アスワット・福永がズブの素人から害獣防除の仕事を曲がりなりにもプロとして営んでいるのか。 赤面必至の失敗談をご紹介!


 

 アスワット創業当初、一本の見積依頼の電話から始りました。

要約した内容は以下の通り。

 

「大型施設にテンが侵入していて

糞尿被害で困っている。

いろんな業者に依頼をしたが

全て断られた。

御社の力で何とか

侵入を止められないか」

 

というご依頼。

 

大型施設に侵入したに二ホンテン

【ニホンテン】

 

創業当初よりスーパーマーケットや

お寺など防除経験を積んできた私は

 

他社さん、頼りないなぁー、

よし!アスワットが

害獣防除専門業者の

腕前を発揮しよう!

 

という気持を秘め、

ふたつ返事で調査依頼をお受けし

自信満々で約束当日を迎えることなりました。

 

 

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 事前にどんな施設なのか詳しく調べることもなく広いということで大阪支社長とふたりで伺うことに。

到着すると施設に入るまでに

セキュリティが非常に厳しく、

たくさんの書類を書かされた後、

ようやく待合室へ案内されました。

 

ここでようやくこの施設は

 

国が携わる世界的にも

トップレベルの

研究施設だということが判明。

研究所の研究員

(こんな施設ですよって言えば、

誰もがああーそこですか!と

答える有名なところですが・・・

ここまでしか言えません)

 

担当者さんとご挨拶、名刺交換し、

すぐに担当者に現場を案内されると思いきや

 

「関係セクションの責任者が

会議室に待機していますのでどうぞ」

 

と案内されました。

 

その会議室のドアをあけると

10人程の責任者らしき方々がノートを広げ、

すでに会議の体制に。

 

隊長と顔を見合わせ

 

ああ、

こういうことやったんや・・・(汗)

 

と理解、焦りながら会議に

参加することになりました。

 

二ホンテンの防除会議

 

 担当者様より、経過報告と被害状況の説明があり、そこで全容が明らかに。

詳しくは言えませんが

日本でも数少ない研究施設内にテンが侵入し、

高価な機材・機器に糞尿被害が出ている。

そのため業務遂行に重大な支障をきたしているが、

当施設では対処できない。

 

そ、

そりゃそうでしょう!! 

 

この時、初めて分かったんですが、

 

この施設の周囲を歩いて1周するだけでも

1時間以上はは楽にかかる想定外の広さ。

 

問合せされた駆除業者さんも断るわけだ。

 

 そんなことを思いながら、会議上でアスワットの防除の考え方を説明したあと質疑応答。

あるセクションの責任者の方が質問の最後に

 

「御社に要するに防除に関しての

ベクトルを

導き出して欲しいんですが、

いかがでしょう?」

 

と言われ、

 

防除のべっ!

ベクトルを導きだす・・・??

それなに?

どういうこと?・・・§△※Ψ

 

と私の頭は混乱。 

隣に座る支社長をみると頭の中が

 

「・・・・」

 

と、透けて見える程の表情。

 

とりあえず誤魔化しながら返答し、

会議はなんなく終わりましたが

 

会議室を出た後すぐに支社長から

 

代表、ベクトルって何ですか?」

 

「うーん、俺もわからん・・・

スペクトルマンやったら

知ってるけど」

 

と半笑いで返答する私。

 

先ずはこの施設全体を把握するために

一時間程かけて歩いて外側を回り、次に施設内へ。

 

すべてを大まかに把握するだけでも3時間、

その後会議室に戻り、

 

全ての調査を行うためには

4名で2日間必要だということを伝え、

その日は解散となりました。

 

 調査当日は

2名二組の分かれて

施設周囲、屋根屋上、施設内と

普段、一般人では絶対に立ち入ることができない

場所での調査。

 

その結果、日本最高レベルの最新研究施設にも

テンが侵入できる隙間が多数あることがわかり、

私たちだけではなく施設の方々もびっくり!

 

とっても良い経験をさせて頂きました。

 

ファイバースコープなど機材を使用し調査を行うアスワットのスタッフ

【当時、ファイバースコープなど機材を使用し調査を行うアスワットのスタッフ】

 

 

 しかしこれからが大変。

今回は調査を行いそれに基づいた

調査報告書作成が主な重要な仕事。


と、いうものの当時、

害獣防除業者はほとんど無く、

とうぜん害獣防除の報告書の

見本なんかありません。

 

自己流をこよなく愛する私は

通常の仕事が終わった後、

夜中までパソコンと

にらめっこすること約1週間。

 

ようやく

総頁数70ページ程の報告書を書き上げましが。。。

 

もう、この時点でこの仕事の利益は

ほとんど出ないことが確定(泣)

 

説明もかねて私が再度伺い

あらかたの説明終えると、

 

その担当者が報告書を


ぺらぺらー

 

っとめくり、

 

ひとつの侵入口の写真を指差して

 

「要するにテンは

ここに指摘されているような

隙間から侵入している

ってことですね」

 

と冷静な一言。

 

「そういうことです・・・」

 

と私も見かけは冷静に答えましたが、

心の中では

 

オイオイ、一週間ほどかけて

自分なりに必死にまとめた

報告書なんだから

もう少し気の利いた言い方が

あるんじゃない・・・

 

と意気消沈状態です。

 

報告書を提出するアスワット・福永健司

 

しかし、後から考えてみると

彼らは国の最高レベルの研究所に務めるエリート。

 

今までに論文や報告書などの書類を

山ほど作成してきているはず。

 

いち高卒の自己流報告書をみて

驚くわけないし、

 

逆に

 

なんじゃこりゃ・・・

 

なんて思っているかも。(苦笑)
 

(でもその後も何度かアドバイスを

求められる依頼はあったので

少しは認めてくださったのかも・・・)

 

まあ、とりあえずこの件は先方もアスワットが

テンの侵入口と封鎖方法を提案したことで

解決策がみつかりホッとしていた様子。

 

当然施工はこのような施設なので

アスワットがするわけはなく、

大手ゼネコンさんが施工を

請け負うことになりました。

 

 

 この仕事を終えて

自分の実務や教養のなさを

再認識させられたり、

仕事としては採算が合わなかったなど

たくさんの失敗はありましたが、

 

国の最高研究施設調査の貴著な経験したことで

大型施設の調査方法、報告書の書き方の工夫など、

 

その後のアスワットの防除ノウハウに対する

厚みや自信につながり、

 

これ境に今まで以上に

大きな施設や寺院などの害獣防除施工依頼に

対応させていただく様になりました。

 

失敗や恥を恐れないで

諦めず挑戦し続けることって大切ですね。

 

失敗談から学ぶアスワット代表・福永健司

 


 

あっ、そうそう!

 

 

「防除のベクトルを導きだす」

 

って言葉、

 

アスワット顧問・渡辺先生に

 

「ベクトルって何ですか」

 

と聞くと

 

「あーそれは、方向性って意味です。

ようするに防除方法を

探しあててくれってことでしょ。」

 

なるほど~、自分の教養のなさに愕然。

(施設の方、もう少しわかりやすくいってよ)

 

解説するアスワット顧問・渡辺茂樹

 

 

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