2023年組の皆様は、そろそろ夏休みまでの前期の模試についてどれを受験しようか検討されていると思います。
参考までに、昨年の我が家のプランについて記載します。
詳細は以下の記事書いていますが、結論から言うと、4月頭に早稲アカのNN開成オープンを受験した以外はサピックス主催の模試のみでした。
(注:日付けは昨年です)
4月頭 早稲アカ NN開成オープン
4月18日(日) 志望校診断サピックスオープン①
5月20日(金) サピックス5月マンスリー
6月13日(日) 志望校診断サピックスオープン②
6月22日(火) サピックス6月マンスリー
7月4日(日) サピックス7月組分け
7月24日(土) サピックス7月復習テスト
サピックスのテストのみで十分な理由
他塾も含め、たくさん受験される方針のご家庭もあると思いますが、御三家・筑駒狙いの受験生の場合は、サピックス主催のみで全く問題ありません。
なぜなら、サピックスの実績からすれば、御三家・筑駒の潜在的合格者の70-80%程度がサピックスの試験を受験していると考えられるからです。志望校診断SOだけでなく、マンスリーや組み分けの立ち位置=潜在的な受験者内の立ち位置と言ってもいいわけです。
ただ、中堅校狙いの場合は、四谷大塚の合不合は受験してもいいかも知れません。合不合の方が、母集団の平均はやや下にあるので、サピックスよりも正確に判定される可能性はあります。
それでも他塾模試を受験するなら
それでも他塾の模試を受験させたい、という理由はいくつかあるでしょう。
①アウェーでの受験経験
②特待資格チャレンジ
③テストの方が自宅学習より集中して問題を解けるタイプの場合、効率的
④テストで出題された問題は記憶に残りやすい
どれも一定の合理性はあります。
ただ、③④について言えば、テストをきちんと復習し、完全に消化・吸収して初めてそのメリットが生かせるということにご注意下さい。受験しっぱなしでは、折角時間を割いて他塾の模試を受験した意味の半分が失われます。
その点で、6年前期からあまりにたくさんの他塾模試を受験するのは考えものです。たくさん受験しても完璧に消化できます、という時間や能力に余裕がある一部の受験生なら別ですが、多くの受験生はサピックスの普段の復習と、サピックスのテストで時間がなくなると思います。
にもかかわらず、手を広げすぎてしまうと復習・消化が追いつかなくなり、折角受験した他塾模試の復習もできず、普段のサピックスの復習も滞る、という最悪の事態が待っています。
いやまだまだ多少の余裕があるよ、という受験生も6年前期それなりにいるでしょう。まだ日曜日は空いているはずですので。ただ、その余裕のある時間は、余暇の時間に充てることでもいいのではないでしょうか。6年後期は厳しい日程になります。6年前期からフルスロットルで行くと、息切れしてしまうこともあるでしょう。
また、6年前期までに公民以外の中学受験の基礎はカバーされているはずですが、特に算数は難関校の入試問題まで2段階くらいハードルがあります。空いている時間は算数の強化にあててもいいと思います。あるいは、各科目の苦手単元の穴埋めに充ててもいいでしょう。
以上から、他塾模試を申し込む際には、①その復習時間をどこにはめ込むか、②子供の様子を見て、リフレッシュさせた方が良さそうであれば受験せずに余暇の時間に充てるべきか、③模試ではなく算数の強化や苦手単元のカバーに充てるべきか、この3点を十分考えてから申し込まれるべきだと思います。
私の感覚からは、もし他塾の模試を受験するとしても6年前期ならせいぜい1-2個ですかね。
ちなみに6年後期の模試については以下の記事に書いていますので、ご興味があれば。
-------------
我が家の中学受験総括記事はこちらです↓
中学受験総括⑥-6年開始から夏休み前まで(1週間スケジュール)
中学受験総括⑫-6年9月から12月(必須の模試と他塾模試の必要性)
-------------
↓A3プリンタはいずれ重宝するので安い時期に購入されるのがおすすめです(定番ブラザーの2段トレイ機(MFC-J6983CWD)で38,000円くらいで購入できればいいと思います)。
↓これまでに書いた低学年~5年生くらいまでに使用した家庭学習用問題集に関する記事です。
--------