創業、明治３２年「出町ふたば」。
京都の和菓子屋といえば、
多くの人がこのお店を思い浮かべるはず。
上品なこしあんの甘味と
少し塩味をきかせた大粒赤えんどうを
つきたてのきめが細かい餅で包んだ
和菓子逸品「名代・豆餅」。
普段、仕事に向かう車中より
多くの方が並ぶお店を
横目に通り過ぎるのですが、
今年、お世話になった方へのご挨拶に
豆餅を味わっていただこうと
覚悟を決めて並ぶこと約４０分、
作りたてを手に入れました。
しかしなぜ「出町ふたば」は、
百数十年の長きにわたって
皆さんに親しまれる
老舗店として続いてきたのでしょう。
「老舗」「庶民的」「おいしい」
「手ごろな価格」「清潔感」
「分け隔てない毅然とした接客」
思い浮かべた言葉、
全てに違和感なく当てはまるもの。
それは
「変わらない」ということ。
その継続がお客様にとって
信頼と安心に繋がるからです。
「そんなこと当たり前やんかー」
と皆さんはお思いでしょう。
しかし「変わらない」という
言葉にならって、
同じことを忠実に続けるだけでは
決して到達することが出来ない
奥深いメッセージを
KYOTO T５のWEB記事内、
出町ふたば三代目、黒本愛子さんの言葉と
それに続く短い文章から
少しうかがい知る事が出来ますので
一部抜粋してご紹介します。
『京都は新しいもん好きですよね。
古いものを大事にしながら、
何も変わってないよーって
新しいものを取り入れる。
古いものを大事にしていないと、
新しいものに臨めないですよね。
捨ててしまったらダメですもんね。』
伝統を守りつつも、
時代に合わせて少しずつ進化させていく。
【出典】
文：鈴木日奈恵
なるほど。
よく似た内容を書いた記事を
私のブログで紹介していますが、
変わらないと「感じさせる」
地道な企業努力の継続と積み重ねこそが、
お客様に「信頼と安心」を与え
支持され続ける秘訣だと、
この文章から読み取ることができます。
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では、害獣防除業界をみてみると。
このような考え方を
害獣防除業者『アスワット』に
そのまま取り入れようとしても
上手くいかないのは
誰が見ても明らかでしょう。
そのひとつの理由は、
互いに営む歴史の差です。
これはいかんともしがたい。
もうひとつの理由に、
私たちが提供するサービスは
食品のように容易に比較評価され、
繰り返し購入されるものではなく
仕事内容が不透明でリピートされにくい
職業であることです。
(リピートは駆除出来ていない事を
意味します・・苦笑)
では、サービスの変更や
長年積み重ねによる「変わらない」を
すぐに得ることが出来ないのなら、
それに代わるものによってお客様に
「信頼と安心」を実感して頂くしかない。
私の考えるそれは、
「正しい情報を伝える」
ということです。
現代社会は
インターネットの普及によって
有り余るほどの情報に満ち溢れています。
私のような昭和生まれの
字引世代にとっては
言葉の意味ひとつとっても、
辞書を広げるような手間をかけずに、
携帯電話から素早く調べることができる。
便利な世の中になったものだなぁ・・
と感心するばかり。
他方、多数の発信元から膨大な情報が
簡単に手に入れられるため、
WEB上で得た情報が
本当に正しいのかどうか
自分自身のジャッジが必要となり、
場合によっては
間違った情報に振り回されれる
弊害もでています。
私たちが営む害獣防除業は
仕事内容がほとんど理解されていない
ニッチな職業であるため
被害にあった多くの人が、
害獣駆除方法や専門業者選びの
手段にWEB検索を利用します。
例えば「害獣防除業者」
というキーワードで検索すると
数多くの業者が検索結果として
表示されますが、
どの業者のＨＰも申し合わせた様に
「最長１５年保証」
「顧客満足度９８％の高評価」
「ご依頼から最短１０分でプロが駆けつけ」
など、
害獣被害に悩まされているお客様なら、
すぐ飛びつきそうな
素晴らしいキャッチコピーがならび、
選択する側からすれば、
どの業者を選んでよいのか迷うほどに。
しかし実際の見積調査や施工時では
HPの記載内容とはかけ離れた対応であったり、
お客様の「わからない」を利用して、
わざと偽った情報や調査結果、
衛生的・精神的被害を
オーバートークを交えながら
お客様の恐怖心をたくみに煽り、
ほとんど効果がない
高額駆除施工を行う業者が
年々増加しています。
