神武天皇に先立ち「河内哮ヶ峰」に降臨、大和国の「大王」として君臨していたという饒速日命(ニギハヤヒノミコト)

原田常治氏は「初代天皇」としていますが、これは現在は完全に否定されています。

また史跡一覧を上げることにより気付かされるのが、大和盆地の北西部に集中していること。そこから河内国側にかけて多くの史跡が見られます。ところがそれ以外の盆地内にはまばら。

饒速日命が大和盆地一帯を支配していたとは到底考えられません。おそらくは大和盆地北西部から河内国にかけての、小さなエリアを支配した首長ではないかと推論されます。

この地域は「富雄川」(上流は「天野川」)沿いに広がる地域。水源には恵まれていたとは思えますが、いかんせん大和盆地の中心地からみれば辺境地としか思えないところ。饒速日命を「大王」と呼ぶにはかなり難があります。その


これまで訪れた関連史跡や神社を一覧にしました。「磐座」が多いというのが特長。

抜け落ちているものもかなりあると思われるため、気付いた時点で追加修正します。

(饒速日命の墳墓 伝承地)



■大和国添下郡
添御縣坐神社(三碓)…長髄彦神墳墓伝承地
般若窟…饒速日命のシンボル

(松尾山の磐座)



■大和国平群郡


■大和国山邊郡

■大和国城上郡



■大和国十市郡

■大和国宇陀郡

■大和国廣瀬郡

■山城国久世郡


■山城国綴喜郡


■河内国石川郡





■河内国交野郡
磐船神社


■河内国河内郡




■河内国讃々良郡


■河内国志紀郡

■河内国渋川郡

■河内国高安郡

■河内国若江郡

■和泉国和泉郡


■丹波国天田郡


■紀伊国名草郡

■紀伊国牟婁郡


(藤白神社の大楠)



■石見国安濃郡