昨日の続きです。
今日は公民編。
前の記事にも書きましたが、もともと社会科に強い興味がある子向けの本のご紹介です。受験という観点からは必ずしも必要ないものばかりですので、ご留意下さい。
公民
こども地政学
14歳からの地政学
地政学について書いた記事でもご紹介しましたが、子供向けの地政学の本です。中学受験でも昨今国際関係については良く問われますが、その一歩先の知識を得られます。
後者は中高生対象のものですので、6年生だと少し難しいかも知れません。
ミライの授業
夭折された瀧本哲史氏の著作です。公民分野の本というくくりに入れていいのか分かりませんが、公民の定義は「社会の発展に参加する構成員として必要とされる知識や素質などを養うための教育」ということなので、含まれるかなと思います。
内容は、「未来をつくる5つの法則」について中学生向けに行った講演をまとめたものです。公民というものに留まらず、「なぜ学ばなければならないか」「生きていくために必要なことは何か」についてのヒントを与えてくれます。同氏の「僕は君たちに武器を配りたい」(↓)のエッセンスを中学生向けに平易にしたものというイメージです。
6年生には少し早いかも知れませんが、思春期を迎え、自分の人生について考え始めた子に読んで欲しい本です。
おカネの教室
公民分野には経済も入ります。こちらも6年生にはやや高度かもしれませんが、経済・金融の基礎についてわかりやすく学べる本です。
日本の教育は経済・金融分野についてかなり手薄なように思います。一つには、大学受験では日本史か世界史、東大文系ならこれプラス地理を選択するのが一般的で、政治・経済が軽視されているからであるように思います。社会人として生きていくために経済・金融の知識は必須ですので、上記でなくとも早い段階から学んでおくべきだと考えています。
はじめまして、法学
6年生の公民で学ぶ法的な知識は日本国憲法が中心です。ただ、憲法の下にある基本的な法律の仕組みは知識として知っておくべきです。
本書は憲法についてはあまり述べられておらず、身近なテーマを題材に、民法や刑法、刑事訴訟法や民事訴訟法、商法、労働法について説明されています。
法律について全く知識のない大人向け、という内容です。6年生だとあまりイメージが湧かないテーマもあると思いますが、息子は興味深げに読んでいました。
新聞
いろいろご紹介しましたが、公民分野の一番の情報源は日々の新聞です。我が家ではいわゆる子供新聞はとっておらず、息子は家で取っている新聞の中から興味のある記事をよく読んでいました。
最初はスポーツ欄のみですが、そのうち社会面、政治面、国際面と読むようになっていきました。
とはいえ、大人向けの新聞はハードルが高い場合もあると思いますので、導入として子供新聞をとることはいいことだと思います。それで新聞を読む習慣を身につけ、大人向け新聞を読み出す、という流れになればいいですね。
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我が家の中学受験総括記事はこちらです↓
中学受験総括⑥-6年開始から夏休み前まで(1週間スケジュール)
中学受験総括⑫-6年9月から12月(必須の模試と他塾模試の必要性)
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↓これまでに書いた低学年~5年生くらいまでに使用した家庭学習用問題集に関する記事です。
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