられた屋根裏換気口】

 

ありゃりゃ…。

 

通常、テンだけではなく

屋根裏に侵入する動物が自発的に

このような穴をあけて

侵入してくるのは稀なケースで、

 

考えられるのは

 

① 動物を閉じ込めた時

② 子育て中メスが外出中に侵入口を塞いだ時

 

ほぼどちらか。


但し、聞き取り調査では

幼獣の鳴き声を聞いたことが

ないとも言われていました。

 

はいはい、

これよくあるパターンで、

 

軒天井(外壁から外側に

張り出している屋根の裏側)がある家や、

 

広い建物に少ない人数で

住まわれている家に多く見られます。

 

軒天井の説明写真

 

 

こちらのお宅は

軒天井でテンが

子育てをしていたため、

 

幼獣の鳴き声が室内まで

聞こえにくかったのでは

ないでしょうかねぇ。

 

 

二ホンテンはほとんど家をかじらないことを説明するアスワット代表・福永健司の写真とイラスト

 

 

こういうときメスは、

幼獣を助けようと建物を壊してでも

必死になって侵入しようするので、

残念ながらこんな事態になることも

少なからずあります。

 

よってこのブログでも

繰り返しお伝えしている通り、

家屋内侵入する害獣の防除作業

で大切なことのひとつに、

 

「必ず建物内に

害獣がいないことを確認すること」

 

があり、

私たち害獣防除のプロにとっても

最も重要なチェック事項なのです!

 

 

害獣の侵入口を封鎖する前に確認する男性のイラスト

 

 

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  定外!天井裏から
出ていかないテン親子

 

さて調査で全容が

明らかになったところで

お客様にその内容を説明、

 

「あとは私たちにお任せ頂ければ、

すぐにテンの親子に出ていってもらって、

再侵入しないようしっかり封鎖しますから

ご安心ください!」

 

自信満々にお伝えし

お仕事をお受けしたのですが、

この自信がその後、打ち砕かれるはめに。

 

なんと、追い出し作業を始めてから

テン親子と格闘すすること3週間!

 

その間、2~3日に一度伺い、

そのつど追い出し作業をさせて頂いたので、

お客様に大変ご迷惑をおかけいたしました。

 

 

プロとして失格と嘆く男性のイラスト

 

嗚呼、

害獣防除のプロフェッショナル

としてあるまじき失態…。

 

なんとか

追い出し作業が終わり、

メインの出入り口と

新たにテンにあけられた侵入口も

しっかり封鎖して

 

汚れた天井裏も

キレイに清掃・殺虫消毒作業をさせて頂き、

やっとテン防除作業完了。

 

 

テンにかじられた箇所を封鎖し直した写真

【かじられた屋根裏換気口の封鎖後の写真】

 

 

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余談ですが、

テンは果実などを好むベジタリアンですが、

基本的には雑食性でタンパク源も摂取します。

 

今回、屋根裏にあったテンの糞の内容物や

持ち込み食べたものの残骸の中に、

 

「果実の種子」だけではなく

「モグラの手」や「カラスの羽根」

なども含まれていました。

 

 

テンが食べたモグラの残骸(手)の写真

【テンが食べたモグラの残骸(手)】

 

テンが食べたカラスの残骸(羽根)の写真

【テンが食べたカラスの残骸(羽根)】

 

昨年、東京農工大学生さん

二ホンテンの食性研究修士論文を

お手伝いをしましたが、

 

今回家屋侵入したテンは

その論文内容と同様、

都市部では拠点家屋周辺の

都市鳥や小型哺乳類なども

捕食するといった食性内容結果でした。

(学生さん、さすがよく調べていますね!)

 

 

 

  ンなど害獣が屋根裏で
子育てをした場合は
専門業者に任せるのが一番!

 

最後に、

3月~8月までの間は
テンをはじめとする家屋侵入害獣が
屋根裏で子育てをする時期。

 

もし屋根裏などから

「キュー、キュー」など
幼獣の鳴き声が頻繁に聞こえてきた場合、

 

素人の方が駆除すると、
この記事のように「閉じ込め」
「幼獣の取り残し」など

 

今以上に被害を拡大させてしまう
恐れがありますので
出来れば害獣駆除の専門業者に
依頼することをおすすめします!



説明するアスワット代表・福永健司の写真
 

 

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