【レビュー】「中学受験国語 選択肢問題の徹底攻略」 | 2022中学受験(息子)と2027中学受験(姪) -A stitch in time saves nine-

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2022中学受験を終了した男子を持つ父のブログ
淡々と息子の学習(主にテスト)の記録をつけていたブログです。
息子は開成・筑駒をはじめ受験校全てに合格しました。
現在は2027年組の姪っこの中学受験アドバイザーです。

以前注文していた「選択肢問題の徹底攻略」が来たので、簡単にレビューしてみたい。

 

 

 

 

 

 

目次

第一章 選択肢問題の解き方の技術

1 本文主義

2 傍線部のルール

3 予想解答と積極法

4 消去法

 

第二章 選択肢問題の四つのパターン

1 内容説明問題

2 理由問題

3 気持ち問題

4 内容正誤問題

5 選択肢問題の解き方の手順

 

第三章 選択肢問題 演習編

練習問題5題

 

内容

第一章の「本文主義」、「傍線部のルール」はほぼ「記述問題の徹底攻略」の説明と同じ。国語の読解問題の基本なので、これは記述問題にも選択肢問題にも当てはまるということだろう。

 

「予想解答と積極法」これはサピでも教えられているやり方で、選択肢問題の場合でも、すぐに選択肢に行くのではなく、まずは自分で解答を考えてみて、それに近い選択肢を選ぶという解き方。サピではいきなり消去法でやらないように言われているようだ。

 

たしかに最初に選択肢を読んでしまうと、特に微妙な選択肢の場合それに引っ張られて間違ってしまうこともある。この方法であればこれを回避できるし、正しい選択肢を選びやすいということだろう。

 

「消去法」はまあそのままなのだが、どのような選択肢が消せるかのパターンがまとめてある。

 

そして第二章は、問題パターンに分けて、実際に第一章の技術の使い方を解説している。また、第三章は、実際の入試問題を題材に、この技術を当てはめて解答を導く方法が説明されている。

 

おそらくこの本で説明されていることは、一般の大手塾で教わることと大差のない内容で、目新しいことはないと思う。

 

ただやはり秀逸なのは、その解答法を用いて丁寧に、かつ小学生が読んでわかりやすい様に解答の導き方、選択肢の切り方が説明されているところだと思う。

 

息子は選択肢問題は比較的得意なので、これをやらせるかはまだ検討中である。

 

ただ国語が苦手な受験生なら、まずは本書の解説のところを読ませてみて、感想を聞いてみるといいかもしれない。塾で聞いている技法がピンときてない場合に、本書の解説をよむことで、あれはそういうことだったのか!という理解に結びつく可能性はある。

 

また、本書のやり方があっているようであれば、後半の演習に取り組むことで、より選択肢問題の解答の方法が身につくだろう。

 

学年としては5年生から取り組めると思う。とにかく解説が分かりやすいので、受験生がひとりでも取り組める内容だと思う。

 

 

 

↓「記述問題の徹底攻略」についてはこちら。

 

『5年生で取り組んだ問題集ー国語編-』算数編(以下の記事)の続き。 『5年生で取り組んだ問題集ー算数編-』もうすぐ新6年を迎える。思えばこの1年息子はよく頑張った。 メッセージなどでご質問を受ける…リンクameblo.jp

 

 

 

 

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