本気で考える渋幕対策シリーズ、今日は渋幕理科対策後編です。
↓算数編はこちら
↓国語編の前編はこちら
↓国語編の後編はこちら
↓理科編の前編はこちら
3 渋幕の理科(続き)
対策
・知識はコアプラスで十分
問題文の説明・図表を読み取り、法則等を導いた上で、解答することが必要な思考力問題対策がメインとなります。
もちろん基本的な知識は習得することが前提となりますが、本校の理科の場合、マニアックなレベルの知識までは要求されません。知識のレベルはコアプラスで十分です。
・現場思考型問題対策
それよりもとにかく「現場思考力」です。これをどうやって身に着けていくかが課題となります。
例えば話題になった今年の1次試験の大問2のコロナウイルスの問題ですが、本文と図表をきちんと読めば正解に至るのはそこまで難しくありません。
実はこの問題、コロナウイルスの仕組みについての事前の知識は全く必要ないのです。なぜなら本文と図表に全て説明が書いてあるからです。
しかし、このような現場思考型問題に慣れていない場合、本番で目にした瞬間、「あ、しまった!コロナウイルスの問題だ!あ~サピの重大ニュースとかでもっとちゃんといろいろ覚えておくんだった~、どうしよ~」などとパニックになってしまう子もいるでしょう。そうなると、落ち着いてやれば解けるはずの問題ができなくなってしまうのです。
このような現場思考型の問題の対策、それはやはり問題演習です。一番いい練習になるのは渋幕の過去問ですね。やはり渋幕の理科の問題は独特のものがあるので、本校の入試になるべく多く取り組むのがベストです。
もし渋幕が第一志望というのであれば、渋幕の理科はかなり過去に遡って取り組むべきだと思います。過去5-6年分、回数にして10-12回分は実施するのが望ましいです。筑駒・開成志望のライバル達は、筑駒・開成の過去問を大量に消化しなければならないので、渋幕の過去問はその分手薄になります。サピからは5-6回分くらいやればいいと言われているはずなので、10回分取り組んで渋幕の理科に精通していけば、その分アドバンテージになると思います。
もちろんサピックスの平常授業やSS・土特でも思考力問題は取り組みますので、特に思考力問題をチェックしてよく復習して下さい。
・時事的なテーマで慌てないために
上述のコロナウイルスの問題もそうですが、本校の理科は時事的なテーマが出題されることが多いです。概ね現場思考型のことが多いので、事前知識を要することは少ないのですが、その場でパニックにならないよう、やはり理科の時事ニュースも一般的なことは知っておきましょう。
もちろん普段からそのようなニュースに触れておくことがベストではありますが、6年生ですと時間がないので、11月ころ発売される重大ニュースできちんとフォローすれば大丈夫です。こちらは社会科事項だけではなく、理科的な事項も十分掲載されています。
↓昨年版です。
ちなみに我が家では重大ニュースは2年分購入していました。2021年版のニュースをベースに2022年版でアップデートされているものもあり(コロナのニュースなど)、その場合前年度のものも知っておいた方がより深く理解できます。
また、2021年版から2022年版になる際に落ちるニュースも当然多々ありますが、入試の時事問題としては2年程度前の事項も出題されることがあるので、やはり2年分は押さえておいた方がいいかなと考えています。
今の時期は6年生もまだ余裕があると思いますので、2022年度版を購入してパラパラ見ておくのもいいかも知れませんね。
次回は社会編です。
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_301.png)
-------------
我が家の中学受験総括記事はこちらです↓
中学受験総括⑥-6年開始から夏休み前まで(1週間スケジュール)
中学受験総括⑫-6年9月から12月(必須の模試と他塾模試の必要性)
-------------
↓A3プリンタはいずれ重宝するので安い時期に購入されるのがおすすめです(定番ブラザーの2段トレイ機(MFC-J6983CWD)で現在なら40,000円くらいで購入できればいいと思います)。
↓これまでに書いた低学年~5年生くらいまでに使用した家庭学習用問題集に関する記事です。
↓社会科を得意とする子向けに、さらに一歩先に行くためオススメの本の紹介です。
↓以下は主に6年生向けのオススメ問題集に関する記事です。
↓以下は幼少時のオススメ知育玩具などに関する記事です。
--------
↓よろしければ押して頂けると嬉しいです。