「よつばい授乳(四つんばい授乳)」は,乳管を開くのに良い飲ませ方で,またおっぱいの下や脇にたまりがちになるのを解消するために良い授乳姿勢です
この絵では手の平を床に着いていますが,月齢の小さい赤ちゃんの場合には,お母さんが肘をついて低い姿勢になると良いと教わりました。
この四つんばいの姿勢をするとおっぱいがきれいな円錐形になり,おっぱいの出口に向かって下向きになるので,乳管もよく開くようになります。
おっぱいの脇や下に溜まっていた部分の乳汁を,上手に飲ませることもできます。
この姿勢で赤ちゃんの口の方向を変えて,色々な角度から飲んでもらうことで,乳管の流れを良くすることができるのです。
人間が二足歩行になってしまったために出てくるおっぱいトラブルを解消してくれる,まさに「哺乳類的授乳姿勢」。
やっぱり原点に戻り,四足になっておっぱいをダランとさせておくことが,母乳のためには一番なんですね。
さてわたしはおっぱいが大きくて,母乳の出も良かったので,新生児時代にやってみました。
そうしたら,赤ちゃんが小さいからその頭の高さにあわせて姿勢を保つのが大変
まだ赤ちゃんが小さいため,肘の曲げ具合が中途半端なところで支えなければならないので,まさに腕立て伏せ状態。
産後,体力が落ちていることもあって,腕がプルプルしてしまいました。
立て膝にせず,正座みたいにしてみたり,色々工夫をしてみると,だんだん上手になって来ましたが,姿勢を保つことと正しくおっぱいをくわえてもらうのが大変なので,直母で飲ませることはほとんどしませんでした。
そのかわり,搾乳の時に効力を発揮
哺乳瓶を下においた状態で搾乳すると,絞るのも楽でたくさん搾乳できました。
四つんばいが大変だったら,立ったままでもできます。
自分が腰を曲げて,片手で哺乳瓶を構えれば良いんです。
重力の力を借りて,母乳は下に(哺乳瓶の中に)落ちてきますし,哺乳瓶の中に受けとめやすいので,搾乳の時にはおすすめです
ただし腰痛持ちの方は,立って90度に腰を曲げるのがつらいでしょうから,四つんばいになる方が良いでしょう。
「モーハウス授乳十二体図絵てぬぐひ」1260円(そのうち200円が快適お産おっぱいライフを支援するイベント活動に寄付されます)
購入したい方は,モーハウスのバナーか,下の楽天かららどうぞ。
この絵を描いた「本間郁后さんのHP」 http://ikumin.tyonmage.com/
- 手ぬぐい
- ¥1,260
- 楽天