本気で考える渋幕対策シリーズ、今日は最後の社会対策です。
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4 渋幕の社会
出題傾向
概ね大問は3問で、第1問が公民・時事、第2問が歴史、第3問が地理、という構成になっていることが多いです。全分野バランス良く出題されます。
文章での解答を要求される問題も多く、概ね毎年10問程度はこのような問題です。記述の長さは解答用紙で1行のものが多く、長くても2行くらいです。従って、問われていることに文章で端的に答えられるようにする必要があります。
難易度は年度によって多少ばらつきがありますが、受験者平均が50%弱~60%、合格者平均が55%~65%くらいです。
優秀な渋幕受験生の中での平均がこれなので、非常に難しいということができます。出題傾向が異なるので単純には比べられませんが、個人的には渋幕の社会の難度は開成や筑駒の社会を凌駕していると思います。
特に地理は難問
そのような難しい渋幕の社会の中でも、大問3にくる地理は極めて難しいです。
要求される知識レベルも高いのですが、地図、地形図や図表を現場で読み解く問題がまた非常に難しいのです。理科もそうでしたが、渋幕の最大の特徴はやはり「現場思考型問題」です。もちろん公民、時事や歴史でも現場思考型問題は出題されますが、地理のものが最も難しいと感じます。
開成・筑駒との比較
開成の社会は比較的知識重視型で、いかに幅広く正確な知識を有しているかが大事です。東京問題に代表されるように、マニアックな知識も聞いてきます。筑駒の社会も独特で、長いリード文の読解力と、記号選択式の「全て選べ」問題に対応できる知識が必要になります。
それぞれ難易度は高いのですが、渋幕の社会のような「現場思考型」「記述式」問題はあまり出題されません。従って、渋幕を第一志望とする受験生は、そのような問題で開成・筑駒受験生に差を付けられる可能性があります。
SS開成では開成型の社会に特化しているため、記述問題は比較的軽いです。筑駒受験生も記述問題はほとんど出題されないので、特別な対策はしません。現場思考型・記述式問題の対策としては、SS麻布の社会の方がマッチしているかも知れませんね。
次回具体的な対策について考えていきます。
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中学受験総括⑥-6年開始から夏休み前まで(1週間スケジュール)
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