イタチ防除で侵入口を
見落としてしまう
よくあるパターンのご紹介!
屋根裏に侵入して
住宅被害を及ぼす主な動物は
「アライグマ」「ハクビシン」
「ニホンテン」「シベリアイタチ」
その中でもっとも厄介なのが
西日本のみに分布生息する
シベリアイタチ(以下:イタチ)。
侵入する建物の
3cm以上ある穴と隙間を
すべて封鎖しなければ
完全防除にならないため、
イタチ防除専門業者と
名乗る以上、
アスワットスタッフ一同、
その難題解決に
毎日真剣に取り組んでいます。
イタチはこんな狭い隙間からも侵入します。【侵入するビデオ映像もご紹介!】
今回のブログ記事は
そんな難しいイタチ防除の落とし穴、
ついつい侵入口を見落としてしまう
よくあるパターンのご紹介です!
兵庫県淡路市のお客様からのご依頼
数年前からイタチが屋根裏や
中天井にたびたび侵入していたため、
何とか侵入口の穴埋めが出来ないかと思い
自分でやってきたがそれでも再侵入。
昨年の5月頃には
中天井でイタチが子育てをし
ニオイとウジやハエの発生被害で
大変なことになってしまった。
もう素人では手に負えないと思い、
今年の子育て時期までに
アスワットさんに完全防除を
お願いしたいとのご依頼。
うかがうと、
昔ながら入母屋造りの
日本建築家屋。
入母屋破風の両隅や
屋根の重なりなど
イタチが侵入した形跡がついた
侵入口が多数あり、
2名で4日間の
予定で防除施工を
行うことになりました。
思いのほか施工も順調に進み、
予定の4日間で全ての作業が完了。
お客様も
これから安心して生活できます
と喜んでくれていたのですが・・・
施工完了して間もなく再侵入の電話が入った!
その二日後、お客様から
「アスワットさん、
また中天井をイタチが
走り回っています・・」
と残念なお電話を頂きました。
「申し訳ありません!
日程調整させて頂き
出来るだけ早く伺います。」
数日後、再度うかがい
屋根上から基礎まわりまで、
あーでもない、こーでもない
と3日間連続で
調査・施工をしましたが、
解決策がつかめず
毎日イタチが侵入する始末に
だんだん私の思考回路が壊れ始め、
「閉じ込めてるのでは?」
「ネズミの仕業では?」
「お客様の勘違いでは?」
などと
ありえない
妄想をしだしたため、
「悪のイタチ
妄想スパイラル」
にハマり出したと自分で察知。
悶々とした気持ちを
鎮めて少し冷静にならねば・・・
と休憩することにしました。
ホットコーヒーを飲みながら
ボーッ頭の中をからにしていると、
横にいたスタッフTちゃんが、
「一番最初の調査時、
そんなところに
床下換気口ないやろ!
といった箇所。
もう一度探したらどうや?」
との提案に、
ハッと我に返りました。
そういえば見積調査時、
とうぜん床下換気口周辺に
穴や隙間はないか
すべて調べてたのですが、
唯一、
距離の短い基礎部だけは
お客様の収納ロッカーや棚に
たくさんの道具や物が
置いてあったので、
Tちゃんが物をどけてみようと
確認しようとしている姿をみて
「そのロッカー
どけるの大変やし、
たぶんそんなところに
床下換気口ないでぇ。
大丈夫や!」
と私が言ったのを
思い出しました。
憶測だけで「無い」と判断した、
見にくい箇所を床下から確認すると
「もしかして・・・」
本当に収納ロッカーなどを
すべてどけて確認するのは大変なので、
和室の床板を開口して
床下内から床下換気口の
有無を確認することに。
あーっ!やっぱり
収納ロッカーの真後ろに
床下換気口あり、
床下換気口の上に掌が
充分入るほどの隙間もあいています。
あーあっ、
これじゃあイタチの
侵入止まらんはずや!
床下から出て
その結果をTちゃんに伝えると
ぼそっと、
「やっぱり、
お前の大丈夫や―は、
あてにならん。」
といわれションボリ。
お客様に床下からの
侵入口の見落としを説明とお詫びし、
床下からしっかりと隙間を封鎖。
その後イタチの侵入は
ピッタリと止まったとのお話を聞き、
ホッと胸をなでおろしました。
まとめ
家屋侵入するイタチを
完全防除する方法は世の中で唯一、
建物にあるイタチの侵入口を
すべて封鎖することしかありません。
但し、イタチは3cmの穴と隙間を
塞がなくてはならない上に、
その侵入口はイタチが
身を隠して侵入できるよう
私たちが探しにくく
見えない箇所にある場合が多い。
よって、イタチの侵入口調査は
めんどくさがらずに
必ず細かいところまで
調査することが原則。
決して
「ここには
無いだろう」
など憶測で
決めつけてしまうと、
必ずこのような
しっぺ返しがやってきますよ。
わかりましたか?
イタチ防除のプロ、福永くん!(苦笑)
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