6年生は明日でカキシが終了ですね。
まだ夏期講習マンスリーテストはありますが、ハードな6年夏期講習も一段落です。
そして、夏期講習マンスリーテストまでは、四日間ほどフリーな日があると思います。ここは怒濤の6年秋直前の、本当に自由な四日間なので、充実した四日間にして頂ければと思います。
参考までに、我が家のカキシ後の学習内容をまとめた以下の記事をどうぞ。
このブログで何度も繰り返していますが、この四日間は過去問演習を1日1校・1年分(つまり4科目)進めるのがオススメです。できればマンスリー後も使って、6年後期の平常授業が始まるまでに6年分くらい進められればなおいいですね。特に、筑駒と開成その他1日校のどこかを受験される方には推奨します。
1 サピ生の一般的な過去問ノルマ
9月に入ると、サピでは土曜日の午前中に必ず1校・1年分やるように指示される校舎・コースが多いです。要は土曜の午前中くらいしかまとまって時間が取れる日がなくなるからです。
昨年の我が家の感覚からすると、1週間に2年分(つまり4科目×2)進められれば御の字、1.5年分は最低キープ、というのが無理なく進められるギリギリです。
9月頭から冬期講習前までで約15週です。週1.5年分とすると、全部で計22.5年分しかできません。週2年分としても計30年分です。
例えば、一般的に言われるように、以下のように過去問を進めるとします。
第一志望 10年分
第二志望 6年分
第三志望以下 3年分
第四志望まで3年分やるとすると、これで22年分です。週1.5年分やってギリギリですね。サピ推奨の過去問実施年数は、おそらくこのように過去問に使える時間を逆算して出しているのだと思います。
2 筑駒+開成/麻布/武蔵/駒東の場合
さて、ここで筑駒と開成/麻布/武蔵/駒東を志望校にするとします。これらの学校は、問題も難度も高いですし、特徴的な出題です。さらに、第一志望にする受験生が多いので、多くのライバルは10年分の過去問を実施しているでしょう。とすれば、筑駒に加え、1日の併願校もやはり10年分やった方がよいと思います。
さらに、これらの学校を志望する受験生の場合、聖光、栄光、渋幕、渋渋あたりを併願する受験生が多いでしょう。そうすると、第三志望や第四志望だからといって三年分(正確には三回分)でよいのか?という疑問が出てきます。いずれの学校も、出題の難度は高く、きちんと対策するべき学校ですし、志望度が高い受験生が多い学校です。すなわち、これらの学校の受験生の多くは、6回から10回分の過去問をこなしている可能性が高いのです。そうすると、6回分はどうしてもやっておいた方がいいだろうと思います。
そうすると、例えば、
第一志望 筑駒
第二志望 開成/麻布/武蔵/駒東
第三・第四志望 聖光/栄光/渋幕/渋渋
というラインナップを組んだ場合、計32年分の過去問をこなすのが望ましい、となります。第四志望を3年分としても29年分です。もし、1月受験や午後校受験を増やすのであれば、そこも1年分くらいは解いておきたいです(まあこれは1月になってからでもいいですが)。
つまり、9月頭からスタートすると、週2年分以上というハードなノルマをこなす必要が出てきてしまいます。もしちょっと体調不良だったり、学校行事で土日がつぶされたりすると、とたんに達成困難になります。
この点、カキシ後、夏休みの終わりまでに6年分終えてしまっていれば、かなり楽になります。この場合も、できる限り週2年分ペースで進めた方がいいとは思いますが、イレギュラーなことが多少発生しても大丈夫です。
このように、特に筑駒を併願受験する難関校受験生については、カキシ後に志望校過去問をフライングスタートさせることを推奨します。
3 注意事項
いつもの注意事項ですが、上記は夏期講習・カキシをきちんと復習し、習得できている受験生が前提となります。夏期講習やカキシの内容に不安が残るようであれば、その復習を優先して下さい。
ただ、カキシ後は丸一日使えるわけですから、例えば午前中は志望校過去問、午後は夏期講習の積み残し消化、としてもいいと思います。
ちなみに我が家では、カキシ後夏休みまでの間に1日ノー勉強デーにしました。怒濤の秋に向けた最後の休息でしたね。もし可能であれば、夏休みの終わりまでに1日休息を取らせてあげてもいいかもしれません。
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我が家の中学受験総括記事はこちらです↓
中学受験総括⑥-6年開始から夏休み前まで(1週間スケジュール)
中学受験総括⑫-6年9月から12月(必須の模試と他塾模試の必要性)
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↓これまでに書いた低学年~5年生くらいまでに使用した家庭学習用問題集に関する記事です。
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↓以下は主に6年生向けのオススメ問題集に関する記事です。
↓以下は幼少時のオススメ知育玩具などに関する記事です。
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