本ブログの第196話にて、ハクビシンとアライグマについて解説した。この2種はシベリアイタチならびにニホンテンと共に、「西日本の4大都市害獣」と言いうるアニマルだ。

 而してその次はというと…被害の程度はだいぶ少ないが、アブラコウモリがランクされるだろう。更にその次はというと、ヒナコウモリだろうか?。

 以降はこの2種について解説する。ちなみに古くからの(馴染みの)害獣であるネズミ類のことは、此処では論じない。

 実は此の蝙蝠2種の記は、本ブログの第8話「アブラコウモリとヒナコウモリ」に次いて2回目だ。以下の述はそれと某か重複する。

 まずはアブラコウモリ(写真1)。

 

アブラコウモリ


 その学名はPipistrells  abramus(temminck、1838)で、英名はJapanese  pipistrelleだ。分類学上の位置は翼手目Chiropteraのヒナコウモリ科Vespertilionidaeで、アブラコウモリ属Pipistrellusに相当する。

 国外分布はロシア(沿海州南部)、中国(南部および東部)、台湾、そして朝鮮。東南アジアは(ベトナム北部ならびに中部)のみに分布する。都市進出の如何は不明だが、おそらく某はあるだろう。

 国内分布は本州四国九州の全域。ならびに周辺小島嶼の佐渡島、隠岐諸島、壱岐、対馬、五島列島など。南西諸島は奄美大島、徳之島、沖縄島、慶留間島、宮古島、西表島などだ。そして北海道函館市(国内外来)。

 次は形態のこと。

 まずはcolor。背面は黒褐色で、腹面はそれより淡色。そして幼体は成体よりも濃色だ。ちなみにこの色彩傾向は、日本産の多くの哺乳類の一般的特徴だ。夏毛は冬毛より濃色の傾向も(例えばニホンテンに典型的に)認められるが、本種ではその事象は無い。

 次はshape。体毛は密ではなく、耳は薄い。翼膜は第1趾の中指先端につく。

 そしてsize。雌雄の違いは顕著でない。体重は5~10gで、頭胴長は41~60mm、尾長は29~45mm、そして前腕長は30~37mm。以上のデータが報告されている。

 染色体は2n=26。DNAのことは省略する。

 寿命のこと。オスは短命で約10ヶ月だが、メスは1年以上生きる。5年生きた例もあり。性比(オス/メス)は0.88で、オスが少ない。村上龍の名作「すべての男は消耗品である」を想起させるアニマルだ。

 食性は専ら飛翔昆虫である。声帯から超音波を発し、レーダーの原理で捕食する。その昆虫は鱗翅目、双翅目、膜翅目、鞘翅目など。

 繁殖のこと。交尾は10月だが着床遅延があり、メスの排卵と受精着床は翌年の4月だ。妊娠期間は約70日で、産子数は2~4頭。育児はメスのみが行う。集団営巣の場で(母は)我が子を声で個体識別し、授乳する。離乳した子は直ちに飛行し、巣立つ。そしてその年の秋に交尾を行う。

 棲息場所は都市と里山で、奥山にはいない。採食空間は都市では主に河川上空だ。里山では農地や溜池、そして河川上空である。行動圏は明らかでない。

 巣は都市では人家の羽目板隙間や戸袋など。集団営巣で、繁殖も其処で行う。里山でも人的構造物を多く利用する。ただし、洞窟で営巣することもあるという。

 日周期活動は専ら夜行性だ。ただし深夜は動かない。5~8月は日没後と日出前に活動し、10月は日没後のみ活動する。

 冬は冬眠する。臨界の気温は12~15℃である。

 そしてヒナコウモリ(写真2)。

 

ヒナコウモリ

 学名はVespertilio  sinensis(Peters、1880)。英名はAsian  parti-colored  batだ。むろんヒナコウモリ科Vespertilionidaeの所属である。

 国外分布はロシア沿海州(南部)、中国(東部)、朝鮮、モンゴル(東部)。つまりアブラコウモリと重複するが、それより狭い。理由は不明だが、都市への親和性が(アブラコウモリに比べると)小の故ではなかろうか?。

 国内分布は北海道(北端以外)、本州ほぼ全県、そして九州(福岡)。やはりアブラコウモリと重複し、それより狭い。それにしても四国に全くいない(らしい)のは、かなり不思議である。

 形態のcolorは、全身の黒褐色に混じって白毛が生えているのが特色だ。それ故に中国名は霜毛蝙蝠である。shapeは耳が厚いことと、翼が細長いことが特色だ。sizeは体重のみ示す。その値は14~30gで、アブラコウモリの約3倍である。

 食性はやはり飛翔昆虫で、内訳は鞘翅目が80%オーバーという報告がある。だがそれは、必ずしも普遍的事象ではないと思う。本種も"最適採食者"ではあるまいか。

 産子数は2頭前後で、アブラコウモリより少なめだ。性比(オス/メス)は0.76だから、アブラコウモリよりも値が小さい。コロニーサイズはミニマムは10頭ほどで、マキシムは数千頭に及ぶ。

 

 

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第8話.アブラコウモリとヒナコウモリ

 


 

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