饒速日神は「十種の神宝(とくさのかむたから)」を携え、「防衛(ふさぎのもり)」として32名が随伴(高皇産霊神の指令)し降臨。
さらに「五部(いつとも)」が供領(とものみやつこ)として副い従い、警備として天物部の5名の「造」と25名の「部」、そして磐船の6名の操縦者が記されています。


【32人の防衛】
天香語山命(尾張連らの祖)
天鈿売命(猿女君らの祖)
天太玉命(忌部首らの祖)
天児屋根命(中臣連らの祖)
天櫛玉命(鴨県主らの祖)
天道根命(川瀬造らの祖)
天神玉命(三嶋県主らの祖)
天椹野命(中跡直らの祖)
天糠戸命(鏡作連らの祖)
天明玉命(玉作連らの祖)
天牟良雲命(渡会神主らの祖)
天背男命(山背久我直らの祖)
天御陰命(御上祝らの祖)
天造日女命(阿曇連らの祖)
天世平命(久我直らの祖)
天斗麻弥命(額田部湯坐連、凡河内国造、山背国造らの祖)
天背斗女命(尾張中嶋海部直らの祖)
天玉櫛彦命(間人連らの祖)
天湯津彦命(安芸国造らの祖)
天神魂命または三統彦命(葛野鴨県主らの祖)
天三降命(豊田宇佐国造らの祖)
天日神命(対馬県主らの祖)
乳速日命(広沸湍神麻続連らの祖)
八坂彦命(伊勢神麻続連らの祖)
伊佐布魂命(倭文連らの祖)
伊岐志迩保命(山代国造らの祖)
活玉命(新田部直らの祖)
少彦根命(鳥取連らの祖)
事湯彦命(取尾連らの祖)
表春命(信乃阿智祝部らの祖)
天下春命(武蔵国秩父国造らの祖)
月神命(壱岐県主らの祖)


【五部】
天津麻良(物部造らの祖)
天曽蘇(笠縫部らの祖)
天津赤占(為奈部らの祖)
富々侶(十市部首らの祖)
天津赤星(筑紫弦田物部らの祖)


【天物部の5名の造】
二田造
大庭造
舎人造
勇蘇造
坂戸造


【兵杖を持った25名の部】
二田物部
当麻物部
芹田物部
鳥見物部
横田物部
嶋戸物部
浮田物部
巷宜物部
足田物部
須尺物部
田尻物部
赤間物部
久米物部
狭竹物部
大豆物部
肩野物部
羽束物部
尋津物部
布都留物部
住跡物部
讃岐三野物部
相槻物部
筑紫聞物部
播麻物部
筑紫贄田物部


【6人の操縦者】
天津羽原(船長)(跡部首らの祖)
天津麻良(舵取)(阿刀造らの祖)
天津真浦(船子)(倭鍛師らの祖)
天津麻占(船子)(笠縫らの祖)
天津赤麻良(船子)(曽曽笠縫らの祖)
天津赤星(船子)(為奈部らの祖)