中学受験総括②ー開始時期と塾・校舎選び | 2022中学受験(息子)と2027中学受験(姪) -A stitch in time saves nine-

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2022中学受験を終了した男子を持つ父のブログ
淡々と息子の学習(主にテスト)の記録をつけていたブログです。
息子は開成・筑駒をはじめ受験校全てに合格しました。
現在は2027年組の姪っこの中学受験アドバイザーです。

予告させて頂いた中学受験総括記事となります。

 

 

 

1 通塾開始時期と塾選び

 

通塾開始時期

我が家は低学年から算数塾に通い、3年生の途中からサピに入塾しました。

 

この算数塾についてはあまり詳しく書くと身バレしてしまうので、あまり詳細は書けませんが、結論として通わせて良かったです。息子の算数への興味や能力を伸ばしてくれたと思っています。

 

ただ、このような算数塾に低学年から通わせるのは、算数がもともと好きな子でないと難しいように思います。算数があまり好きでない子の場合は、算数に対してよりネガティブな印象を与える可能性もあるでしょう

 

サピは本当であれば新4年生からでいいと思います。3年生のサピはまだまだ緩い感じで、私もほとんど見ませんでした。国語は記述問題を結構やりますので、ある程度意味があると思いますが、それも家庭学習で補えるレベルでしょう。

 

従って、サピに関しては、本格的にカリキュラムが始まる新4年生入塾が、今でも王道のタイミングだと思います。

 

最近、通塾開始時期の若年化が進んでいます。我が家は1年生、2年生から通わせていた訳ではないので、その効果について語ることはできません。ただ、以前校舎に置いてあったテキストのサンプルの内容を見た限りでは、算数はパズル的な思考力問題にかなりのウエイトを置いており、国語については記述問題に重点を置いているようです。つまり、低学年のうちから、御三家をはじめとする難関校の入試問題に対応できる力の基礎を身につけていこう、という方針なのだと思います。

 

ただ、これを低学年のうちからやってどの程度意味があるかはわかりません。息子が6年生で在籍していたコースでは、1年生、2年生からサピに通っていた子と、3年生、4年生入塾の子との割合は丁度半々くらいだったそうです。

 

 

とはいえ、今は低学年で定員が一杯になってしまう校舎が多いので、あまり悠長なことは言っていられない状況になってしまっています。もしどうしてもサピックスで受験を迎えたい、と考えるのであれば、低学年入塾も致し方ないところです。

 

低学年は週1ですし、経済的負担もそれほど大きくありません。席取りしなければならないとすれば、そろばんや習字の代わりの習い事のような感覚でサピに通わせておく、というのは選択肢の一つだと思います。

 

塾選び

 

我が家は難関校の合格実績のみで、比較検討も殆どせず、サピに決めました。複数の友人の子供がほぼ全員サピで中学受験をしており、それぞれ難関校に合格した、という話を聞いていたのも大きかったと思います。

 

結果オーライなのでいいのですが、やはり自分の子に合う合わないは検討された方がいいと思います

 

早稲アカ、日能研、四谷大塚などの他の大手塾に通わせたことがないので、私は比較できないのですが、サピはやはり競争が好きな子、競争を楽しめる子に向いていると思います。

 

クラス昇降をいちいち気に病んでしまうような子ですと、なかなか厳しいかも知れません。ただ、サピでも小規模校舎であればそれほどコースのアップダウンは激しくないと思いますので、近所に小規模校舎があれば、そのような子でも選択肢に入るかも知れません。

 

あとは塾の自宅からの近さが重要です。4年生くらいまでならあまり問題ないですが、5年生、6年生になると塾に通う頻度も高くなりますし、終わる時間も遅くなります。通うのに何十分もかかってしまうと、学校からサピに行くのも大忙しですし、帰宅も遅くなり睡眠不足になりやすいです。通いやすさは非常に重要です。

 

校舎選び

 

我が家は単純に最寄り校舎にしました。

 

通塾先としてサピを選んだ場合で、複数の校舎に通わせることにできる立地にお住まいの場合は、どこの校舎がいいか迷われる方もいると思います。考慮要素としては以下の要素があります。

 

①小学校・自宅から校舎までの距離

②校舎の規模

 

私はとにかく①の要素を重視するべきだと思います。塾は近いに越したことはないです。特に高学年になると学習時間などへの影響は大きいです。

 

②校舎の規模については、規模によって競争環境の厳しさが異なるので、一応考慮要素になります。

 

例えば最大の東京校では、高学年になると30コースくらい設置されます。小規模校だと6コースくらいだったりするわけです。東京校ではマンスリーや組み分けでのコース基準は、特にボリュームゾーンでは数点刻みになります。あまり競争が好きではない、というような子の場合、大規模校かそれよりも小さい規模の校舎か距離的に選べるようであれば、小さい方が合っているかも知れません。

 

逆に、競争好きだったり、トップ層でより優秀な子達と切磋琢磨したい、という考えを持つ子だったりする場合は、大規模校の方が向いていることになります。コース数が多ければ多いほど、α1の基準は高くなる傾向にある訳で、それだけ優秀な成績の子が周囲に多くなる訳です。

 

 

ただ、私は大規模校の方が先生がいいから、という理由で大規模校を選ぶ考えには賛同しません。

 

たまに、同じサピでも大規模校の先生がいいから敢えて遠い大規模校に通うという話を耳にします。先生の質に校舎間でそれほど大きい差はないと思いますし、それよりも通いやすさを重視するべきだと思います。

 

校舎別の合格実績を見られるサイトがありますが、複数年度で見ると、どの校舎も調子のいい年と悪い年があることがわかります。結局のところ、その年にどれだけ優秀な子がその校舎に在籍していたか、という偶然の要素の影響が大きく、その校舎の先生が優秀か否か、という要素は実績にはさほど影響していないのではないでしょうか。

 

サピの一番の強みはカリキュラムにあり、先生の力量に関わらず授業の質を均質化できるところにあると思います。「遠くの大規模校より近くの小規模校」、私が提唱するサピ格言の一つです。笑

 

 

 

 

 

 

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↓これまでに書いた低学年~5年生くらいまでに使用した家庭学習用問題集に関する記事です。

 

5年生で取り組んだ問題集 算数編

 
 
 
 
 
 
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実際に使用してお勧めできる参考書・問題集