永遠の0を読んで感じたこと

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センスレス野球少年と父のドタバタ奮闘記


永遠の0読みました。







本屋さんで平詰みになっていたのでこの本の存在は知っていました。でも、戦争のことが書いてある本は気軽に手に取れないし、読むのにパワーが必要なのでスルーしてきました。


その「永遠の0」を土曜日に買って一気に読み終えました。やはり評判通りの素晴らしい本でした。

太平洋戦争で特攻隊として亡くなった祖父のことを孫の姉弟が調べていくというストーリーです。その祖父「宮部久蔵」は超一級の技術を持つパイロットでしたが、その時代には絶対言ってはいけない「自分は命が惜しい。生きて帰りたい」と公言していた。国に残こしてきた愛する妻との約束を守るために・・・。



この本の中では、太平洋戦争中で軍の高級幹部がどれだけ作戦を誤って多くの命を犠牲にしたかについて多く語られている。それも、その作戦ミスは判断ミスというより、戦時でありながら尚、自らの保身や出世・面子を保つことによってなされていることが詳しく書かれている。


当時の秀才という秀才を集め、その中でも特に優秀と認められた人間が軍の高級幹部として出世していった。その様な超人的な天才であるはずの何人かがなぜ初歩的な判断ミスを続けたのか?

同様の疑問が、現在の日本という国について感じる。優秀であるはずの国を動かしている政治家・官僚がなぜこうまでも失政を繰り返すのか?



私の勝手な思い込みですが、その元凶は明治維新にあると思っています。明治維新は崇高な志があり無私の志士達がムーブメントをつくった。しかし、それらの志士達はみな明治維新前に他界してしまった。野球チームでいえば1軍選手がみないなくなってしまった状態。そして、残った2軍選手が戦ったのが戊辰戦争。相手側の旧幕府の藩には世の中の情勢を理解していた1軍選手が残っていて、その戦いがいかに不毛であるかを説いたが聞き入ず蹂躙した。そして、新政府ができた。無私に戦った志士のおかげで「人格的2軍選手達」の手に権力が転がり込んできた。2軍政府の人たちは、私利私欲で財を成していった。そんな人たちが後継者に選ぶ人材はどういう人かと言うと、自分と同じメンタリティーを持った同種の人間にきまっています。志高い実力的に1軍と言える人物に権力を移譲する訳がありません。自分が思う様に動かせませんから。


そして、太平洋戦争でも、志ある1軍選手達はみな戦死してしまい、巧妙にたちまわった2軍選手たちがその後権力を握っていった。


その負の連鎖がこの国の中枢で現在まで続いていると思っています。ただ、どんな組織にも必ず志があって良心的な人はいたとことは間違いないのですが、その様な1軍選手は上に行けないのだと思います。


今日本を動かしている人たち。そのポジションの仕事はほんと大変で私の様な小者には想像ができないとは思いますが、私は正気とは全く思えません。私利私欲の負の連鎖がずっと継続していると思っています。その連鎖はどうしたら絶ち切れるのでしょうか?難しい問題ですね。



そんなことを考えさせられた本でした。


永遠の0 (講談社文庫)/百田 尚樹
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「蒼海に消ゆ」を読みました

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センスレス野球少年と父のドタバタ奮闘記


「蒼海に消ゆ」はまさに奇跡の本だと思います。








戦争体験を語れる人からの取材は、あと数年すると不可能になってしまう現在、 ギリギリのところで戦争の欠片を拾い集められた執念は著者ご本人の創作 意欲に加えて、何か超越したものが後押ししている様に感じました。


文武両道の達人でありながら、驕ることなく優しい心を持つ松藤大治氏は「美し い日本人」の姿そのものであり後輩である我々が誇りに思える先輩です。


松藤氏は、生まれ育った国である米国と、祖国である日本を結ぶ外交官を目指し 猛勉強を課して難関校に合格し、尚且つ剣道部のホープとして将来を嘱望され ていた。


平時であれば必ず素晴らしい仕事をされて歴史に名を残された方だと 確信しています。しかし、時代がそれを許さなかった。そして、そのまっすぐな性格がゆえに短い生涯を終えることになってしまった。





現在「戦時と同様の国難」にあたっている我が国のリーダーはどうかと言うと… もう情けなくて言葉も出ません。一方、名も無き方々が自らの命をなげうって 多くの命を救ったという事実も知りました。


本書の中で「特攻生みの親」であり多くの部下を特攻で死なせてながら、本人 は生きながらえて自衛隊の空将にまで出世した人物について触れている。


その様な現実を見ると、わが国は優秀で美しい心を持った日本人の死によって、 小知恵がきき、自分のことしか考えない醜い心を持った日本人が跋扈する世の中をつくってしまったのではないかと考えてしまう。



ある意味、この国難の時期に「蒼海の消ゆ」という奇跡の本が出版されたと いうことは、本書が大きな意味を持って世に出たと思わざるを得ません。 日本人が進むべき正しい道筋を示してくれていると思います。

蒼海に消ゆ 祖国アメリカへ特攻した海軍少尉「松藤大治」の生涯/門田 隆将
¥1,680
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センスレス野球少年と父のドタバタ奮闘記

「のぼうの城」読みました。








かなり前から話題になっていた本ですね。

100万部を突破している本ですから、既に読まれている方も多いと思います。


噂にたがわない素晴らしい本でした。

感動して涙が出てきました。




「武ある者が武なき者を足蹴にし

       才ある者が才なき者の鼻面を

いいように引き回す・・・・」




この場面が私の好きなところです




団体スポーツが好きな人は絶対好きなストーリーだと思います。

この秋映画になる予定とのこと。

初日に行こうと思います。



超おススメ本です!



のぼうの城 上 (小学館文庫)/和田 竜
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