さてさて昨日の続きです。
ルノー・メガーヌ スポーツツアラーGTと競って最後まで落とせなかった車はこれです。
アウディ Q2です。QシリーズということはSUVですが、アウディのなかでは一番コンパクトなSUVです。
車幅も1,800mm程度で、都内の狭い立体駐車場にも問題なく停められるユーティリティーの高さが特徴。
今は世界的なSUVのブームだそうで、たしかにドイツもフランスももちろん日本もSUVが大流行。
イタリアも例外ではなく、あのランボルギーニやマセラティにSUVがラインナップされているのには驚かされます。
これがランボルギーニのSUV、ウルスです。まぁ凄いと云えば凄いですが、なぜランボのクロカンに乗る必要があるのでしょうね。
閑話休題、今回はQ2のオハナシです。
アウディと聞けば、私の世代ではやはりスポーツ・クァトロです。
パートタイム4駆ではなく、センターデフを持つフルタイム4駆。ラリーのような競技では、トラクションを稼ぐには2躯よりも4躯のほうに分があることは確かです。また高トルクのエンジンを持つ車については舗装路においても4躯にアドバンテージがあることも確かです。
それはポルシェ959も有名ですが古くはマトラのF1レースモデル、そして近年では日産GT-Rでもわかります。
Q2のベースグレードは前輪駆動ですが、ハイスペックモデルのSQ2は四輪駆動が用いられています。
デビュー当時のエンジンは3種類用意されていて排気量の少ない順に、直列3気筒で排気量1.0Lにターボ加給されたもの、直列4気筒で1.4Lにターボ付きがあったのですが、マイナーチェンジされた今はカタログから3気筒は落とされてしまって1.5Lと2.0Lだけになったようです。
1.5Lは150PSで25.5kgm。そして2リッターモデルに搭載されるエンジンは、なんと300PSと40.8kgmというウルトラハイパワーエンジンです。
もし所有するのであれば、どちらのグレードが自分に望ましいかと考えるわけですが(笑)
何でもかんでもハイパワーなものがいいというわけではないように思います。
アウディは車両価格が高く、ある意味4扉のポルシェを狙っているのではないかとさえ思います。
~~ちょっと話は横道へ逸れます(笑)~~
まぁスポーツ・クァトロの研究開発時、当時ポルシェに在籍していたフェルディナント・ピエヒ氏を技術責任担当へと招聘したという経緯がありますから、あながちうがった考えでもありません。
何しろピエヒ氏の母親は戦後ポルシェ社を興したフェルディナント・ポルシェ氏の娘であり、父親はそのポルシェ氏のビジネスパートナーの弁護士だという環境に生まれ育ったサラブレッドです。
余談ながらその後ピエヒ氏はポルシェ博士の名作、ビートルを製造したフォルクスワーゲンの取締役社長にも就任するのです。
さて本論に戻りましょう。
確かに5,300rpm~6,500rpmで300PSを、2,000rpm~5,200rpmで40.8kgmを発生するエンジンはとても魅力的です。何しろ5,200~5,300回転という実用的な回転数でシフトアップしていけば、いつでも最高出力と最大トルクを使い切れるエンジンです。センターデフはカップリング式ですから理論上、前輪駆動~後輪駆動まで無段階でトルクスプリットされます。よって、カタログスペックでは0-100km/hは4.8秒!!という俊足を見せてくれます。
過給器付きとは云え、排気量2.0Lの車両とは思えないパワフルさです。
でもまぁ私はそこまでパワフルなSUVはいかがなものかとも思うのです。そうなると1.5Lということになるわけです。
出力150PSと25.5kgmのパワーとトルクですが、車重はなんと1,340kgしかありません。
安全装備やエレクトロニクスパーツが満載の現代の車としては驚異的な軽さです。
ほぼ同サイズのトヨタC-HRでは1.2Lモデルでも1,400kgあり、過給器付きとは云え1.2Lエンジンの出力は116PS/18.9kgmにとどまります。
生産中止になったQ2の3気筒モデルは1.0Lの排気量ですが、116PS/20.4kgmの出力とトルクを得ています。それに最大トルク発生回転数がC-HRが3,600rpmであるのに対し、Q2は3,500回転と、より低い回転数で最大燃焼効率を得ています。また車両重量は1.5Lモデルより軽く1,310kgに収まっていて、C-HRよりも90kgも軽く仕上がっていました。
個人的にはこの黄色い1.0Lの3.0TFSI スポーツがいいなぁって思っています。
ポルシェ譲りの7速Sトロニックを駆使して走るなんて言うのが面白そうです。
最大トルクは2,000rpmから発生しますし、最大出力の5,500rpmまで回してもトルクは15.1kgありますので、2,000rpm~5,000rpmというワイドレンジの回転数を使ってのワインディングなど想像するだけでワクワクしてきます。
わずか999cc3気筒のアウディQ2 3.0TFSI スポーツ。ボディカラーはこの黄色が欲しいなぁ。
同じアウディのA3よりもヤンチャな感じがするけれど、言い換えれば若々しいイメージのデザインも気に入っているところです。
マイナーチェンジしたから、旧モデルは少し値段が下がるかも・・・・なぁ~んて期待しちゃいます。
現在所有しているSLKともカブるところが殆どないっていうところも惹かれる要素です。
これもルーフキャリア付けてカーサイとか、車重の軽いところを生かして渓流沿いの悪路にも踏み込んでいけそうです。
う~ん・・・・・心は千々に乱れて(笑)
また明日ね(^O^)/~~~
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