こんにちは! 今回は

 

「失敗と恥を恐れるな!① ベクトルって???」

 

と題してアスワット・福永がズブの素人から害獣防除の仕事を曲がりなりにもプロとして営んでいるのか。 

 

 赤面必至の失敗談や難しかった現場などを交えながら数回に分けてご紹介したいと思います。

 

 第一弾のお話はアスワット創業当初、一本の見積依頼の電話から始りました。

 

要約した内容は以下の通り。

 

「大型施設にテンが侵入していて糞尿被害で困っている。いろんな業者に依頼をしたが全て断られた。御社の力で何とか侵入を止められないか」

 

というご依頼。

 

【ニホンテン】

 

 創業当初よりスーパーマーケットやお寺など防除経験を積んできた私は「他社さん、頼りないなぁー、よし!アスワットが害獣防除専門業者の腕前を発揮しよう!」という気持を秘め、ふたつ返事で調査依頼をお受けし自信満々で約束当日を迎えることなりました。

 

 当時、忙しさもあり当日までどんな施設なのか事前に詳しく調べることもなく広いということで大阪支社の隊長とふたりで伺うことに。

 

 着くと施設に入るまでにいやにセキュリティが厳しくたくさんの書類を書かされた後、ようやく待合室へ。

 

 ここでようやくこの施設は国が携わる世界的にもトップレベルの研究施設だということが判明。(こんな施設ですよって言えば誰もがああーそこですか!と答える有名なところですが・・・ここまでしか言えません)

 

担当者さんとご挨拶、名刺交換し、すぐに担当者に現場を案内されると思いきや「関係セクションの責任者がすでに会議室に待機していますのでどうぞ」と案内されました。

 

 その会議室のドアをあけると10人程の責任者らしき方々がノートを広げすでに会議の体制に。隊長と顔を見合わせ「えぇ・・・(汗) ああ、こういうことやったんや」と理解、焦りながら会議に参加することになりました。


 担当者より経過報告と被害状況の説明があり、そこで全容が明らかに。

 

 詳しくは言えませんが「日本でも数少ない研究施設にテンが侵入し高価な機材、機器に糞尿をもたらし業務遂行に重大な支障をきたしているが当施設では対処できない。」と、いうことのよう。

 

 そりゃそうでしょう!! この時初めて分かったんですがこの施設の周囲を歩いて1周するだけでも1時間以上はは楽にかかる広大な施設、そりゃ問合せされた駆除業者さんも断るわけだ。

 

 そんなことを思いながらも会議上でアスワットの防除の考え方を説明したあと質疑応答。

その時にあるセクションの責任者の方が質問の最後に

 

「御社に要するに防除に関してのベクトルを導き出して欲しいんですが、いかがでしょう?」

 

と言われました。


「防除のべっ!ベクトルを導きだす・・・??なに?どういうこと?・・・§△※Ψ」

 

と私の頭は混乱。 隣に座る隊長をみると頭の中が

 

「・・・・」

 

と、透けて見える程の表情。

 

 とりあえず誤魔化しながら返答し会議はなんなく終わりましたが会議室を出た後すぐに隊長から

 

「代表、ベクトルって何ですか?」

 

「うーん、俺もわからん・・・スペクトルマンやったら知ってるけど」

 

と半笑いで返答する私。

 

 先ずはこの施設全体を把握するために一時間程かけて歩いて外側を回り、次に施設内。すべてを大まかに把握するだけでも3時間、その後会議室に戻り、全ての調査を行うためには4名で2日間必要だということを伝え了承していただきました。

 

【当時、ファイバースコープなど機材を使用し調査を行うアスワットのスタッフ】

 

 調査当日は2名二組の分かれて施設周囲、屋根屋上、施設内と普段一般人では絶対に立ち入ることができない場所に入っての調査となりましたがその結果、日本最高レベルの最新研究施設にもテンが侵入できる隙間が多数あることがわかり、私たちだけではなく施設の方々もびっくり!とっても良い経験をさせて頂きました。

 

 しかしこれからが大変。今回は調査を行いそれに基づいた調査報告書を提出する事をお請けしたので報告書作成が主な重要な仕事。


 と、いうものの当時、害獣防除業者なんてほとんど無く、とうぜん害獣防除の報告書の見本なんかありません。自己流をこよなく愛する私は通常の仕事が終わった後、夜中までパソコンとにらめっこすること約1週間。ようやく総頁数70ページ程の報告書を書き上げました。

 

 もうこの時点でこの仕事の利益はほとんど出ないことが確定(泣)

 

説明もかねて私が再度伺いあらかたの説明終えると、その担当者が報告書をぺらぺらーっとめくり、ひとつの侵入口の写真を指差して

 

「要するにテンはここに指摘されているような隙間から侵入しているってことですね」

 

と冷静な一言。

 

「そういうことです・・・」

 

と私も見かけは冷静に答えましたが、心の中では(オイオイ、一週間ほどかけて自分なりに必死にまとめた報告書なんだからもう少し気の利いた言葉があるんじゃない・・・)と意気消沈状態。

 

 しかし、後から考えてみると彼らは国の最高レベルの研究所に務めるエリートですよ。今までに論文や報告書などの書類を山ほど作成してきているはず。いち高卒の自己流報告書をみて驚くわけないし、逆になんじゃこりゃ・・・なんて思っているかも。(苦笑)
(でもその後も何度かアドバイスを求められる依頼はあったので少しは認めてくださったのかも・・・)

 

 まあ、とりあえずこの件は先方も私たちがテンの侵入口と封鎖方法を提案したことで解決策がみつかりホッとしていた様子。

 

 当然施工はこのような施設なのでアスワットがするわけはなく、大手ゼネコンさんが施工を請け負うことになりました。


 この仕事を終えて自分の実務や教養のなさを再認識させられたり、仕事としては採算が合わなかったなどたくさんの失敗はありましたが、国の最高研究施設調査の貴著な経験したことで大型施設の調査方法、報告書の書き方の工夫など、その後のアスワットの防除ノウハウに厚みや自信につながり、これ境に次々と大きな施設や寺院などの害獣防除施工依頼に対応させていただくことになりました。

 

 やっぱり失敗や恥を恐れないで諦めず挑戦し続けることって大切ですね。

 

 あっ、そうそう!「防除のベクトルを導きだす」って言葉、帰ってアスワット顧問・渡辺先生に

 

「ベクトルって何ですか」

 

と聞くと

 

「あーそれは、方向性って意味です。ようするに防除方法を探しあててくれってことでしょ。」

 

なるほど~、自分の教養のなさに愕然・・・。

(施設の方、もう少しわかりやすくいってよ・・・涙)

 

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