鵄神社
(とびじんじゃ)


大和国添下郡
奈良市二名6-1492(王龍寺内)
(王龍寺P利用)
*あすか野町のニュータウンからは進入不可、「飛鳥カンツリー倶楽部」ゴルフ場の案内を目印に進み、さらにその先にあります。

■祭神
(不明)
*長髄彦神か


王龍寺と称される寺院の片隅にひっそりと鎮座する社。周辺一帯は饒速日神や長髄彦神の痕跡が色濃く残る地帯。「鵄(とび)」という社名から当社もその一つと考えて間違いなかろうかと思います。
◎王龍寺は江戸時代に日本にもたらされたという、黄檗宗の寺院であるとか。寺名にある「龍」が長髄彦神を連想させます。また境内を軽く散策したところ、江戸時代から始まった信仰とは到底思えない、古代からの祭祀場のようにも感じます。忘れ去られた聖地に黄檗宗が入り込んだのでしょうか。


山門を潜り寺の境内へ。

すぐ左手に寿大明神が鎮座。

参道を奥まで進みます。

こちらが本堂手前の最後の石段。写真右下隅に小さな石橋が見えますが、ここから当社へ。

この小さな石橋です。

人が歩いた形跡が微かに感じられます。ごくわずかに草が少なめ。

このような状態。

どん突きを右折れ。

見えました!先ほどの石橋からは20~30mでしょうか。


参道途中の磐座。太古からの信仰の対象であったのかもしれません。