お客様が最初に目に触れるHPの内容が
現実のものと大きくかけ離れていようが、
それによって防除依頼に
つながれば良いという外見重視の風潮や、
多くの業者が
プロフェッショナルとは思えない
間違った害獣防除の知識や情報を、
HP •ポータルサイト・ランキングサイト上に
堂々と発信している現状を目にすると、
「羊頭狗肉」
そんな不名誉な言葉が当てはまる
この業界の行く末に危機感を覚えます。
そんな業界の状況の中で
アスワットが大切なお客様に
「信頼と安心」を提供する方法とは何か。
私たちには、
害獣駆除のパイオニアとして創業当初より
大学の研究室や動物研究者とともに
地道に積み上げてきた研究成果、
創意工夫して作り上げてきた
多数の防除ノウハウがあります。
長年培ってきたものを礎にして、
お客様ひとりひとりへ
地道に「正しい情報を伝える」
すなわち、アスワットが提唱している
『お客様が理解する害獣防除』 を
来年は今まで以上に推し進めていく
今後の事業方針に、
私の心の中では妙な得心があります。
先日、ご挨拶とともに
「出町ふたば・豆餅」を持参した
会社の女性スタッフの方から
「頂いた豆餅、いけないと思いながらも
ついつい２個目に手が伸びてしましました。
とても美味しかったです。」
と、嬉しいお言葉を頂きました。
贈った人、贈られた人。
それぞれ幸せな気持ちにさせてくれる
ひとつ220円の出町ふたば、豆餅。
そしてその味は期待以上、
決して人を裏切らない。
決められた商品やサービスだけではなく、
そんな「心のゆとり」も提供できる
「出町・ふたば」のような企業を目指したい。
2022年の締めくくりに、
京都・老舗和菓子店さんから
商売に対する大切な心の部分と
アスワットの目指すべき姿など
ゆっくり考えるきっかけを
頂いたことに感謝いたします。
2022年が暮れようとしています。
年末ギリギリまで忙しさが続きそうなので
早めにご挨拶ブログのUPです。
今年は忙しさにかまけて残念ながら
ブログの更新があまりできませんでした。
ごぉーく少数だとは思いますが（苦笑）、
害獣の家屋侵入被害でお困りの方々に
少しでも役立つ正確な情報を
数多く発信できればと思っているのですが。
何とか来年は改善したいです。（猛省）
こんな地味なブログに一年間、
お付き合いただきありがとうございました。
細々ではありますが、
みなさまに役立つ情報を
綴っていきたいと思います。
『害獣駆除・アスワットの奮闘記』
来年もどうぞ宜しくお願いいたします。
みなさま、良い年をお迎え下さい。
2022年12月16日
アスワット代表 福永健司
勝手ながら年末年始、
12月31日（土）～1月5日（木）は休業させて頂きます。
令和5年1月6日（金）から平常通り営業させて頂きますので、
来年も害獣駆除のプロフェッショナル『アスワット』を宜しくお願い致します。
これを読めばアスワットの考え方がわかる！
【アスワット前半・後半毎のご挨拶を一挙掲載！】
起業当初から現在までの成長と考え方が見て取れますのでお暇の方はご覧ください！
2022年もあと4か月を残し、害獣防除業界とアスワットの今後を考える。
令和３年をあれこれ振り返って考えたこと。「害獣防除業者・アスワット」年末のご挨拶。
２０２１年、害獣駆除業者・アスワットの前半を終えて感じたことと、夏季休暇のお知らせ。未曾有の年、令和２年を振り返って。「害獣防除業者・アスワット」年末のご挨拶。害獣防除専門業者・アスワット 令和２年夏季休暇のお知らせ。令和元年、害獣駆除専門業者『アスワット』の年末ご挨拶。【令和元年夏】ブログ「アスワットの奮闘記」の引っ越しと夏季休業のお知らせ２０１８年の年の瀬に。【２０１８年夏】アスワットの夏季休暇のお知らせと、休暇前に思うこと。２０１７年の終わりに想うこと。【２０１７年夏】これからのアスワットの考え方とお盆休みのお知らせ。２０１６年 アスワット年末のご挨拶。２０１５年、今年もお世話になりました！ アスワット年末ご挨拶。２０１４年もアスワットを応援していただきありがとうございました！【２０１４年夏】 アスワットの近況と夏季休暇のお知らせ【２０１３年末】 アスワットを今年も応援していただきありがとうございました！【２０１２年末】 ねじをまく。【２０１１年末】起業した年のしめくくりは。【起業最初の記事】害虫・害獣駆除業者 アスワット（ＡＳＷＡＴ）です。
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